7月8日放送分 星屑トレジャー

⭐️2022年7月8日のテーマ⭐️
はくちょう座について

学名はCygnus(キグナス)といいます。そのままギリシャ語で白鳥という意味です。
天の川に沿って大きな翼を広げた白鳥の姿をしているように見える星座の形で、中でもわかりやすい形のところを北十字とも呼んでいます。

 

7月8日

 

はくちょうのしっぽにあたる部分の星座が一等星のデネブです。雌鳥の尾っぽという意味を持っています。
実は太陽の200倍も明るい星なので、地球から遠く離れていても強く美しい輝きを届けてくれています。
もう一つ注目してほしい星は、クチバシの部分にあるアルビレオという3等星です。
これは実は二重星で、双眼鏡などで観察すると金色と青色の星が隣り合っているように見えると思います。この姿を宮沢賢治は「銀河鉄道の夜」の中でサファイヤとトパーズになぞらえています。それくらい美しい星なので是非見てみてくださいね。

⭐️はくちょう座の神話⭐️
レダとどうしても結婚したかったゼウスが変身した姿だと言われています。
レダはそもそもゼウスが苦手で避けていたのですが、それでも諦めなかったゼウスは白鳥の姿になっていればレダに自分がゼウスだと気付かれずに近づけると考えて実行しました。ゼウスの思惑は成功し、レダと白鳥の間には子供を授かることになります。
それがふたご座の神話にも関わってくるカストルとポルックスになります。

来週7月15日は、火星についてお話しする予定です。
次回もお楽しみに〜💫