飛び立て!暁の彼方へ『月組新人公演 NOBUNAGAー下天の夢ー』

姿美保子です

 

7月初めの【レビュー・ステイション】『感激日記』のコーナーでは

大劇場で 6月28日(火)夕方6時から上演された

月組新人公演「NOBUNAGA―下天の夢―」を取り上げます。

 

本公演と同じ演出家・大野 拓史さん担当の新人公演は

本公演とは異なるシーンから始まりました。

主人公・織田信長(本役:龍 真咲)がただ一人

白装束で「敦盛」を舞う幕あきのシーンがカットされ

客席に背中を向け数段高くなったステージ後方板付きで登場した若き日の信長が

グイーン~というエレキギターの演奏と共に振りむくというもの。

 

スポットライトを浴びて客席を睥睨するような笑顔を見せたのは

今回で新人公演主演が早くも3回目を数える

月組期待の男役・暁 千星(あかつき・ちせい/98期生/研究科5年)さんです。

手に持った刀を肩に担いだ姿が様になり、あまりに堂々とした登場ぶりに感心しました。

「野郎ども!行くぞおー!!」

とばかりにステージ前方に駆け下りてきた暁さん。

暁さんを囲むように駆け寄ってきた家臣たちと 

激しくかきならされるロックに負けないほどパワフルなダンスを魅せました。

 

客席へのアピール度満点と思われたこの幕あきシーンですが

暁 千星さん、実はたいへん緊張されていたというのです。

「板付きで一人でというのは初めてだったので、

なぜか今までにないほど緊張してしまいました」

新人公演で初めての日本物というプレッシャーもあったようです。

 

相手役は、同期生で今公演が新人公演初ヒロインとなる 

紫乃 小雪(ゆかりの・こゆき/98期)さんです。

信長の正室・帰蝶(本役:愛希れいか)を演じた紫乃さんもまた

非常に緊張されたそうですが

「お客様のパワーを借りて役に入り込むことができました。

東京公演に向けて、所作や長刀の立ち回りを気品を持ちつつかっこよくできるよう

がんばりたいです」と帰蝶のようにキリリと次への展望を話されました。

また本役とは異なる魅力をみせた紫乃さんは歌唱力も発揮され、

清洲城で信長を思って歌う澄んだ歌声には胸がジーンとなりました。

 

本公演では、武将の皆さんのかっこ良さが半端なく、目が追いつかないほどですが

(個人的に武将好きなもので

新人公演の皆さんも、衣装やかつらがとてもにあっていて

本役さんに負けないぐらいかっこよかったですよ。

 

羽柴秀吉(本役:美弥るりか)を演じた春海ゆう(はるみ・ゆう/96期)さんは

野心を秘めた容貌と演技に精悍さが際立っていました。

 

浮世離れした傲慢さや滑稽さで足利義昭(本役:沙央くらま)を緩急自在に演じた

蓮つかさ(れん・つかさ/97期)さんも強く印象に残りましたね。

 

明智光秀(本役:凪七瑠海)役の夢奈 瑠音(ゆめな・るね/96期)さんは

本役と同じく清々しい二枚目。ステージや銀橋でのスポットライトがにあいます。

 

信長を狙い、やがて忠誠を誓うロルテス(本役:珠城りょう)役は

研究科4年の輝生かなで(きお・かなで/99期)さんが演じました。

「1789-バスティーユの恋人たち」新人公演でフェルゼンを演じて注目した方です。

今回は正体不明のローマ人の役ですが、口髭などむさくるしい様なビジュアルも

よく似合っていました。

歌、お芝居、ビジュアルと今後が楽しみな男役さんです。

 

今後楽しみといえばもう一人気になる出演者が。

本公演では 貴澄 隼人(たかすみ・はやと)さんが演じている弥助という

信長の忠実なアフリカ系の家臣を演じた 風間 柚乃(かざま・ゆの/100期)さんです。

大きな象を操る巧みな動きや黒塗りの顔から放たれる目力が印象的でした。

 

 

暁 千星さんが新人公演で龍 真咲さんの役を演ずるのは今回で3回目。

「成長していかなくてはならない」という気持ちが強かったと言います。

 

物語の進行に連れて年齢を重ね、風貌も衣装も演じ方も変わっていく織田信長

熱気を帯びてゆくステージ

それは今まさに「暁の彼方へ」飛び出そうとするとする

暁 千星さんの、月組新人の皆さんの

成長物語のようでもありました。

 

 

『月組新人公演 感激日記』は

7月1日(金)午後2時~3時放送の【レビュー・ステイション】で

2日(土)午後4時~再放送予定

 

今週は トップスター・龍 真咲さんの キラッキラの軌跡も振り返ります

お楽しみに

 

皆様の観劇コメント、お便りなど お待ちしています チャオ