宝塚大劇場花組公演 『邪馬台国の風』・『Santé!!』~最高級ワインをあなたに~

樽井美帆です

 

宝塚大劇場花組公演は、6月2日(金)から7月10日(月)まで上演されました。

 

新トップコンビ明日海りおさん・仙名彩世さん

宝塚大劇場お披露目公演です。

 

 

古代ロマン『邪馬台国の風』

作・演出/中村 暁

 

数多くの小国が乱立し、絶えず争いが繰り広げられていた約1800年前の古代日本。

幼い頃に両親を狗奴国の兵に殺されたタケヒコは、

生き抜く為に闘う術を身に着けていきます。

ある時タケヒコは、狗奴の兵に襲われていた神の声を聞くという

マナという娘を助けます。

人々の平和な暮らしを守る為、巫女になるというマナの言葉を受け、

タケヒコも邪馬台国の兵となりこの国に平和をもたらそうと決意するのでした。

やがて大巫女の位を受けたマナは、ヒミコという名を与えられ邪馬台国の女王となります。

手の届かぬ存在となったマナに思いを馳せるタケヒコ。

壮大な歴史ファンタジーです。

 

 

和楽器の音色が響き渡る中、舞台の幕が上がり

登場人物が次々に現れ、勇ましい歌と踊りが繰り広げられます。

 

そのあと登場するのは、タケヒコに戦術と生きる術を教えた

李淵(高翔みずきさん)と可愛い少年タケヒコ。

 

少年タケヒコを演じているのは、100期生の華優希さん。

新人公演では初ヒロインを演じられました。

 

棒術の練習をしているシーンで、少年タケヒコから

明日海りおさん演じる大人に成長したタケヒコへ早替わり!

 

ベルサイユのばらでもおなじみの少年から大人に入れ替わるシーン、

微笑ましいですね。

 

明日海りおさん演じるタケヒコは、強さと優しさ

そして包容力にあふれています。

頭のてっぺんで結ったポニーテールも勇ましさを感じます。

 

神の声を聞くことができのちにヒミコとなるマナは、仙名彩世さん。

透き通る声でとても神秘的。

 

『レビュー・ステイション』2016.6.2花組『邪馬台国の風』1

 

 

白を基調とした衣装の邪馬台兵に対して、

黒を基調とした衣装の狗奴兵。

 

狗奴国の将クコチヒコは、芹香斗亜さん。

芹香斗亜さんといえば、優しく甘い声のイメージでしたが、

今回は低い声で敵役をステキに演じていらっしゃいました。

 

狗奴王の星条海斗さんは、これまでとはまた違った雰囲気を漂わせ

カッコいい悪が魅力的。

ビジュアルも低い声も、色気があり引き込まれる悪でした。

 

『レビュー・ステイション』2016.6.2花組『邪馬台国の風』2

 

 

水美舞斗さん演じるツブラメを中心とした

2メートル近い棒を使ってのダンスシーンは圧巻でした。

 

古代邪馬台国を表現する木をモチーフとしたセットや、

客席の天井に幻想的に広がる照明の美しさも印象的でした。

 

 

 

レビュー・ファンタスティーク
『Santé!!』~最高級ワインをあなたに~

作・演出/藤井 大介

 

『Santé!!』とは、フランス語で「乾杯!!」を意味する言葉。

明日海りおさんを花組の最高級ワインにみたて、

個性豊かで美しく華やかな宝塚の舞台に酔いしれることができるショーです。

 

サプライズ満載のショー!

 

ボンジュールとフランス語での明日海りおさんの開演アナウンス。

 

銀橋には、5人の美しきマドモアゼルの後ろ姿。

 

振り返ると、芹香斗亜さん・瀬戸かずやさん・鳳月杏さん・水美舞斗さん・柚香光さん、

男役さんです!

 

ゴージャスなマントに身を包んだ酒の神バッカス・明日海りおさんが登場、

舞台はシャンパンゴールドの世界へ。

 

大階段には人文字でワイングラスが描かれています。

 

華やかに主題歌を歌いながら、生徒のみなさんは客席へ!

 

公演グッズのワイングラスを持って、生徒のみなさんと乾杯を

楽しまれた方もいらっしゃるのではないでしょうか

 

ジゴロが激しくもセクシーに踊る場面の振付は、

ANJUこと元花組トップスター安寿ミラさん。

 

スーツの着こなし、絶妙な腰のかがめ方、帽子に添える手の角度など

時代は流れても、花組の伝統は確実に受け継がれていることを感じました。

 

花組のみなさんがフランス料理のフルコースとなって、

歌と踊りを披露する楽しい場面の振付はKAZUMI-BOYさん。

 

CanCanも繰り広げられます。

 

魅惑のフルコースの最後に登場するのは、濃厚なワインの女王

シャトー・ミュザールに扮した美しい明日海りおさんです。

 

『レビュー・ステイション』2016.6.2花組『Sante!!』1

 

 

オペラ座の舞台で、和海しょうさんが歌い、ソリスト瀬戸かずやさんと

プリマ水美舞斗さんが踊る場面は、息をのむほど美しく、

このショーの三大サプライズの一つではないでしょうか。

 

楽しいシーンにつづくのは、美穂圭子さん・星条海斗さんを中心とした

エディット・ピアフとシャンソンの世界。

 

星条海斗さんの「ラビアンローズ」、美穂圭子さんの「愛の賛歌」は

聞きごたえがあり、大人の愛に満ち溢れた場面でした。

 

平和への祈りを歌と踊りで表現した、迫力ある場面へと続きます。

 

『レビュー・ステイション』2016.6.2花組『Sante!!』2

 

赤いバラを胸に挿した黒燕尾の紳士たちによる群舞、

曲は長渕剛さんの『乾杯』

 

演出を手がけた藤井大介さんが、2002年にはじめて花組公演を担当された

「Cacktail-カクテル-」でも使われた曲です。

 

振付はANJUさん。

 

ものすごい気迫のダンス!

 

最後に、銀橋と花道にズラリと並ばれた時、あまりのカッコよさに鳥肌が立ちました!

 

宝塚大劇場新トップコンビお披露目のデュエットダンスの振付はANJUさん。

お互いを慈しむようなダンスでした。

 

『レビュー・ステイション』2016.6.2花組『Sante!!』3

 

パレードのシャンシャンもワイングラスがデザインされ、

最初から最後までワイン一色のショーでした。

 

仙名彩世さんは、8本ものワインボトルがデザインされた被り物を

キュートに頭上に輝かせていらっしゃいました

 

最後は、明日海りおさんがグッとワインをステキに飲み干し

幕が降りました。