220415放送分 星屑トレジャー

⭐️4月15日(107回)のテーマ⭐️
おとめ座について
学名はVirgo(ヴァルゴ)

とっても大きな星座で、全体像を掴むのはなかなか難しいです。
一等星のスピカが一番有名なので、スピカを見つけることができたら、この辺りにおとめ座が横たわっているんだなあと想像してみてください。
ちなみにおとめ座の星座絵は左手に稲穂を持って描かれることが多いのですが、この穂先がスピカです。(スピカは穂先という意味)

s-0415おとめ座

どうでしょう?なんとなくイメージできましたか?
おとめ座のモデルになった神話はいくつかありますが、その中でも有名なペルセフォネの話をご紹介します。

 

⭐️おとめ座の神話について⭐️
農耕の神デメテルの娘として生まれたペルセフォネに、一目惚れした神様がいました。それは冥界の王ハーデスです。
ハーデスは、ペルセフォネを自分の妻にするために冥界に連れ去ってしまうのですが、それに悲しんだデメテルの影響で大地はどんどん枯れていき、食物が実らなくなります。
ペルセフォネも自分の望みで冥界に来たわけではないので元いた世界に帰りたいとハーデスに願いました。しかし時はすでに遅く、ペルセフォネは冥界の食べ物(柘榴)を口にしてしまっていたのです。
冥界の食べ物を食べると冥界でしか生きられない決まりでしたが、ペルセフォネは全て食べたわけではありませんでした。そこで、食べた分だけの期間は冥界で、それ以外は地上に戻って暮らすことになりました。
冥界にいる間は冬となり植物が実りにくくなり、ペルセフォネが大地に戻ったら春がやってくるようになりました。それが四季の始まりだと言われています。

来週4月22日は、流星群ついてお話しする予定です。
次回もお楽しみに〜💫