6月24日放送分 星屑トレジャー

⭐️6月24日(117回目)のテーマ⭐️
ヘルクレス座について

ヘラクレス、という名前の方が聞き馴染みがあるかもしれませんね。ヘルクレスもヘラクレスも同じ人物を指す名前です。
違いはラテン語読みか英語読みかという発音の差なので、どちらでもいいのですが、星座名としてはヘルクレスが正式名称なので、これを機に覚えてくださいね。

ヘルクレス座の中で一番明るい星は3等星のラス・アゲルティで、意味は「跪く者」です。
頭のてっぺんの位置にあるこの星ですが、星単体よりもヘルクレス座の特徴である将棋の駒のような五角形を見つけた方がわかりやすいかもしれないですね。

 

6月24日

 

どうでしょう、上半身の部分が五角形に見えませんか?
またヘルクレス座にはM13と呼ばれる球状星団があることで有名です。これは北天最大の球状星団で、北半球で最も美しいとも言われています。
その大きさから双眼鏡でも観測できる球状星団としても人気が高いです。

⭐️ヘルクレス座の神話⭐️
ペルセウスとアンドロメダの子孫であるヘルクレスは、数々の冒険をした勇者として有名でした。その中でも12の難業は人気が高いです。
アポロンから「エウリュステウスに仕え、彼が課す12の難業を成し遂げることができれば自由の身になれる」という神託を受けたヘルクレスは、その言葉通りに様々な難業へと挑戦し、そして乗り越えていきます。
他の星座も登場することで注目したいのは11番目の仕事です。それは黄金のリンゴを手に入れるということでした。ただし目的を達成するためにはリンゴを守る番人であるりゅうを倒さなければなりません。ヘルクレスは怯えることなく果敢にりゅうに立ち向かい、見事黄金のリンゴを手に入れることが出来ました。この時のりゅうはヘルクレス剤と同様、りゅう座となって夜空を輝かせています。

 

来週7月1日は、七夕についてお話しする予定です。
次回もお楽しみに〜💫