終の棲家とは?「宝塚つ·む·ぐの家」-たからづかタウンガイド-

もうすぐ3月も終わりですね?

皆さんお元気ですか?

玉井順子です!

 

今回のゲストコーナーは、

NPO法人 宝塚つ·む·ぐの家 理事長

西野マリさんに電話でお話をお伺い

しました。

 

·「宝塚つ·む·ぐの家」とは?

タウンガイド1

 

終末期をどこで迎えたいか?との

問いには畳、つまり家という方が多く

ついでホスピス、施設、病院だ

そうです。

「宝塚つ·む·ぐの家」は自宅と

ホスピスの間、第2の家という

位置付けと考えているとのこと。

 

自宅では無いけれど自宅の様に

くつろげる場所なんだろうなぁ?と

お話しを聞いていて思いました。

 

·きっかけは···?

宝塚で福祉の仕事をしている仲間の

皆さんと介護保険が出来て介護の裾の

は広がったけれど国の制度では充分

に支援しきれない場面、特に看とり

に関しては支援する場所も少ないの

では?と感じていたところ、宮崎の

ホームホスピス「かあさんの家」など

の研修を受けて、そんな場所を

作りたい、と2018年11月三人の

仲間と一緒に宝塚の宮の町に

立ち上げられたそうです。

 

·名前の「つむぐ」とは···?

糸を紡ぐから来ているそうですが

縦の糸と横の糸を紡いでいっても

綻びが出来たり穴が開いたり···

でもそこから見える景色なども全部

合わせて「つ·む·ぐ」だとのこと。

 

·どんなところ···?

認知症の方や老々介護で難しい方

がんの末期の方など、現在5人の方が

暮らしているそうです。

定員は一応6人だそうですが何とか

工夫すれば増やせるかも···?とも

仰ってました。

 

ホームページを拝見していると

もちろん個室はあるのですが、

アーティストさんの作品が並んだ

日当たりの良いリビングや調理の音や

匂いなども味わえるキッチンなど

本当にくつろげる自宅みたいだなぁ?

と感じました。

 

·最後まで···!

現在5人の方が暮らされていて

これまでに看とられた11人の方は

全員「宝塚つ·む·ぐの家」で看取られ

たそうで、もちろんご家族やご本人の

意思や希望にもよりますが、

介護保険のサービスを使いながら充分

終末期を迎えることが出来ると思う、

と仰ってました。

 

·コロナ禍の中で···!

いつもは出入り自由ですが、

高齢者の方が暮らしているので

現在は人数や時間制限、ズームなどで

対応されているそうです。

ただ、最後を迎えられる方のご家族は

充分な感染対策を行い自由に会って

頂いているそうです。

 

また、宣言解除後には各家族で時間を

決めて庭で梅見の会も開催された

そうです。

 

·詳しくは···?

興味のある方は「宝塚つむぐの家」の

ホームページをご覧ください。

ご相談等については、いつでも

ご連絡ください、とのことです。

 

それぞれの方の看とりまで

「共に暮らす」を実践していく家を

理念としている「宝塚つ·む·ぐの家」

西野さんのお話しを聞いていると

「寄り添う」という言葉が

浮かんで来ました。 西野さんを始め

スタッフの皆さんは入居者さんや

家族の皆さんに寄り添って、色々

考えて行動されているんだなぁ?と

思いました。

本当に大変なこともあると思うん

ですが、苦労したことより嬉しかった

ことを楽しそうに話して下さいました

 

お話しを聞いて、改めて

自分の最後や大切な人の最後を

考えた時、穏やかに悔いなく迎えたい

なぁ?と思いました。

どこでどの様に最後を迎えるかは

人それぞれだと思いますが、

やっぱり穏やかに自宅派の私は

いずれお世話になりたいかも?

なんて、色々聞いて思いましたね!