月組トップスター 珠城りょう 宝塚大劇場ラストデイ

樽井美帆です

 

6月21日(月)、宝塚大劇場月組公演

『桜嵐記』・『Dream Chaser』の千秋楽をもって、

月組トップスター珠城りょうさんが宝塚大劇場を卒業されました。

 

この日の宝塚の街は、青空が広がり太陽が明るく元気に輝き、

本当に素晴らしく良いお天気でした。

珠城りょうさんを空とお天気で表現するなら、

まさしくこの日のお天気そのものだったと思います。

 

珠城りょうさんのラストデイも、2月に宝塚大劇場を卒業された

元雪組トップスター望海風斗さんと同様の形となりました。

楽屋入りに多くのファンの方がかけつけ、

退団するトップスターがおみこしに乗るなど、組子のみなさんとファンのみなさんが

一緒になって行う華やかなセレモニーは今回もありませんでした。

また、公演終了後には大劇場前でパレードが行われ、

車に乗って晴れやかな笑顔で大劇場を後にする姿を見送り、

大好きなスターさんの卒業を受け入れる大切な時間となるのですが、

今回も行われませんでした。

 

ついにきてしまった月組公演千秋楽、みなさんの様々な思いとともに、

珠城りょうさん最後の宝塚大劇場の舞台の幕が上がりました。

 

映画館でライブ中継をご覧になった方、ご自宅などでライブ配信をご覧になった方、

今回も多くの方が退団公演を見守られたのではないでしょうか。

チケットが取れなければ、千秋楽の公演を観ることをあきらめるしかなかった時代とは、

大きく形が変わりましたね。

 

取材も通常とは異なる形となり、今回も大劇場3階エスプリホールにて

モニターを見学させていただきました。

 

『Dream Chaser』黒燕尾の男役さんの群舞。

人間ってこんなに美しい表情をするのかと驚くほど、

珠城りょうさんの表情・瞳・動き、すべてが神がかっていると思いました。

一人舞台に残ってスポットライトを浴びる珠城りょうさんに、

大きくそして長い拍手が送られました。

 

宝塚大劇場最後のトップコンビのデュエットダンス。

美園さくらさんを優しく見つめ続けながら踊る珠城りょうさん。

 

そのあと、月城かなとさん・光月るうさん・紫門ゆりあさん・千海華蘭さん

鳳月杏さん・輝月ゆうまさん・暁千星さんと、一人ずつ踊り交わし

再び舞台で一人になる珠城りょうさん。

これまで素晴らしい夢と元気と愛をくださった珠城りょうさんへの

感謝の思いがあふれました。

 

パレードでトップスターの大きな羽根を背負った珠城りょうさんは、若々しくパワフル。

珠城りょうさんからどれほどの夢とパワーをいただいたか計り知れません。

 

『Dream Chaser』の幕がおり、光月るう組長が緞帳前に。

本日出演者全員で無事に千秋楽を迎えられましたことが、何よりの喜びでございます。

連日命がけで劇場に足をお運びくださり、

あたたかいお気持ちで支えていただきましたこと、感謝の気持ちでいっぱいでございますと

ご挨拶されました。

 

そして、東京公演千秋楽翌日付で専科へ組替えとなる

紫門ゆりあさん・輝月ゆうまさんがご挨拶。

 

紫門ゆりあさん

約17年間、月組で経験させていただき学んだことに誇りを持ち、

責任を持ち過信せず自信を持って、これからは月組の良さを他組の方々に発信しつつ、

私自身も知らない紫門ゆりあをまだまだ発見していけるよう

挑戦し続けてまいりたいと思います。

 

輝月ゆうまさん

不安は尽きませんが、色々な組の方とご一緒できることを楽しみに

己に舞台に挑戦し続ける覚悟を持ち、自信を持って専科に行けるよう

8月15日までの残り約2カ月、月組生として成長・進化し続けたいと思います。

 

桜嵐記で素晴らしいお芝居を見せてくださったお二人に、

激励の拍手が送られました。

 

サヨナラショーの前に、珠城りょうさんからのメッセージが

光月るう組長から紹介されます。

緞帳にはこれまでの珠城りょうさんのステージヒストリー映像が映し出されます。

 

2008年、月組公演『ME AND MY GIRL』で初舞台。

同年、月組配属。

 

2009年、『ラストプレイ』新人公演ムーア役

緊張と恐怖と戦う日々でしたが、上級生の方々が導いてくださり

何とか舞台に立てていました。

作品のすべてが大好きでした。

この公演を通して人と人との心のつながりが、

舞台にも影響することを教えていただいたように思います。

 

2012年、『ロミオとジュリエット』死、新人公演ロミオ役

毎日悩み、役者としても人としても、何て面白くない人間なんだと

常に自分と向き合っていました。

 

『春の雪』本田繁邦役

難しい役でしたが、芝居が大好きだと確信した公演です。

 

2013年、『月雲の皇子』木梨軽皇子役

出演者のエネルギー、その人物として生きる感覚、

この作品のすべてが私の人生において忘れられない出会いとなりました。

 

2014年、『PUCK』ボビー役

演出の小池修一郎先生にたくさん怒られ、じゃあ形からとロバ耳を用意して挑むも玉砕。

でも、恥を捨てたことで何かが吹っ切れました。

 

2016年、『アーサー王伝説』アーサー役

初日の言葉では言い表せない緊張感を覚えています。

でも隣には月組の仲間の笑顔があり、たくさん勇気をもらいました。

 

2017年、『グランドホテル』フェリックス・フォン・ガイゲルン男爵役

『カルーセル輪舞』

組のために自分は何ができるのか、とにかく無我夢中で取り組む日々でした。

 

『All for One』ダルタニアン役

立ち廻りスカッとして楽しかった~!

 

『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』

思い出深いフィナーレの曲を、もう一度歌えてとてもうれしかったです。

 

2018年、『カンパニー』青柳誠二役

『BADDY』

タカラジェンヌとしても新しい挑戦で、最高に刺激的な日々でした。

 

『エリザベート』トート役

相手役・愛希れいかの退団公演。

ずっと側で見守ってきたちゃぴを、いい形で送り出してあげたいと思っていました。

 

2020年、『赤と黒』ジュリアン・ソレル役

宝塚の男役が大好きだとあらためて思った作品です。

 

『WELCOME TO TAKARAZUKA』

『ピガール狂騒曲』ジャック役/ヴィクトール役

両作品が文化庁芸術祭賞優秀賞をいただきとても幸せでした。

 

2021年、『Eternità』

この時よ永遠なれと思わずにはいられなかったです。

 

『幽霊刑事』神崎達也役

バウホール大好きだ~!

 

この宝塚という場所でたくさんの出会いがありました。

それは人との出会いだけではなく、様々な出来事、感情との出会い、

そのすべてが私の宝塚人生には必要だったのだと思います。

不器用な私を愛し、共に歩んでくださったみなさま、

言葉にできないほどの感謝をどうやって伝えよう。

これでもくらえ~、さぁ!

 

光月るう組長からはこのようなメッセージも。

珠ちゃんは下級生のころから、誰もが思う大物感がありました。

だからこそ、お兄さんたちの仲間入りをする機会が多く、

追いつかなくてはとずっと背伸びをしながら自分自身を奮い立たせていたように思います。

自分のおかれている状況を理解しているからこそ、周りの人に悩みや苦しみを言うことはできず、

孤独や寂しさを感じながらも自分で考え決断してきた珠ちゃんは、

大きな器で組のみんなを愛してくれ、光に向かって導いてくれるトップスターになりました。

こんなにも組と組のみんなを愛してくれると珠城りょうのもとで、

一緒に作品を作れたことが幸せでなりません。

珠ちゃん、下級生の時に必死に追いかけていた上級生の背中、

今ではみんなが珠ちゃんの背中を追いかけています。

トップスターとして、どんな時も大丈夫と踏ん張ってくれたこと誇りに思います。

そして、もう背伸びをせずにたくさん甘えてください。

 

 

珠城りょうさん、宝塚大劇場最後のステージ、サヨナラショーの開幕です。

 

・『アーサー王伝説』から「アーサー王讃歌」

トップお披露目公演ですね。

大階段の真ん中で、スポットライトをあびて一人立つ珠城りょうさん。

シルバーを基調としたキラキラのジャケットに黒い花の模様が入っています。

背中側が足首までありマントのようにも見えます。

珠城りょうさんはマントがお似合いですし、これまでにもたくさんステキに翻してこられましたよね。

あのマントに包まれたいと思われた方も多いのではないでしょうか。

キングアーサー、選ばれし国王というコーラス。

「愛と感動の精神をもってこの国を導かれるだろう」という声のあと歌いだす珠城りょうさん。

舞台には、月組のみなさんがアーサー王珠城りょうさんのもとへ集まってきます。

みなさんに迎えられ大階段から舞台に立つ珠城りょうさん。

「私は王として生き抜く」というセリフがとても凛々しかったです。

 

・『カンパニー―努力、情熱、そして仲間たちー』より「カンパニー」

珠城りょうさんが、時々切ない表情を浮かべながらソロで歌います。

珠城りょうさんの歌声は本当にあたたかいですね。

もう一人じゃない仲間がいるという歌詞が胸に響きます。

 

・『グランドホテル』より「Roses At The Station」

珠城りょうさんのソロ。

宝塚大劇場トップお披露目公演ですね。

赤いバラの花束を持って、若き男爵が愛する人への思いを歌います。

 

・『カルーセル輪舞曲』より「カルーセル輪舞曲」

香咲蘭さん・楓ゆきさん・桜奈あいさん・颯希有翔さん

蒼真せれんさん・夏風季々さん・摩耶裕さん、退団者7名が銀橋で歌い踊ります。

 

・『I AM FROM AUSTRIA―故郷は甘き調べー』より「ブロンドBLOND」

白と黒のスタイリッシュなドレスで登場した美園さくらさんが、

ふんわりカールした軽やかなブロンドヘアをなびかせて歌います。

華やかなオーラをまとい、チャーミングに銀橋で歌われました。

 

・『エリザベートー愛と死の輪舞―』より「闇が広がる フィナーレ」

珠城りょうさんを中心に繰り広げられる男役群舞。

衣装は、赤と黒の軍服風変わり燕尾。

あの群舞をまた観ることができる感動で胸がいっぱいになりました。

「フォッ」という、哀愁を帯びた胸が苦しくなるような掛け声もカッコよすぎました。

 

・『夢現無双』より「同じ星空の下で」

美園さくらさんを迎えての新トップコンビお披露目公演からですね。

珠城りょうさんが歌う中、

右肩に大きなリボンがついたワンショルダーの赤いドレス姿の美園さくらさんが登場。

ここでちょっとしたハプニングが。

珠城りょうさんが美園さくらさんを抱きしめた時、

美園さくらさんのブロンドのポニーテールが、珠城りょうさんの袖に絡まってしまいました。

一瞬、珠城りょうさんは、丸く目を見開かれましたが、

それもまるで予定されていた演出だったかのように優しくほどき、

その後は何事もなかったかのように歌いだされたお二人。

ハプニングにも凛とした姿勢で対応するお二人が本当にかっこよかったです。

 

・『ピガール狂騒曲』より「ラ・ベル・エポック・ド・パリ」

美園さくらさんと、赤い衣装の暁千星さん・風間柚乃さんが元気いっぱい銀橋で歌います。

ピョンピョン跳ねる元気な美園さくらさんから、これまでたくさん元気をいただきましたね。

 

・『幽霊刑事~サヨナラする、その前に~』より「世界最強のコンビ」

ブルーの変わり燕尾で珠城りょうさんと鳳月杏さんが掛け合いで歌います。

「よろしく頼むぜ相棒」

「了解」

幽霊刑事と霊媒刑事の軽妙な掛け合いを、再び見ることができて感激でした。

 

・『月雲の皇子』より「花のうた」

「穴穂、花がきれいだ」

「先に行きます」

セリフを交わしたあと、鳳月杏さんは珠城りょうさんを見つめながら、

舞台を去っていかれました。

そして、珠城りょうさんがあたたかく若々しくのびやかに歌われました。

 

・『クルンテープ 天使の都』より「クルンテープ天使の都」

月城かなとさんを中心に、香咲蘭さん・楓ゆきさん・桜奈あいさん・颯希有翔さん

蒼真せれんさん・夏風季々さん・摩耶裕さん、退団者7名が銀橋で歌います。

最後は元気にコップンカー!

 

・『All for One~ダルタニアンと太陽王~』より「この地上の何処かに」

ゴールドのキラキラの飾りがまばゆい白の変わり燕尾で、珠城りょうさんが歌います。

左肩には三日月の飾りが。

舞台の上からは、Ryo Tamakiという電飾が下りてきました。

RyoとTamakiの間には三日月。

客席には、月組カラーの黄色のペンライトが優しく揺れます。

 

のちのカーテンコールにて、ペンライトの光を見た感想を珠城りょうさんは

こんなふうにお話しされていました。

 

今日は体力的に限界かと思いましたが、どんどんエネルギーが出てきました。

黄色く輝くペンライトは、某●●シカになった気分でした。

 

・『All for One~ダルタニアンと太陽王~』より「明日を信じて」

珠城りょうさんが銀橋で歌っていると、月組のみなさんが白い衣装で舞台に。

月組のみなさんを見つめながら歌う珠城りょうさん。

月組のみなさんが珠城りょうさんを見つめる瞳は、信頼感であふれていまいた。

この時の珠城りょうさんは、本当に生きている実在の人物なのかと疑ってしまうほど美しかったです。

 

・『BADDY―悪党は月からやって来るー』より「BADDY」

あたたかい拍手が劇場を包み、感動で胸がいっぱいになったサヨナラショーもいよいよラスト。

そこで珠城りょうさんの口から出た言葉は「千秋楽?冗談じゃねえ!」

ジャケットの胸元からカッコよく取り出し、黒いサングラスをかけちゃいました!

「ハハハ!」という笑い声、そして表情はまさしくBADDY!

珠城りょうさんの周りに寄ってくる組子にも容赦なく「邪魔だどけ!」と蹴散らしていきます。

宇宙一の悪党は、もうやりたい放題!

最後は一瞬サングラスを取り「I’m BADDY」と言い、

またサングラスをかけ踊りながら歌いながら熱狂の中サヨナラショーの幕が下りました。

 

 

このあとはいよいよ、宝塚大劇場最後の大階段を下りてのごあいさつです。

 

トップ娘役 美園さくらさん

美園さくらさんは、階段を下りてこられた時から頬に涙が。

赤のダリアと淡いピンクの薔薇、オーロラ色のスワロフスキーが貼り付けらたブーケ。

暁千星さん主役の宝塚バウホール公演『Arkadia -アルカディア-』で、

ヒロインを演じた美園さくらさんの役名がダリアでしたね。

 

今、こうしてふるさとに別れを告げる時がまいりました。

初めて舞台に踏み出した春の日から今日この日まで、

わたくしに大切なことを教え続けてくれたかけがえのない場所。

まばゆい舞台を作り上げるため、その輝きにふさわしい努力が求められるということ、

くじけそうな時、必ず誰かが手を差しのべてくださるということ、

わたくしはこの場所で知ることが出来ました。

導いてくださった皆様、思いをよせてくださった皆様に心から感謝いたします。

絶えることなく芸の道をつないできた、この歌劇団の一員になれたこと誇りに思います。

このふるさとが、いつまでも甘き調べを奏でる場所でありますように、

祈りと心からの感謝を込めて本当にありがとうございました。

 

 

そして、いよいよ月組トップスター珠城りょうさんがごあいさつをされます。

光月るう組長の、「せーの」の掛け声で月組のみなさんから「たまちゃ~ん」と呼ばれ、

「はい」とお返事をされた珠城りょうさんは、

オーケストラが演奏する「すみれの花咲くころ」にあわあせ、

宝塚大劇場最後の大階段を下りてこられました。

宝塚大劇場最後の衣装に選ばれたのは、宝塚歌劇団の正装である黒紋付に緑の袴でした。

舞台上の組子のみなさんを大切に見渡しながら、一歩一歩大切に下りてこられました。

組からのお花を次期トップスター月城かなとさんから、

同期生からのお花は雪組の久城あすさんから受け取られました。

胡蝶蘭の白いブーケです。

 

 

皆様、本日は月組公演の千秋楽をご観劇くださいまして、誠にありがとうございました。

 

まさかの通常の千秋楽のごあいさつに客席からは笑いが。

 

まさか最後のごあいさつで笑われるとは思わなかったのでビックリしましたが、

これが私ですと珠城りょうさん。

 

まずは、このような状況下の中、出演者全員がそろって今日という日を迎えられましたこと、

心から幸せに思っております。

わたくしはこれまで様々な色濃い時間を経験してまいりました。

喜びに心が踊った時、幸せで涙があふれた時、苦しくて前を向くことが怖かった時、

その経験のすべてがわたくしを成長させてくださいました。

どんな時も、わたくしは強く前を向いて歩んでくることができました。

その原動力のすべては、ずっと支え続けてくださった方、

不器用な生き方しかできないわたしに、いつもそばでたくさんの愛を伝えてくれた

大切な大切な月組の仲間、そしてそんなわたくしを信じ共に戦ってくれたファンのみんなの存在です。

守るべきものがあると人は何倍も強くなれる、

この立場になってその言葉の本当の意味を知ったように思います。

わたくしは宝塚が大好きです。

皆様が大好きです。

約14年間男役として歩んでまいりました日々は、最高に幸せでした。

これまで珠城りょうに携わってくださいましたすべての皆様に、

心からの感謝を込めましてありがとうございました。

 

 

全員で「TAKARAZUKA FOREVER」を合唱し幕が下りました。

 

 

このあとカーテンコールは7回。

劇場にお客様が入った状態で公演ができて幸せでした。

白いお召し物を着てくださって、愛情を感じてとても幸せな一日でございました。

何度も何度も感謝の気持ちを伝える珠城りょうさん。

 

4回目には退団者のみが登場。

退団者の言葉を、優しくのぞきこむように聞く珠城りょうさん。

そして、まるで運動部の部長のように声をかけられます。

「よかったね!」・「分かる、私もだよ」・「ステキよ」「東京もよろしくね」

「大丈夫、ごあいさつも素敵だったよ」・「頑張ろう!」・「よしっ!」

 

6回目には一人で登場された珠城りょうさん。

組替えされる紫門ゆりあさんと輝月ゆうまさんの話をされた途端、

それまで涙のなかった珠城りょうさんがこらえきれずに後ろを向いて・・・

でも、「すみません」とすぐに前を向いた珠城りょうさん。

下級生時代から様々なことを共有してきた大切なお二人を思って涙されていました。

 

再び月組のみなさんを舞台に呼ばれた珠城りょうさんは、

「れいこ一歩前へ」と次期トップスター月城かなとさんに声をかけられました。

「この後は月城かなとが率いてまいります、以後お見知りおきを」とバトンタッチ。

そして、月組恒例の月組万歳が行われました。

 

最後の7回目は、珠城りょうさんと美園さくらさんがお二人で緞帳前に登場され、

それぞれに感謝の言葉を伝えられ、笑顔を残して去っていかれました。

 

終演後の記者会見で、一緒にに宝塚大劇場を卒業された美園さくらさんとは

今日何か言葉を交わされましたかとお伺いしたところ、

朝からすごく目まぐるしく時間が過ぎてしまっていて、彼女とゆっくり話す時間がなかったので、

舞台を終えてようやく言葉を交わせるのかなという感じですねとおっしゃていました。

 

 

つづいては、終演後の記者会見の模様をご紹介します。

 

先ほど公演を終えられたままのメイク、黒紋付に緑の袴で笑顔で会場に入ってこられました。

お顔が小さく、本当に細い!

それなのにどうして舞台では、あんなにガッチリとたくましくカッコいいのか

本当に不思議な方ですよね。

お芝居・ショー、そしてサヨナラショーと、ハードな1日だったはずなのに、

とても美しいお顔でした。

 

珠城りょうラストデイ5

 

あたたかく優しく会場を包んでくださった珠城りょうさん。

笑顔で元気よく、言葉に迷いなく、ハキハキと質問に答えてくださいました。

 

今、大劇場の公演を終えてホッとしております。

短い時間ではございますが、色々みなさまの質問にもお答えできたらと思っております。

どうぞよろしくお願いいたしますという珠城りょうさんのごあいさつから

記者会見はスタートしました。

 

あたたかくいつも誰にでも寄り添われる珠城りょうさんに感動しました。

 

 

★今朝の楽屋入りの様子を珠城さんの感想とともに教えてください。

朝から、月組のみんなと専科の一樹さんに迎えていただきました。

本当にあたたかく迎え入れてくださってすごく幸せでした。

普段舞台やパレードで舞台上でみんなに迎えてもらう時は、そういう気持ちにはならないのですが、

素の自分でみんなに迎えてもらうことがすごく恥ずかしくて、かなり照れくさかったです。

すごく幸せでうれしかったです。

 

珠城りょうラストデイ1

 

 

★今日の舞台を振り返って

私たちは、お客様に元気になっていただいたり笑顔になっていただいたり、

前向きな気持ちになっていただけるものをお届けできたらいいなと思いながら

日々舞台をつとめておりますので、本日は私にとっては退団公演の大劇場千秋楽ですが、

自分の感情に流されずに、いち役者として珠城りょうとしての男役人生を

しっかり全うしたいなという思いはありました。

みなさまに笑顔でいてほしかったので、あんまりしんみりならないように

サヨナラショーの曲目も考えました。

 

 

★宝塚大劇場最後の大階段を下りる衣装に黒紋付・緑の袴を選んだ理由は?

私は、この袴姿で大劇場で初舞台のご挨拶をさせていただいてので、

卒業する時も男役である前に一人のタカラジェンヌとして、

いち生徒としてみなさまにご挨拶申し上げたいなと思いましたので袴を選びました。

 

迷いはありませんでしたと、とても清々しくお答えになった珠城りょうさん。

霧矢大夢さん・龍真咲さん、そして珠城りょうさんと

月組トップスターは3人続けて袴で宝塚大劇場最後の大階段を下りられたことになりますね。

 

 

★サヨナラショーについて

一番最後に何が盛り上がるかなと思った時に、やっぱり『BADDY』が切り札だなと

自分の中で思っておりました。

あの作品はファンのみなさまもお好きでしたし、今回サヨナラショーの曲目も

自分がやりたいから自分が好きだからというだけではなくて、

ファンの方が観たいものが何なのかということを一番に考えて曲を選びました。

『All for One』もファンのみなさまがすごく好きな役だったので。

そして、ちょっと歴史に名を刻んだような『BADDY』という作品を

最後にもってきたという感じですね。

 

 

★月城かなとさんからお花を受け取ったときにかけられた言葉は?

宇宙一カッコいいです!という言葉をもらいました。

朝、お花渡す時ひと言ちょうだいねと言ったら、考えますと言ってくれていたんです。

 

龍真咲さんの退団公演、宝塚大劇場千秋楽でお花を渡した珠城りょうさん。

珠城りょうさんが無言でお花を渡してきたので、『何か言ってよ』と言った龍真咲さん。

珠城りょうさんは『Forever』と返されたんでしたね。

 

 

★宝塚大劇場は珠城さんにとってあらためてどんな場所ですか?

宝塚大劇場は本当に自分にとってのホームだなと思います。

ここで過ごしてきた時間が、いかに長いかということをあらためて実感しました。

本日までずっと退団する実感がないと言っていたのですが、

それくらい宝塚が夢の場所というか、ずっと夢をみているかのような感覚で、

まさに宝塚ってそういう場所なのかなと思いながら今日も過ごしておりました。

 

珠城りょうラストデイ2

 

記者会見が終了し、元気に『ありがとうございました!』と一礼され、

報道陣の盛大な拍手に送られ会場を後にされた珠城りょうさん。

なんとも言えないあたたかく爽やかな余韻が会場には漂っていました。

 

珠城りょうラストデイ3

 

取材を終えて外に出ると、宝塚の街には、美しい夕焼け空が広がっていました。

 

珠城りょうラストデイ4

 

7月10日(土)から東京宝塚劇場で公演が行われ、

8月15日(日)をもって宝塚歌劇団を卒業されました。