梅田芸術劇場メインホール 雪組公演 Midsummer Spectacular 『ODYSSEY(オデッセイ)-The Age of Discovery-』

 

宮村裕美です

 

現在、梅田芸術劇場メインホールでは

雪組公演 Midsummer Spectacular

『ODYSSEY(オデッセイ)

-The Age of Discovery-』が上演中です。

 

この公演は、今年の1月に

東京国際フォーラムにて上演される予定でしたが

関係者より新型コロナウイルスの陽性者が

確認されたため、全日程中止となりました。

 

そのため、この公演を

待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。

出演者も新たなメンバーとなり

梅田芸術劇場メインホールにて、

ついにODYSSEY号が出港しました

 

この公演の作・演出は、野口幸作さん。

 

真夜中の海に、大航海時代に

カリブ海で消息を絶ったという

「ODYSSEY号」が蘇り、

世界中の様々な国を巡るのが今回の公演です。

 

ACT1は「Sea Breeze(海風)」を

テーマにしたダンス・ショーケース、

ACT2は「Colors of the Wind(彩風)」を

テーマに、古今東西の名曲を

スターたちが歌い継ぐ

レビューの構成となっています。

 

雪組トップスター 彩風咲奈さんが扮するのは

「ODYSSEY号」の船長、ブルーム。

真っ赤なロングジャケットを

マントのように翻しながら、

踊るたびになびく長髪がとても魅力的です。

 

雪組トップ娘役 朝月希和さんが扮するのは

月の女神、セレネ。

 

この公演の朝月さんのアイメイクは、

透き通るような美しいきらめきの水色のアイシャドウ。

それと同じような

ブルーでもありグレーっぽさも感じる

月の雰囲気たっぷりの髪色。

照明の光を受けてさらに透明感を増し、

場面ごとに髪形が変わるのですが

どの髪形もその素敵な姿に惚れぼれとしました。

 

朝美絢さんが扮するのは

太陽の神、アポロン。

 

医術や音楽などを司る若く美しい神だそうで、

こちらも彩風さんや朝月さん同様、

朝美さんにぴったりな役です。

眩しく光を放つゴールドの衣装に

金髪姿の朝美さんは

ご本人が太陽のようにキラキラと輝き、

まさに客席に元気や明るさを降り注ぐ存在でした。

 

公演が始まる前には、

舞台の幕には大きな世界地図の映像が。

そこには公演名の

「ODYSSEY」の文字の他に、

コンパスが描かれていたり

様々な鮮やかな色がオーロラのようにゆらめきます。

また波も動き、

何度も水しぶきの上がる様子も見られ、

この映像を見ているだけでも

より観劇前のワクワクとした気持ちに胸が高鳴ります。

 

幕が上がると、ティティス役の音彩唯さんが。

本来のティティス役である

専科の美穂圭子さんは、

7月24日(日)まで東京宝塚劇場

星組公演にご出演のため、

公演期間の前半、7月21日(木)~26日(火)までは

音彩さんがティティス役を務められました。

そのため、通し舞台稽古も

音彩さんがティティス役でした。

 

昨日7月29日(金)~千秋楽の8月7日(日)までは、

美穂圭子さんがティティス役としてご出演なさいます。

 

幕開きは、青と水色を基調とし

大粒のラメが輝くドレス姿の

音彩さんティティスが舞台セットの中央で

歌う中、その周りで娘役の皆さんが踊ります。

 

包み込むような優しさを秘めた歌声で

伝説の船 ODYSSEY号が蘇るのを歌います。

 

続いて、登場するのが朝美さんアポロンと朝月さんセレネ。

 

そして、舞台上には

大きなODYSSEY号の登場と共に、

船長の彩風さんブルームが現れます!

 

なんと、彩風さんブルームですが、

ODYSSEY号の

縄はしごからフライングをするため

2階や3階の近くに来てくれます!!

しっかりと安全ベルトを付ける姿は

ちょっぴり可愛らしく、

ついまじまじと見てしまいますね

 

 

プロローグの最後には、出演者の皆さんが

赤いフラッグを振りながら、主題歌の

“ODYSSEY(オデッセイ)

-The Age of Discovery-”を歌います

 

これからご観劇される方は、是非とも事前に

フラッグの振り付け動画をご覧になってから

ご観劇されるとより楽しめると思います!

 

ちなみに、ちゃんと彩風さんが

「さぁ皆さん一緒に踊りましょう!」

「もう一度行きますよ!」

と言ってくださるので、

どこでフラッグを使えばいいかは安心してください

 

そして、野口さん作詞の曲といえば

タカラジェンヌ皆さんの名前にちなんだ歌詞が

すっかり定番となっているかと思います。

今回の公演も、その素敵な歌詞にご注目いただきたいと思います。

 

プロローグの後は、彩風さんブルーム船長率いる

海賊の男役皆さんが航海に出ます。

この時に歌われる曲は、

“どっせいODYSSEY”。

圧のあるオラオラな掛け声、

そして楽しそうな皆さんの表情に元気をもらえる1曲です

 

ここからは様々な国へと出掛けるのですが、

どの場面も素敵ですが

その中でも特に印象に残った場面を

ピックアップしてご紹介します

 

例えば、中国の場面。

朝美さんが中国の美男A

そして、相手役の中国の美女Aを務めるのは

眞ノ宮るいさん。

 

穏やかな時間が流れ、

優美な踊りにうっとりとします。

 

普段は可愛さを秘めながらも

男役としてのこだわりを持ち、

些細な表情や仕草にまでもかっこよさが表れている眞ノ宮さん。

 

そんな男前な印象の強い眞ノ宮さんが、

この公演ではなんと二度も女役を務めています。

 

朝美さんが眞ノ宮さんを包み込むように

リードをする姿も素敵ですが、

朝美さんを見つめる時の眞ノ宮さんの表情は

恋する乙女のように

寄り添う気持ちが表情に表れ、

幸せいっぱいの優し気な空気感が

よりこの場面を明るく華やかなものとしていました。

 

そして、朝美さんと踊れて嬉しそうな

眞ノ宮さんの可愛い笑顔が印象に残っています

 

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また、今回の公演では男役が

女役を務める場面も多かったのですが

やはり印象に残っているのは、スペインの場面。

 

ここでは、縣千さんがカルメンとして登場します。

 

軍人役の男役皆さんを従えて踊る姿は

まさにつよっつよのカルメンで、

美しいのに勇ましすぎるその強さに

つい微笑ましくなってしまいます。

 

彩風さん扮するドン・ホセと

眞ノ宮さん扮するエスカミーリョ

そして、野々花ひまりさん扮するミカエラと、

複雑な四角関係が激しい踊りによって表現されます。

 

この時の彩風さんは黒の軍服姿で、

これまでのブルームの長髪ではなく

ピンクの地毛なのですが、

この姿がこれまたかっこよく

真っ赤なバラを持つ手は男らしく

その眼には怖いぐらいの熱さを秘めていました。

 

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そうして、様々な国を旅した

一幕ラストの場面は、地中海です。

 

彩風さんと朝月さんにとって特別な場面でもある

2018年の雪組公演

『SUPER VOYAGER!』の「海の見える街」。

この「海の見える街」と同じ、

音楽は手島恭子さん。

振り付けは三井聡さん。

そして、録音演奏にLoelamd Jazzの組み合わせのこの場面。

 

男役の皆さんは

落ち着いた色味の黄色いスーツに

ジャケットの折り返しの部分やポッケなど、

ところどころ黒がポイントの衣装。

娘役の皆さんは、同じく黄色いドレスに

こちらも黒がポイントとなったデザイン。

 

スカートの裾が片側は膝上で、

もう片側はかかとほどあり、裾が長く

踊るたびにスカートがなびく姿がとても美しく魅力的でした

 

輝く太陽のオブジェが舞台の奥で光る中、

出演者の皆さんが軽快に踊ります。

 

一幕の締めにぴったりな

爽やかながらも華があり、

圧倒的される皆さんのダンスの美しさに

心を奪われ、あっという間に一幕が終わります。

 

二幕も様々な国を旅するのですが、

最初はイタリア。

貝殻のオブジェが舞台奥にセットされ、

真っ白の衣装の彩風さんが登場します。

 

男役の皆さんはベストに蝶ネクタイ、

娘役の皆さんはベストにタコ足のドレスを着て

軽やかに踊ります。

 

皆さん踊りながらもとても楽しそうで、

どの瞬間を切り取ってもいきいきとした表情で

全力でこの時を楽しんでいるのがとても伝わってくる場面の一つです。

 

この場面の最後には

彩風さんがマーメイドの美女として

艶やかなダルマ姿で、美しくもかっこよく踊られます

 

男役も娘役も

舞台にいる皆さんが彩風さんに

メロメロになっている姿が可愛らしく、

一人一人のリアクションにも

是非ご注目して見ていただきたいと思います

 

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ブラジルの場面では、

男役の皆さんも娘役の皆さんも

キメッキメの表情がかっこよく、

特に朝月さんの、可愛さ溢れるのに

イケメンさも併せ持った視線に心を奪われました

 

衣装のキラキラっぷりに負けない

出演者皆さんのはじけるような笑顔や

輝きそのもののように

眩しくきらめく表情が印象的な場面です。

 

オデッセイ④

 

そして、航海の最後には

宝塚に戻ってきてのフィナーレ。

 

黒燕尾の男役の皆さんと

白いドレスの娘役の皆さんがハットをかぶり、

最初はステッキを持ち宝塚の名曲を歌い継ぎます。

歌う皆さんの楽しそうな笑顔がとても素敵で、

見ているこちらも自然と元気をもらえます

 

フィナーレ最後は、

朝美さんが歌うカゲソロに合わせて

彩風さんと朝月さんのデュエットダンスです。

 

彩風さんに寄り添って

高く優美に足を挙げる朝月さんの姿や、

朝月さんを優しく包み込む彩風さんの長い腕。

呼吸を合わせ、同じ気持ちで踊る

お二人の空気感が尊くて

この特別な瞬間を心に焼き付けようと

ただただ舞台を見つめることで精一杯になるほど

美しい瞬間がつまっていました。

 

これまでの公演でももちろんですが、

退団を発表されたということもあり

彩風さんとデュエットダンスを踊る

朝月さんの表情が心から幸せそうで、

目を閉じていても分かる

目じりの下がり具合や

口角の上がり方を見ていると、

幸せなこの瞬間を

かみしめて踊られていることがより伝わり

本当に素敵なデュエットダンスでした

 

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そして最後のパレードでは、

再び雪組の皆さんと

楽しくフラッグを振って公演が終了となります

 

 

現在、梅田芸術劇場メインホールにて

上演中の雪組公演

Midsummer Spectacular

『ODYSSEY(オデッセイ)

-The Age of Discovery-』は、

8月7日(日)までの上演です。

 

そして、千秋楽の8月7日(日)13:00公演は、

全国各地の映画館でのライブ中継

タカラヅカ・オン・デマンドにてライブ配信がおこなわれます。

 

詳しくは宝塚歌劇公式ホームページをご確認ください。