歴史の語り部、それは老舗。

とれたて!街角リポート、木曜日担当の高倉大輝です♪

 

今週は「老舗」をテーマにリポート!

僕は普段こういった取材は受けていないという、逆瀬川にある老舗『時田馬具』さんへ行ってきました!

お話しを聞いたのは、代表の時田さん。

 

80年近く続いている、日本でも最古の馬具店であり、馬具工房です。

でもなぜ、逆瀬川に馬具の工房があるんでしょう?

普通、こういった専門分野の工房やお店って、そういう施設の近くにあるものじゃないですか。

確かに阪神競馬場はありますが、仁川だし・・・。なんで??

 

・・・と思っていた疑問をぶつけてみました!

もともと鳴尾にあった競馬場。しかし、戦争が始まったことにより軍に接収されてしまいます。

そこで競馬場を別の場所に移すことに。

で、その候補地となり、後に実際に移されたのが逆瀬川だったんです!

時田馬具さんは鳴尾に競馬場があったときから、馬具の製作や販売を行っていました。

馬具次第で馬や騎手の安全が左右される。それだけ大事なものなんです。

その馬具工房が遠くにあっては不便!ということで、時田馬具も逆瀬川に移転することに。

 

今はもうまったく残っていませんが、今の阪神競馬場が出来る前までは、実際に逆瀬川競馬場として運営されていたそうです。

その名残で、時田馬具はこの逆瀬川に残ったんです。

現在では阪神競馬場、京都競馬場、小倉競馬場内にひとつづつ。そして、あの栗東トレーニングセンター内にふたつ出張所が設けられており、日本の競馬界を支えています。

 

で、ですね。上でまったく残っていないと書いた逆瀬川競馬場ですが・・・。

実は、競馬場のコースのストレートが、現在道路として残っています。

逆瀬川から小林聖心へ上る途中に、直線の桜並木があります。地図でも分かりますよ。

そこが、逆瀬川競馬場の名残なんです。

 

これも時田さんに教えて頂きました。まるでブラ〇モリみたいな話!!

 

逆瀬川周辺の歴史についてもいろいろ教えて頂きましたが、なんといっても馬具がメイン。

日本の競馬と乗馬競技を支えているのは、逆瀬川の老舗なんです!!

そのことを胸に、これからもお馬さんを楽しんで下さいね☆