元宝塚歌劇団 雪組 麻樹ゆめみさん

樽井美帆です

11月6日(金)は、スペシャルゲストデイをお届けしました。

お迎えしたのは、元宝塚歌劇団 雪組 麻樹ゆめみさん

 151106『レビュー・ステイション』麻樹ゆめみさん②

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1998年、宙組公演『シトラスの風』で初舞台を踏まれた84期生

宙組お披露目公演で初舞台を踏まれました。

『ベルサイユのばら』・『ロミオとジュリエット』などに出演され、

また、雪組副組長もつとめられ

2014年『前田慶次』・『My Dream TAKARAZUKA』で

退団されました。

 

麻樹ゆめみさんが初めて宝塚歌劇をご覧になったのは、小学校6年生の時。

福岡から引越ししてこられてすぐのことでした。

演目は『ベルサイユのばら』

帰りはずっとプログラムを抱きしめ、家に帰ってからもプログラムのセリフを読んでは

思い出して感動していたそうです。

入団後、『ベルサイユのばら』には、なんと4回出演されています。

 

幼いころから歌と踊りが大好きで、

宝塚歌劇の舞台を観劇した時にピンときて受験を決意。

宝塚音楽学校入学式では、首席として答辞を読まれました。

当時は、入学試験後、入学式までに再度試験が行われ、

その再試験で入学式の際の順位が決まったそうです。

 

 麻樹ゆめみさんら84期生が宝塚音楽学校に入学された際には、

宝塚歌劇団は、花月雪星の4組体制でしたので、

自分たちの初舞台が、新しく誕生する宙組になると知った時は

びっくり!

組の決まりごとなどもまだきちんと決まっておらず、

分からないことを上級生に質問すると、

その上級生がもともと所属していた組の決まりを教えてくれるため、

聞く上級生によって答えが違い、戸惑うこともあったそうですよ。

 

現在、現役の84期生は、北翔海莉さんと美城れんさんのお二人。

昨日11月22日に東京宝塚劇場千秋楽を迎えた星組公演

『ガイズ&ドールズ』にお二人が出演されているのをご覧になった麻樹さんは、

奇跡だと思われとても感動されたそうです。

同期生による奇跡は、ほかにもこんなことが・・・

 

2007年『エリザベート』

エリザベートの病院訪問のあとのシーンで、同期生3人だけが舞台上に。

エリザベートの白羽ゆりさん・ルキーニの音月桂さん、

そしてスターレイの麻樹ゆめみさん。

 

音月桂さんの退団公演『JIN-仁-』には、当時現役だった同期生5人のうち4人が

出演していました。

音月桂さん・未涼亜希さん・専科から北翔海莉さん、そして麻樹ゆめみさん。

 

麻樹ゆめみさんは、2010年4月、雪組副組長に就任されました。

当時、研13。

組長は、飛鳥裕さん。

なんと飛鳥裕さんは、麻樹ゆめみさんが組配属になった時から

雪組組長をつとめられていたんです。

そんな飛鳥組長とともに副組長をつとめることになったことは、

本当に感慨深かったとおっしゃっていました。

副組長になってからは、組子の相談にのるのはもちろん、

覚えることや確認作業がたくさん!

組子みんなが気持ちよく舞台に立てるようにという思いで、

日々を過ごしていらっしゃったそうです。

みんな一番キレイな姿で舞台に出てほしいという思いで、

全国ツアー『ベルサイユのばら』の際は、男役さんの縦ロールのかつらの手入れを

一気に引き受けられ、バスの中でも電車の中でもかつらの手入れをされていたと。

あの時、縦ロールかつらの手入れ方法を男役さんに伝授したので、

きっと今はみんな自分でできるようになっていると思いますとおっしゃっていました。

麻樹ゆめみさんの技術は、確実に雪組のみなさんに伝わっているのでしょうね。

 

雪組副組長として、下級生をあたたかく見守る麻樹ゆめみさん。

母親役も数多く演じてこられました。

最初は、2009年『ZORRO 仮面のメサイア』

『ベルサイユのばら』ではオスカルの母親 ジャルジェ夫人

そして、『ロミオとジュリエット』ではモンタギュー夫人

同期生である音月桂さん演じるロミオの母親になってしまったんです!

でも、息子と絡むシーンはラストシーンの霊廟のみ。

生きている息子には、舞台上では一切絡んでいないんですね。

また、麻樹ゆめみさんは幼いころから新体操をされていたとのことで、

小池修一郎さんの抜擢で仮面舞踏会のシーンでは、リボンを使ったパフォーマンスを!

ロミオのお母さん、実は楽しく仮面舞踏会にもぐりこんでいたんですね

 

麻樹ゆめみさんといえば、やはり歌姫!

というリスナーさんからのメッセージもいただきました。

思い出に残っている歌のシーンは、退団公演『My Dream TAKARAZUKA』の

ラストのデュエットダンスのカゲソロ『ケセラセラ』と、

2001年の博多座公演『パッサージュ』のエトワールだそうです。

トップコンビのデュエットダンスに少しかぶる感じで歌いはじめるという

とても緊張感あふれる難しいエトワールだったとおっしゃっていましたよ。

 

現在、麻樹ゆめみさんは舞台女優として、ダンス・声楽の講師として、

また堺少女歌劇団の講師としてご活躍です。

 

12月6日(日)、ホテル阪神にてクリスマスコンサート『Christmas Dream』を

開催されます。

『レビュー・ステイション』麻樹ゆめみさん1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宝塚卒業後初の関西でのコンサート。

ピアノ・パーカッション・トロンボーンの方とご一緒に、

懐かしい歌や卒業後に出演した舞台の歌なども歌われるそうです。

 

また、宝塚大劇場向かいにある花のみちセルカ2番館2階にある

宝塚ジュエリーサロン『アトリエ スプランドール』では、

麻樹ゆめみさん手作りのオリジナルブレスレットも販売されています。

『レビュー・ステイション』麻樹ゆめみさん3

 

 

 

 

 

 

 

『レビュー・ステイション』麻樹ゆめみさん2

 

 

 

 

 

 

 

好みに合わせて、世界で1つのオリジナルブレスレットを

麻樹ゆめみさんが作ってくださいます。

宝塚時代に培われたアクセサリー作り・髪飾り作りのノウハウを活かした

キラッキラのブレスレットですよ

ぜひ、観劇の際にお立ち寄りくださいね!

 

大きな瞳は優しさいっぱい

包容力たっぷりにお話くださる麻樹ゆめみさん

ご出演くださり、本当にありがとうございます!

151106『レビュー・ステイション』 麻樹ゆめみさん①