たからづかブリーズサンデー「川柳の時間」ブログ版

毎週第1・第2の日曜日の9時台にお送りしています・・・

「川柳の時間」

今週、ご紹介した投句とお時間の関係でご紹介できなかった句を紹介する

「川柳の時間」ブログ版です。

講評は、茉莉亜まりさんです。

 

徳道はじめさん

「秋深む言うべき人に言う別れ」

・・・言うべき別れを伸ばし伸ばしにしているうちに深まった秋。

   冬の寒さの中、さらに荷が重くならないうちに・・・

   きっぱりとどうぞ。

「秋晴れのひとりぼっちでいい景色」

・・・すっきり爽やかな秋晴れにすっきりと一人。

   紅葉も秋桜の揺れもすべて私一人のため。

   そんな贅沢もあっていいですね!

   強がりであっても・・・

「紅葉や死の順番は守られず」

・・・それぞれが先に見送った年若の人々の顔を思い浮かべ、

   「しん」となる。。。

   やがて、散って行く鮮やかな紅葉を見ながらの・・・

   深いドラマが生まれました。

 

黒田俊さん

「さびしくないか十一月の空の子よ」

・・・かづみさんの句を心の景色に持つ俊さん。

   冬へと向かうこの季節に見送った子を切々と思っているのですね。。。

   さびしくないかって・・・

   私はずっとさびしくて痛いよと・・・

「しおり挟んだページでいつも泣かされる」

・・・本を読み返すと、自分の琴線に触れる場所が

   驚くほど、同じになることがよくありますね。

   ”しおり”という小道具で、それをうまく表現できています。

「あの時の電話が切れる冷えた音」

・・・プ、ツーツーツー。

   悲しみの冷えた音がおりに触れて心で鳴るのですね。。。

   生きて重ねるあたたかな音で、忘れることが多くなりますよう。

 

佐渡真紀子さん

「どうにでもなるさ金銀花吹雪」

・・・人生、開き直りが肝心。

   決して投げやりじゃない。

   金銀花吹雪を散らして進むわよ!!

   ”どうせなら”というこの勢い・・・脱帽です。

   散れ散れ金銀花吹雪!!

 

城水めぐみさん

「馬車になるはずのカボチャを煮てしまう」

 

前田邦子さん

「逢えた日のシャツがだんだん羽になる」

 

パーソナリティー・岸田久美子

「この言葉どうとればいい落葉舞う」

・・・川柳は「わたくし」目線でピントを合わせると、

   より伝わりやすくなります。

   たとえば・・・

   「この言葉別れが香り落葉舞う」

   としてはいかがでしょうか。

 

みなさん、今週もたくさんの投句、

ありがとうございました。

来週は夕凪子さんが担当します。

 

なお、来月は「12月」がテーマです。

12月の香りのする十七音字のドラマをお待ちしております。