宝塚大劇場 宙組公演 ミュージカル『エリザベート -愛と死の輪舞-』

樽井美帆です

 

現在、宝塚大劇場では宙組公演
ミュージカル『エリザベート -愛と死の輪舞-』が
上演されています。

 

前売り発売開始直後からチケットは完売!

 

宝塚歌劇初演から20年経っても、
人気・魅力が全く衰えない
宝塚歌劇を代表する素晴らしい作品です。

 

初日には上演回数900回を記録、
東京公演中には上演回数1000回を記録します。

 

素晴らしい音楽と歌、美しい照明と衣装
流れるような舞台転換が繰り広げらる
感動の3時間。

 

観劇後は多くの方が『もう一度観たい!』と
熱望されたのではないでしょうか。

 

宙組トップスター朝夏まなとさんのトートは、
大きな瞳が魅力的

 

蒼い血が流れる黄泉の帝王トート、
体温もなく冷たい瞳。
エリザベートに出会い愛してしまった瞬間、
その瞳に熱い炎が。

 

生きたエリザベートに愛されたいという思いを
叶えるため、エリザベートを色々な手をつかい
追い詰めます。

 

命を奪うのは今か、まだ早いかと葛藤するためか
だんだん歌い終わりの語尾が強まる歌い方も魅力的ですね。

 

 

常にトート閣下の側にいて、トートの心情をダンスで
表現する10人の黒天使たち

 

素晴らしいダンスのほかにも、色々な場面で
大活躍している黒天使たちが私は大好きです。

 

舞台転換のため幕が下りない宝塚歌劇の舞台では、
出演者が小道具などのセッティングも担当することが
よくありますね。

 

黒天使たちは、トート閣下の椅子を移動させたり
ベッドを運んできたり、トート閣下の衣装係、
ドアの開閉も担当。

 

『私だけに』を歌ったあと倒れたエリザベートや、
寿命がきた皇太后ゾフィーも運びます。

 

常にトート閣下に寄り添ってきた黒天使たちの
去り方がまた華麗なんです。

 

エリザベートとともに黄泉の世界へ旅立つトートが
『二人きりで泳いで渡ろうよ』と歌うと、
自分たちの役割を終えたとばかりに、
サッと後ろを向き飛び立っていきます。

 

 

エリザベートは宙組トップ娘役 実咲凜音さん

 

2013年度版『宝塚おとめ』から、
演じてみたい役に「エリザベート」と書かれています。

 

魂のこもった歌、説得力のある言葉と動きから
誰のものでもない、私は私という強い心が
伝わってきます。

 

自分が生きてきた世界に別れを告げて、
トートとともに黄泉の世界へ旅立つ時の
実咲凜音さんの表情がとても印象的です。

 

おぞましいものを見るかのような表情

 

歴代エリザベートを演じた方で、
このような表情をされたのは実咲凜音さんが
初めてではないでしょうか?

 

 

フランツヨーゼフの真風涼帆さんは、
どの衣装で登場しても美しく、
とにかくエリザベートを愛していることが
伝わってきて切なくなります。

 

感情を抑える皇帝の義務と、
愛するエリザベートの間で苦しむフランツ

 

政務に追われ、心身ともに疲れ果てて
エリザベートに安らぎを求める「シシィの居室」の場面では、
涙がこみ上げました。

 

フィナーレのトップバッターで、素晴らしい笑顔で
セリ上がりで登場する真風涼帆さん

 

お話がどんな内容でも、宝塚歌劇のフィナーレとパレードは
みんなが笑顔で登場します。

 

トート閣下も黒天使もフランツもゾフィーもみんな笑顔

 

心晴れやかに劇場を後にすることができますね。

 

 

ルキーニの愛月ひかるさんは完璧なビジュアル!

 

黄泉の国・エリザベートの生きた世界、そして
客席を見事につないでいきます。

 

パレードの緑の軍服姿は、
ゾクゾクするほどの美しさですね

 

 

ルドルフは、桜木みなとさん・蒼羽りくさん・澄輝さやとさんの
3人が役替わりで演じています。

 

三者三様の役作り

 

朝夏まなとさんとの「闇が広がる」のデュエットの
ハーモニーが素晴らしいです。

 

とても可愛い少年ルドルフの星風まどかさん

 

宝塚の舞台では子役もタカラジェンヌが演じます。

 

星風まどかさんは、
『白夜の誓い —グスタフIII世、誇り高き王の戦い—』でも
グスタフの少年時代を演じていらっしゃいました。

 

 

舞台の隅々まで魅力的な多くの人物が息づいていて、
宙組のみなさんがとてもステキに演じていらっしゃいます。

 

とてもここには書ききれません!

 

続きは、8月19日(金)の『レビュー・ステイション』で
みなさんと一緒にお話したいと思います。

 

宝塚大劇場では宙組公演
ミュージカル『エリザベート -愛と死の輪舞-』は、
8月22日(月)まで上演されています。