宝塚大劇場 星組公演『桜華に舞え』・『ロマンス!!』

樽井美帆です

 

宝塚大劇場 星組公演

 

グランステージ
『桜華に舞え』
 -SAMURAI The FINAL-

 

 

ロマンチック・レビュー
『ロマンス!!(Romance)』

 

 

星組トップコンビ
北翔海莉さん・妃海風さんのサヨナラ公演、
いよいよ10月3日(月)、千秋楽を迎えます。

 

グランステージ
『桜華に舞え』
 -SAMURAI The FINAL-

 

作・演出:齋藤 吉正

 

明治維新の立役者の一人、桐野利秋を主人公とした物語。
最後の侍の生き様をドラマティックに描き出した作品です。

 

全編鹿児島弁で演じられています。

 

齋藤吉正さん演出の作品といえば、ドラマティックなオープニング!
今回は、侍チョンパ!

 

桐野利秋役の北翔海莉さんを中心とした侍がずらりと銀橋に並び、
壮大な主題歌が歌われます。

 

北翔海莉さんの美しい所作から、あたたかい真心が伝わってきます。

 

清潔感あふれる凛々しい妃海風さんが演じるのは
会津の武家娘 大谷吹優。

 

お互いを想いながらも、惹かれあいながらも
立場上胸に秘めておかなければならない二人。

 

一定の距離を保ちながらも、愛を表現する場面は、
北翔海莉さん・妃海風さんのお互いを信頼する気持ちが
強いからこそ感動的なのだと思います。

 

会津藩士 八木永輝を演じる礼真琴さん。
怒りに満ち溢れる役は、珍しいのではないでしょうか?
黒いイメージの役もとても魅力的。
次回公演『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』の
ショーヴラン役が楽しみです。

 

西郷隆盛を演じるのは、北翔海莉さんと同期生の美城れんさん。
包容力溢れる西郷隆盛。
舞台に出てこられただけで人間の大きさを感じます。

 

北翔海莉さんの桐野利秋・美城れんさんの西郷隆盛。
二人の銀橋でのお芝居は、同期生ならではの何とも言えない時間。
二人の優しさ・明るい人柄に、胸がいっぱいになります。

 

政府軍による薩摩軍本営への総攻撃が開始され・・・

 

紅ゆずるさん演じる衣波隼太郎の絶叫にも近い叫び、
桐野利秋を尊敬する気持ちに自然と涙が・・・

 

ラストシーン、
仲間に見守られ笑顔で旅立つ桐野利秋。

悔いのない人生を生ききった笑顔にまた涙です。

 

 

ロマンチック・レビュー
『ロマンス!!(Romance)』

 

作・演出:岡田 敬二

 

ロマンチック・レビュー・シリーズ第19作品目。
宝塚歌劇の永遠のテーマでもあるロマンチックな“愛の世界”を
謳い上げた作品です。

 

パステルカラーが美しく、爽やかな風を感じるゆったりとしたオープニング。
口の中でシュワッととける甘いお菓子のようです。

 

 

胸がキュンとなるシーンが次々に。

 

『第6章 友情』は、渾身のダンスシーンに
息をするのも忘れるほど。

北翔海莉さんと愛する仲間のダンスに、力強い未来を感じます。

 

燕尾服を着て男役の中心で踊る北翔海莉さんは、
神々しいオーラを発し、その存在が大きく大きく見えました。

 

北翔海莉さんの歌声は、大劇場の隅々まで響き渡り、
豊かな声量は心を震わせます。

 

妃海風さんの太陽のような明るさは、客席を明るく照らします。

 

新トップコンビは、紅ゆずるさんと綺咲愛里さん。
このお二人のお披露目のような場面が、パレードの前に。

 

緞帳が下りる時に客席に手を振る北翔海莉さんの
優しい眼差しに見送られ、幸せな気持ちで劇場を後にすることができました。

 

 帰り道は、心地よく『ロマンス!!』の主題歌を口ずさみながら