笑顔もさわやかに 星組新人公演「こうもり」感激日記

姿 美保子です

今週放送予定の「感激日記」は大劇場星組新人公演です。

 

4月5日(火)午後6時から開演した星組新人公演「こうもり」は、

主演の紫藤りゅう(しどう・りゅう/96期)さん

ヒロイン役の真彩 希帆(まあや・きほ/98期)さん始め、

主だった役の皆さんがとてもていねいな歌唱であり、

喜歌劇ではありますが、

タカラヅカらしい節度を保ったほのぼのとした笑いに包まれた

爽やかな公演でした。

 

今回の感激日記では印象に残った出演者をご紹介します。

 

先ず、公演長でラート教授(専科:汝鳥 伶)役の 音咲いつきさん

ひげを生やした風貌や動きにいかにも教授という風格があり、

伸びやかな歌声は物語を聞いているようで、心地よいものでした。

 

アイゼンシュタイン侯爵夫人・ロザリンデ(夢妃 杏瑠)役の

華鳥 礼良(かとり・れいら/97期)さん、

澄みきったすばらしい歌声で舞台のグレードをグンとアップさせました。

加えて、オルロフスキー公爵邸のパーティーに紛れこんで、

若い娘に舞いあがっている夫にあれこれと仕掛ける様は小気味よく、

会場を沸かせました。

 

オルロフスキー公爵(星条 海斗)役の 

遥斗 勇帆(はると・ゆうほ/99期)さん

まだ研4(研究科4年)になったばかりとは思えない押し出しの良さ。

175センチの長身にロシア皇太子の豪華なマント付きの衣装がよく映えて

高貴な存在感を発揮。

歌やセリフの通りも良く、たまに見せるおかしな動きが笑いを誘います。

 

刑務所長・フランク(十輝いりす)役の 

桃堂 純(とうどう・じゅん/97期)さん

アイゼンシュタイン侯爵とフランクは

共にフランス人に化けてパーティーに出ていたため

怪しげなフランス語で会話をする羽目に

「ヴヘルサイユーノヴォルア(ベルサイユのばら)」

「アンドゥオルエ(アンドレ)」・・

もう笑うしかありませんね

他のシーンでも、ドタバタではないのにおかしいというレベルの高さ

(身長も175センチの高身長ですが)でした。

 

留置所の看守・フロッシュ(美稀 千種)役の 

天路そら(あまじ・そら/99期)さん

本役の美稀さんばりに、風変わりな酔っぱらいのおじさんを、

力を抜いての熱演。

 

アイゼンシュタイン侯爵家の執事・アルフレード(礼 真琴)役の 

蒼海さりお(あおみ・さりお)さん

研2ですがキレのあるダンス、歌で大健闘でした。

 

そしてプロローグのダンスシーンでも目を引いた宝塚高校出身の

アイゼンシュタイン侯爵(紅ゆずる)役 

綾 凰華(あや・おうか/98期)さん

細身で、元雪組トップスターの壮一帆さんを思わせる美しい容貌に

しゃれたエンビの数々がよく似合っていました。

「侯爵」というバックボーンがしっかりあってのおかしな言動は、

単なるコメディーではないオペレッタとしての格を感じさせました。

 

ヒロインで

アイゼンシュタイン侯爵家のメイド・アデーレ(妃海 風)役 

真彩 希帆(まあや・きほ/98期)さんは、

前回に続いての新人公演のヒロインでしたが、

コロコロところがるような甘い歌声や

豊かな表情がとても魅力的なヒロインでした。

舞台を終えた感想を

終演後の囲み取材ではこんな風に話して下さいました。

「アデーレ役の曲というのは

原作のオペラの音そのままを使っているものがたくさんありましたので、

その曲を宝塚の舞台で歌えるということを喜びに感じ、

ファルケ博士との出会いの部分を大切に、

紫藤さんについていけたらなあとおもってお稽古しておりました。

(今は)ホッとしております」

 

劇中二人が歌うデュエットは恋の芽生えを予感させ

ホッコリとなりました。

 

そして

主人公・ファルケ博士(北翔 海莉)役を演じた 

紫藤りゅう(しどう・りゅう/96期)さんは新公初主演。

ゆったりとおだやかな雰囲気を醸し出し、

何より笑顔がとても魅力的でした。

終演後の舞台挨拶では

涙をこらえながら感謝の言葉を述べた紫藤さん、

本役の北翔海莉さんからは

「声を出すことが楽しいって思うことが一番大切なんだよ。

とにかくリラックスをしなさい」

と助言をいただいたそうです。

「お客様に見て頂いて、拍手をいただけて、笑っていただけたことを 

ありがたくうれしいなと思っています。

男役としての発声法であったり、

一朝一夕で身に付くようなものでない部分をもっとしっかりと

稽古を積み重ねていきたいです」

と次への課題を口にされました。

 

これからの活躍が楽しみですね。

 

紫藤さんと真彩さんの自己採点は

共に70点ということですが、

新人らしくさわやかで好感のもてる星組新人公演だったと感じました。

 

4月8日(金)午後2時〰3時放送

(9日(土)午後4時〰再放送予定)

【レビュー・ステイション】

「感激日記」のコーナーをお楽しみに

皆さまからの観劇便りもお待ちしています 

 

※担当が画像処理に手間取っているようで

 今回も画像アップが遅れています。

 申し訳ございません。

 処理出来次第アップ致します。