雪組トップ娘役 朝月希和 退団記者会見

樽井美帆です

 

6月14日(火)、雪組トップ娘役・朝月希和さんの退団記者会見が行われました。

 

6月13日(月)、雪組トップ娘役・朝月希和さんの退団が発表されました。

東京宝塚劇場公演『夢介千両みやげ』・『Sensational!』千秋楽翌日の発表。

夢介とお銀が小田原に旅立つ姿をあたたかい気持ちで見送り、

二人が幸せに暮らしていく未来を思い描いた翌日の退団発表でした。

 

退団発表の翌日6月14日(火)、宝塚大劇場3階エスプリホールにて会見は行われました。

通常、トップ娘役の退団会見は歌劇団内の会議室にて行われるのですが、

コロナ禍の会見ということで、前花組トップ娘役・華優希さんに続いて、

密にならない広い会場エスプリホールにて行われました。

 

会見に出席されたのは、宝塚歌劇団理事長・木場健之さん、そして朝月希和さんです。

木場理事長に続いて会場に入って来られた朝月希和さんは、

真っ白なレースのノースリーブのワンピース。

同じく白のレース調のとても上品はヒールを合わせていらっしゃいました。

そして、明るいブラウンの髪をスッキリ・キリッとアップスタイルにまとめていらっしゃいました。

 

朝月希和退団記者会見3

 

そんなスタイルで会見にのぞまれた朝月希和さんに、私は

『今日のお洋服もとても素敵ですし、キリッとしたまとめ髪も朝月さんらしいなと

私は思ったんですが、どういう思いで今日はお洋服を選ばれたんですか?』

と伺ってみました。

 

朝月さんは、

『最後まで真っ白な気持ちで取り組ませていただきたいという決意を胸に、

清く正しく美しくの言葉を大事に選ばせていただきました。

そして、みなさまにご挨拶させていただくのに華やかなものをと選ばせていただきました。』

と答えてくださいました。

 

真っ白なテーブルクロスがかけられたテーブルの上には、紫・水色・緑・白などの

ニュアンスカラーのお花が置かれていました。

原色でもなくパステルカラーでもなく、このニュアンスカラーのお花が、

大人っぽくもあり可愛らしくもある朝月希和さんにピッタリだなと私は思いました。

 

朝月希和さんのお辞儀は、腰からスパーンと曲げられ潔く美しいんです。

マイクの持ち方も、肩から肘、肘から手首の角度が本当に美しくて、

おそらくマイクもマイク冥利に尽きると思っていたのではないでしょうか?🎤

 

朝月希和退団記者会見1

 

キラキラの明るいオーラを発し、周りも輝かせるほどの笑顔。

もし太陽に顔があるとしたら、朝月希和さんみたいなお顔なのかもしれないなと

思ってしまいました🌞

 

朝月希和さんは会見冒頭で、次のようにごあいさつされました。

 

こんな私が13年間も諦めずに頑張ってこれましたのは、

みなさまの愛に背中を押していただいたからだと本当に感謝の気持ちでいっぱいでございます。

最後の日まで娘役として舞台人として精進し続け、みなさまにご恩と感謝をお返しできますよう

最後まで精一杯つとめさせていただきたいと思います。

 

実は、このごあいさつの前に、朝月希和さんこんなことがあったんです。

 

本日はお集まりいただきまして誠にありがとうございます。

雪組の朝月希和でございます。

え・・・はっ・・・すみません!

緊張して最初から何をごあいさつしようか忘れてしまいました。

すみません!

 

とりつくろうことなく嘘のない、なんてステキなお人柄なんだろうと思いましたし、

自分の言葉できちんと伝えたいという気持ちで会見にのぞまれた朝月希和さんのお気持ちが

見えたように思いました。

 

木場理事長は、冒頭あいさつで朝月希和さんについて次のようにお話しされました。

 

豊富な経験を積んでのトップ娘役就任ということで、娘役としての気品・強さとやわらかさ、

そういった多面的な魅力を感じさせる舞台姿は、今まさに充実の時を迎えており、

あとに続く生徒たちの目標となっております。

 

木場理事長のお隣でお話しを聞いていらっしゃった朝月希和さんは、

立ってお話しをされている理事長のお顔をしっかり見つめられ、

常に笑顔で、時に『いえいえそんな』という風に恐縮されていました。

 

★どんな経緯で、いつ頃卒業を決められましたか?

卒業を考えましたのは『CITY HUNTER』の公演が終わったあとでございます。

私はずっと目の前に与えていただいた課題に必死に取り組んでまいりました。

自分でゴールを決めた方が、そこに向かって全力で駆け抜けていけると考えたのがきっかけでございます。

 

相手役である雪組トップスター彩風咲奈さんには、ご相談というよりは卒業を決めてから、

卒業をさせていただきたいとご報告をされ最終的に決められたそうです。

 

★彩風咲奈さんから送られた言葉は?

 そしてその言葉を受けて朝月希和さんのお気持ちは?

終わりが見えたからといって妥協するのではなく芸事をしていこうとおっしゃっていただきました。

その言葉を受けて、卒業を決めたからといって何か特別変わるのではなくて、

目の前のことに取り組み続けていこうと強く思いました。

 

雪組のみなさんには、『夢介千両みやげ』と『Sensational!』の東京公演千秋楽の前日に伝えられたそうです。

こんな私のために涙してくださる方もいて、なんてあたたかい場所にいさせていただけたんだろうと

雪組のみなさんへの感謝の気持ちがあふれ、最後まで頑張ろうと思いましたとお話しされていました。

 

★同期の和希そらさんからは何か言葉はありましたか?

うふっ。

伝えた時には驚いておりましたし、まだ1作しか一緒に作品をすることができていないのですが、

今一緒にできているということがすごくうれしいです。

最後までお互いによろしくと声をかけていただきました。

 

はじめの『うふっ』にお二人の関係性がすべて込められているように感じますね😊

 

身を乗り出して目をキラキラ輝かせ真っ直ぐ見つめながら、一生懸命報道陣からの質問を聞く朝月希和さんでした。

 

朝月希和退団記者会見2

 

続いては、ちょっと珍しい組替えを経験された朝月さんに、私はこんな質問をさせていただきました。

 

★花組から雪組、雪組から花組、そしてまた花組から雪組と、

 ちょっと珍しい形で3回組替えをされましたが、それぞれの組替えをされた時の

 ご自身の思いやそれぞれの組での思い出は?

組替えがなければ今の私はありませんので、とても大切で必要な学びの時間でございました。

花組では娘役としての基礎を下級生のころからたくさん上級生の方々に教えていただきました。

憧れの娘役の方々から、お稽古場での居方、舞台での居方、身だしなみやアクセサリーなど

たくさんのことを教えていただきました。

そして、雪組に組替えさせていただいて、さらに舞台でどう表現いくか、

ほかにもこんなに引き出しがあるんだよ、娘役でももっといろんな色をつけられると教えていただきました。

花組と雪組を私はとてもありがたいことに2回も色んな角度から見て経験することができたので、

とても幸せで貴重な経験をさせていただけたなと思っております。

 

2010年に入団され今年で13年目となる朝月希和さん。

娘役として歩んできた日々についてもお話しされました。

 

★ご自身ではどんな娘役だったと思いますか?

そうですね・・・

私はどんな娘役でしたでしょうか?笑

前向きに明るく真っ直ぐ進んでいきたいなとは常に思っておりました。

元気な気持ちとか前向きな気持ちをみなさまにお伝えできたらいいなと常に思いながら

舞台に立たせていただいておりました。

太陽のように明るく、みなさまに陽が当たるような娘役でありたいなというふうに思っておりましたけれども

いかがでしたでしょうか。

 

どんなに諦めそうになってもくじけそうになった時でも、諦めずに歩みを進めること、

前に進んでいくことをずっと心がけてまいりました。

歩むことをやめなければ、その先には何か必ず待っている、どんなに歩みが遅くても前に進んでいこうと

常に思って前進してまいりましたとお話しされていました。

 

また、トップ娘役に就任することが決まった時に、前雪組トップスターの望海風斗さんから

『いつも心に太陽を』という言葉を送られたそうです。

明るい気持ちでみなさまに舞台をお届けできるようにとこの言葉を大切にしてこられたそうですよ💖

 

宝塚歌劇の舞台に立ってこられた13年間で、特に思い出に残っている役について私は伺ってみました。

 

★おだやかな優しい役から、トップ娘役になられてからのボーイッシュな役やキリッとかっこいい役など

 様々な役を演じてこられましたが、特に印象に残っている役は?

プレお披露目公演の『ヴェネチアの紋章』のリヴィアでございます。

こんなにも一人の人を愛し続けることができるという素敵な役に出会わせていただき、

彩風さん演じられるアルヴィーゼと踊ったモレッカは、悩みや苦悩やそれ以上の幸せや喜び、

色んな感情が入り交じり忘れられない大切なひとときでございました。

 

その2021年6月のプレお披露目公演から、雪組トップコンビとして歩んでこられた

彩風咲奈さんと朝月希和さん。

私はこんな質問をさせていただきました。

 

★彩風咲奈さんのお隣はどんな場所でしたか?

ふふふっ🥰

彩風さんには、トップ就任前の雪組に組替えした時からたくさんお世話になってまいりました。

彩風さんの相手役としてご一緒できているご縁には本当に感謝いたしております。

彩風さんにおっしゃっていただいた言葉はずっと胸にありますので、

その言葉を大切に、最後までお隣にいさせていただけることに感謝したいと思います。

どんな場所といわれますと、なんですかねぇ、はぁ~、どんな場所だろう・・・🤩

あたたくもあり、自分をどんどん向上させ磨いていかなければいけない、

自分自身と向き合う場所でもあるかなと思っております。

 

宝塚音楽学校に入学してからのこれまで、本当にあっという間の時間でしたと振り返られた朝月希和さん。

こんな私が13年間も諦めずにやってこれたのは、お客様や雪組のみなさまにたくさん助けていただいたからだと

今は本当に感謝の気持ちがあふれておりますとおっしゃっていました。

こんなにも宝塚を娘役を好きになるとは思ってもみなかったぐらい今はとても大好きです。

最後の日までこの大好きだという気持ちと感謝の気持ちを忘れずに精進し続けていきたいと思っておりますと、

あふれる感謝の気持ちについてもお話しされました。

 

記者会見の中で何度も感謝という言葉を口にされたことが印象に残っています。

 

質疑応答のあとは写真撮影が行われました。

『こちらお願いします』というカメラ目線のリクエストに順番にこたえていくのですが、

一人一人に対して『ハイ!』・『ハイ!』と元気に答える朝月希和さん、とってもかわいかったです。

 

朝月希和退団記者会見4

 

 

卒業までのスケジュールです。

 

7月21日(木)~8月7日(日)<梅田芸術劇場メインホール>

Midsummer Spectacular『ODYSSEY-The Age of Discovery-』

 

こちらの公演では月の女神を演じる朝月希和さん。

月の女神をさせていただきますので、朝の月や夜の月など色んな月をもっと研究して

表現していけたらいいなと思っています。

朝月の月でもありますし、月のお役をさせていただけることをとてもうれしく思っておりますと

意気込みを語っていらっしゃいました。

 

一晩経って朝になっても残っている月のようにいつまでもお客様の心に残る演技をしたい

というお気持ちが芸名の由来でもある朝月希和さん。

芸事は追求しても追求しても尽きることがないので、卒業までにもっと自身を深めていきたい

と思いますとおっしゃっていました。

 

10月1日(土)~11月7日(月)<宝塚大劇場>

グランド・ミュージカル『蒼穹の昴』

 

10月25日(火)<宝塚大劇場>

第56回『宝塚舞踊会』

 

11月10日(木)~11月11日(金)<宝塚ホテル>

朝月希和ミュージック・サロン『La Lumière ~朝の月のように~』

 

11月26日(土)~12月25日(日)<東京宝塚劇場>

グランド・ミュージカル『蒼穹の昴』 

 

朝月希和退団記者会見5

 

今年のクリスマス、雪組トップ娘役・朝月希和さんは宝塚歌劇団を卒業されます。