宝塚大劇場 宙組公演『王妃の館』・『VIVA!FESTA!』
樽井美帆です
2月3日(金)から上演されている宝塚大劇場宙組公演は、
3月6日(月)に千秋楽迎えます。
宙組トップ娘役 実咲凜音さんのサヨナラ公演です。
ミュージカル・コメディ『王妃の館 -Château de la Reine-』
スーパー・レビュー『VIVA! FESTA!』
ミュージカルとショーの二本立てです。
ミュージカル・コメディ『王妃の館 -Château de la Reine-』
朝夏まなとさんが演じるのは、恋愛小説の鬼才と謳われる著名な小説家
北白川右京。
長い手足をいかしての奇抜な衣装の着こなしはお見事☆
また、セレブ気取りで指先にいたるまで動きがクネクネしていて、
とても面白いキャラクターを、朝夏まなとさんが上品に演じていらっしゃいます。
トップ娘役 実咲凜音さんが演じるのは、しゃかりきツアーガイド桜井玲子。
ツアー客とツアーガイドとして始まる二人の関係ですが、
お互いの悩みを打ち明けるうちに距離が縮まっていきます。
真風涼帆さんが演じるのは、300年の時を越えて蘇ったルイ14世の亡霊。
他の出演者に比べ格段に豪華な衣装を身にまとっています。
とても美しいのですが、まじめにすればするほどなぜか面白くなってしまうのが
真風涼帆さんのスゴイところですよね!
個性豊なツアー客のみなさん
なかでも、蒼羽りくさんが演じたクレヨンは話題となりました。
何とも言えない迫力の中に可愛らしさが
私がお世話になっている宝塚市内の美容院『crayon(クレヨン)』、
オーナーさんが『最近驚きの現象が起きているんですよ~!』と!
ホームページへのアクセスが増えているとか・・・
おそらく蒼羽りくさんのクレヨンちゃん効果かと思われます(笑)
ルイ14世とディアナが見守る中、
北白川右京さんと桜井玲子さんが手をつないで歩いていくラストシーンが美しい
誰もが悩みを抱えながら一生懸命生きていることをあらためて気づかせてくれ、
生きていることそのものが素晴らしいことなんだと感謝できる、
笑いの中にも爽やかな感動を味わえるミュージカルです。
スーパー・レビュー『VIVA! FESTA!』
リオのカーニバル、中欧・北欧に伝わるヴァルプルギスの夜、
スペインの牛追い祭りや日本のYOSAKOIソーラン祭りなど、
世界各地のFESTAをテーマにしたレビューです。
美しい極彩色のカーニバルの幕開けから客席降りで盛り上がります!
2階席にも客席降りがあります。
ハイタッチや握手で、客席に笑顔が溢れます!
牛追い祭りの場面では、蒼羽りくさんを中心とした『牛』の
9名の方々の躍動感溢れるダンスが見事です
舞台と客席が一体となって熱く盛り上がる『YOSAKOI ソーラン』
背中に龍がデザインされた赤い法被姿の宙組のみなさんが太鼓の音にのって
『どっこいしょ~!どっこいしょ~!』
『ソーランソーラン!』
『ソーラン宙組!』
と熱く熱く歌い踊ります。
娘役だけの『YOSAKOI ソーラン』も凛々しくてステキ
総踊りの『YOSAKOI ソーラン』のあと、
真風涼帆さんを中心とした17名が銀橋で繰り広げる『YOSAKOI ソーラン』
これでもかという迫力とカッコ良さに圧倒されます。
もっと観たい、また観たいと思ってしまいますね。
宙組カラーのドレスに身を包んだ実咲凜音さんと
8名の男役のダンスシーン。
次々と男役さんと組んで踊る実咲凜音さん、
組む男役さんに合わせて瞬時に雰囲気を変えていかれます。
伶美うららさんを中心とした豪華なロケットダンスは銀橋でも足上げを!
まばゆい美しさ、うらら様とお呼びしたくなりますね!
男役の黒燕尾での群舞は、大階段に人文字で『M』と描いてスタート。
朝夏まなとさん・実咲凜音さん・真風涼帆
みなさん名字か名前に『M』がありますね。
朝夏まなとさん・実咲凜音さん、トップコンビ最後のデュエットダンスは
お互いを慈しむかのような愛あふれるひととき。
白いドレスの実咲凜音さんはとても幸せそう
息の合ったリフトに、スモークが竜巻になっていました。
華やかで熱く盛り上がるパレードで幕が下り、
心はポカポカ、顔はニコニコ、足取りルンルン、
明日への活力をみなぎらせて劇場を後にすることができる公演です。