月組トップスター龍真咲 宝塚大劇場ラストデイ

樽井美帆です

 

7月18日(月・海の日)
月組トップスター龍真咲さんが、宝塚大劇場を卒業されました。

 

シャイニング・ショー『Forever LOVE!!』、
心を一つにした客席の手拍子とともにスタート!

 

凪七瑠海さん・美弥るりかさん・沙央くらまさんが
かわいい女役で登場する『Sweet LOVE』

 

凪七さんの場面でのアドリブに注目が集まります。

 

凪七さんに『いつから待ってるの?』と龍さん。

 

『そりゃあ、戦国時代からよ』と凪七さん。

 

『もしかして、明智光秀!』と抱きしめる龍さん。

 

凪七さん『それは誰かしら?』

 

龍さん『親方さまって言うんだ』

 

戸惑う凪七さんに龍さんが『明智光秀!』

 

凪七さんがお芝居の時の男役の声で『親方さま~!』

 

 

龍真咲さんの黒燕尾のシーン、
いつもは赤い花のコサージュを左胸に付けていらっしゃいますが
この日は白い花でした。

 

 

ハートと愛がいっぱいのキラッキラのパレードが終わると、
いよいよサヨナラショーですが、その前に専科へ異動する
凪七瑠海さんのあいさつがありました。

 

月組に組替えして3年、3年という短い月日ではございましたが、
3年とは思えないほどとても充実した本当に幸せな、
ああ楽しかったと心から言える日々を送らせていただきました。
こんな気持ちにさせていただきました大切な月組の仲間、月組ファンのみなさま、
そしてどんな時も励まし応援してくださいましたファンのみなさま、
本当に感謝の気持ちでいっぱいでございます。
本当にありがとうございます。
専科へ異動するにあたり、不安な気持ちがないといえば嘘になります。
しかし、これからもステキな出会いが待っていると信じ、
この幸せな気持ちを胸にまっすぐに進んでまいりたいと思います。
残り1ヶ月半、月組生としていられるそのときまで、
そしてその先もどうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

 

 

そして、飛鳥裕組長が龍真咲さんのヒストリーを語る中、
龍真咲さん入団時からの『宝塚おとめ』の写真が緞帳に映し出されました。

これは珍しい演出ですね。

時とともに、龍さんの顔がどんどんりりしくキラキラしていくのが
よく分かりました。

 

宝塚を目指したのは、トップになりたかったのではなく、
ただ華やかな夢の世界に憧れ
その一員になりたいという思いだけだった。

 

憧れの夢の世界が現実の厳しい世界に変わった初舞台の時から、
夢を見続ければ必ず叶うことを証明したいと思うようになり、
失敗を恐れず挑戦し続けた。

 

下級生のころから、気にかけてくれる言葉やアドバイスを
うれしく思いながらも、余裕が持てなくて無愛想に答える自分を反省し、
素直に上級生についていこうとスタンスを変えた。

 

もっとカッコイイ男役になりたいと、
本役をストーカーのように見つめ続けた『暁のローマ』新人公演

 

芝居がかみ合わないと言われ、
上級生の胸をかりてウケる芝居・心の伝え方をたたきこんだ
『大阪侍』-けったいな人々-

 

『ミー&マイガール』のジャッキーをきっかけに
髪型・くつ・アクセサリーを役作りの一環としてこだわるように。

 

2度目の『エリザベート』のルキーニ。
先生の厳しい指導にたたきのめされプライドを全て崩されながらも、
諦めず必死で這い上がり、一から自分を立て直した。

 

多くの人に龍真咲の魅力を印象付けた単独初主演『ハムレット』

 

声を痛めて、心を伝えるのは声ではないと知った『スカーレットピンパーネル』

 

2012年月組トップスターに就任

 

『ロミオとジュリエット』初日の朝は、
見知らぬ世界に冒険に出るような感覚で、
ファンの方の「いってらっしゃい」に背中を押されて楽屋に入り、
初登場の今まで見たことがない真っ白なライト、
鳴り止まない拍手にもうやるしかないと思い切れた。

 

時には責任の重さにパニックになりかけたこともあったが、
そのつど自分の進む道を模索し新たな課題に立ち向かいながら、
お客さまの期待にこたえられるように月組を率いてきた。

 

優しいからこそ厳しくもあり、
信念があるからこそゆるぎない強さで月組を率いてきたように思いますと
飛鳥組長は龍さんのヒストリーを締めくくられました。

 

夢をお届けしながら自分も夢を見せてもらえた宝塚、
戦いの場であり心落ち着ける大好きな場所宝塚

 

いよいよサヨナラショーの開幕です。

 

龍さんの同期である沙央くらまさんが
「お~い!みんな!龍真咲サヨナラショーがはじまるぞ!」と呼びかけ、
『1789 -バスティーユの恋人たち-』より、「パレ・ロワイヤル」を
『DRAGON NIGHT!!』でのバラのスーツを着た龍さんが大勢と歌い踊ります。

 

仲間のことを歌った歌詞が、龍さんと月組生の関係と重なります。

 

サヨナラショーで使われた8曲中3曲が
『1789 -バスティーユの恋人たち-』からでした。

 

続いて、『1789 -バスティーユの恋人たち-』から「二度と消せない」、
『風と共に去りぬ』から「真紅に燃えて」を龍さんがソロで歌います。

 

『DRAGON NIGHT!!』より「ベルサイユのばら組曲」、
愛希れいかさんを中心とした娘役のダンスに続き、
大階段から登場した龍さんが黒燕尾の男役と群舞を披露

 

このあと、退団者5名が「TAKARAZUKA花詩集100!!」を歌います。

 

MASAKIRYUの文字が輝く中、
『ロミオとジュリエット』パレードの衣装を着た龍さんが
大階段から登場して『DOLDEN JAZZ』から「GOD SONG」

 

『DRAGON NIGHT!!』より「僕こそミュージック」を
銀橋で龍さんが歌いだすと、客席にはペンライトが輝きます

大階段には『龍』の文字が

 

最後は、『1789 -バスティーユの恋人たち-』から「声なき言葉」

 

月組生に見守られながら、龍さんは一人銀橋へ。

 

最後の歌詞は『歴史を変える!』

 

本舞台の緞帳が下り、龍さんは一人下手の花道へ。

 

笑顔で悠然と堂々と歩いていかれました。

 

 

サヨナラショーのあとは、最後の大階段を下りてご挨拶です。

 

飛鳥組長が『月組トップ龍真咲です。まさお!』と呼びかけると、
龍さんが『はい』と返事をし、
オーケストラのすみれの花咲くころに迎えられ、
黒紋付・緑の袴で大階段下ります。

 

出演者代表として、次期月組トップスター珠城りょうさんと  
同期生3人からお花が贈られ、
龍さんの手には大きな大きな白の胡蝶蘭のブーケが。

 

龍真咲さんのご挨拶です。

 

おのれを信じた道を走り続け、今私はここにたどり着きました。
思っているよりも時が経過するのは早くて、うれしくて楽しくて幸せな時間は
あっという間に目の前から過ぎていきました。
でもその瞬間をどうしてもこの手につかみたくて、
どうしてもこの体いっぱいに感じたくて駆け続けてきた日々が、
今とっても愛おしいです。
その瞬間をこうしてみなさまとともにそして仲間とともに過ごせること、
今とても幸せに感じております。
私はここで思う存分に生きました。
でも私はまだ前に進みたいです。邁進したいです。
その思いがある限り私は私自身の中で、
そして龍真咲がみなさまの中で永遠だと信じております。
宝塚にいたからこそ抱く事のできた夢と愛と誠実と、
そして誇りを胸にみなさまに感謝申しあげたいと思います。
私を私らしく生きさせてくださいましたみなさま、私は今とっても幸せです。
たくさんの愛を本当にありがとうございました。

 

 

大きな温かい拍手に包まれた宝塚大劇場

 

『タカラジェンヌに栄光あれ』を全員で合唱。

 

「私は夢を売るフェアリーフェアリー

私はかわいいおしゃれなフェアリー
虹の舞台に踊るおしゃれな私は、夢のフェアリー

人はみな私をタカラジェンヌと呼ぶ」

 

この部分は、龍さんのソロでした。

 

 

カーテンコールは6回

 

幕が開くたびに、龍さんらしいコメントで客席は笑いに包まれました。

 

「本日はこれで終了です。
たくさんの愛をありがとうございます。
とっても幸せです。
それではまたいつの日かお会いしましょう!」

 

だんだんと大阪弁が出てくる龍さん

 

「きっと現実なんだろうなと今やっと実感しています。
あさってからディナーショー、千秋楽どころじゃないんです。
だからこそ今の現実がちょっと受け入れられないかな。」

 

「悲しさを思わないくらいやりつくしました。
支えてくださいましたファンのみなさまのおかげです。」

 

「腹をくくりました!
きっぱり辞めさせていただきます。
ここでは二度と会いません!」

 

月組ジャンプ千秋楽スペシャルバージョンが、舞台と客席一体となって行われました。

 

 

記者会見の会場に現れた龍さんは、とても美しかったです

『レビュー・ステイション』龍真咲ラストデイ1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今、幸せな気持ちでいっぱいですという龍さんの言葉でスタートした記者会見。

 

龍さんならではの表現に、笑いの絶えない楽しい記者会見となりました。

 

 

★今の気持ちは?

 

辞めましたっ!
アンコールの時に実感しました。

 

 

★最後の衣装に袴を選んだ理由は?

 

それが普通だと思っていましたし、卒業する日には袴で下りてくるという
一つの憧れを抱いていたので、夢が叶いました。

『レビュー・ステイション』龍真咲ラストデイ2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ウルッときた瞬間は?

 

なかったです。
これからかな?

 

 

★最後の歌に『タカラジェンヌに栄光あれ』を選んだ理由は?

 

私のテーマソングのような気がして。
 私が上級生からバトンを受け取ったように、
しっかりと永遠にバトンが繋がればいいなと思います。
この曲が大好きなので、みなさまとの最後の曲にしたいなと思いました。

 

関係者によると、『タカラジェンヌに栄光あれ』がトップスターの退団公演千秋楽で
使われるのは初めてとのことです。

『レビュー・ステイション』龍真咲ラストデイ3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★最後に大階段から見えた景色は?

 

いつもはスポットライトがすごく強くて光の中に吸い込まれるような感覚なんですが、
客席が明るいとしっかり見据えることができるんです。
いつもは光を見ているだけなので、景色として見ることはなかなかないんです。
限りある瞬間をしっかり焼き付けたいなと思いました。

『レビュー・ステイション』龍真咲ラストデイ4

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★花を受け取った時、珠城りょうさんから何か言葉はありましたか?

 

珠城が無言で渡してきたので、何か言ってほしいなと思って
「何か言ってよ」と言ったら、「Forever」と返ってきました。
私でも霧矢さんの時何か言ったと思うんですけど。
同期から渡された花は上手く一つにならなかったので「どうなってんの!」と。
だから結構現実的でした。
でも私の人生ってそんなもんなんかなと思いました。
絶対何かが起きちゃうんです。
きれいにサッと氷の上すべりたいと思っていてもスケート靴脱がされるみたいな。
何かハプニングがおきるんです。
でも私はそれでいいんだなって思いました。

『レビュー・ステイション』龍真咲ラストデイ5

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『レビュー・ステイション』龍真咲ラストデイ6

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手形は宝塚歌劇の殿堂にて展示されています。

 

 

パレードには6000人のファンのみなさんが集りました。

『レビュー・ステイション』龍真咲ラストデイ7

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『レビュー・ステイション』龍真咲ラストデイ8

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『レビュー・ステイション』龍真咲ラストデイ9

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

退団者が下級生順にパレードを行います。

夢羽 美友さん

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翔我 つばきさん

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真愛 涼歌さん

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有瀬 そうさん

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萌花 ゆりあさん

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そして、月が輝く中、いよいよ龍 真咲さんが出てこられました

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『レビュー・ステイション』龍真咲ラストデイ18

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ファンのみなさんによる『PUCK』の楽曲「Lover’s Green」の合唱

まさおエヴァーまさお~と替え歌になっていました。

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笑顔で聞いていた龍さん、合唱が終わると

 

『終わりですか?
ありがとうございました!
コーラスがあんまりよくなかった!
もっとしっかり練習して!』

 

と、最後まで龍さんらしくファンのみなさんに接していらっしゃいました。

『レビュー・ステイション』龍真咲ラストデイ22

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『みなさまのおかげで無事に大劇場の大階段を下りることができました。
ありがとうございました。
応援してくださって本当にありがとうございました。』

 

とあらためて感謝の気持ちを伝え

 

『じゃあ、また

 

と軽やかに白のロールスロイスのオープンカーで、宝塚大劇場を去っていかれました。

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