元宝塚歌劇団 月組 真愛涼歌さん

樽井美帆です

 

宝塚歌劇の夢と情報をお届けする『レビュー・ステイション』

 

7月21日(金)は、スペシャルゲストデイをお届けしました!

 

 

お迎えしたのは、

 

元宝塚歌劇団 月組 真愛 涼歌さん

 

『レビュー・ステイション』真愛涼歌さん 

 

2006年 92期生として『NEVER SAY GOODBYE』で初舞台。

 

月組公演『NOBUNAGA〈信長〉-下天の夢-』・『Forever LOVE!!』で

2016年9月4日に退団されました。

 

ご出演前日にハワイから帰国された真愛涼歌さん。

南国の香りを漂わせながらスタジオに入ってこられました。

在団中は日焼けに気をつけていらしたそうですが、

今回は「私、日焼けしてもいいんだ~!」と新鮮な気持ちで

南国の太陽を満喫されたとのことでした

 

宝塚歌劇ファンのお母さま勧めで、中学校卒業時に宝塚音楽学校を受験。

受験の順番待ちの時、窓から見える武庫川を一人で眺めていたそうです。

その時、光り輝く一人の本科生が真愛さんに優しく

「お菓子どうぞ」と話しかけてくれたのです。

 

その本科生は、花組トップスター明日海りおさん

 

入団後、真愛さんは明日海さんにこの出来事を話されたそうですが、

明日海さんは覚えていらっしゃらなかったそうです(笑)

 

高校2年生の時、課外授業で宝塚歌劇を観劇。

演目は、高校の先輩である彩吹真央さんがルドルフ役で出演していた

花組公演『エリザベート ~愛と死の輪舞~』

 

この観劇をきっかけに宝塚に入りたいと強く思った真愛さんは、

すぐに宝塚受験スクール探しを開始。

迷わず、憧れの明日海りおさんが通っていたスクールに

通うことを決められたそうです。

 

音楽学校時代は、憧れの制服がパジャマだったという秘密も

こっそり教えてくださいました。

 

とにかく遅刻をしないようにと考えた結果、

寝る前に髪を三つ編みにし、制服を着て制帽を被り、

かばんを枕元に置いて就寝

翌朝、目覚ましが鳴るとそのまま起き上がって学校へ!

先のことを考えて段取りをしていたこの経験が、

舞台での早替わりに役立ったのかもしれませんね。

 

リスナーのみなさんからいただいたメッセージの中で、

真愛さんが演じた役の中で印象に残っているナンバーワンは

『THE MERRY WIDOW』のプラシコヴィアでした。

 

真愛さんご自身も大好きな役だったそうですよ!

 

年配の女性の役だったため、ご自分のおばあさまをじっと観察し

役作りをされたそうです。

「ちょっとした動きをするにも、おばあちゃんは声を出すことなど

勉強になりました。」と真愛さん。

 

宝塚おとめに、憧れの役はエトワールと書くほど

歌が大好きという真愛さん。

お名前にも歌の字が入っていますね

 

その夢は、退団公演『Forever LOVE!!』で叶いました!

香盤発表の時は、別の場所にいた真愛さん。

真愛さんの夢を知っていたイケメン朝美絢さんが走って来て、

涙ながらにエトワールに決まったことを教えてくれたそうです。

 

また『Forever LOVE!!』の中の「パーシストラブ」という

愛希れいかさんを中心としたシーンでは、

シーンの冒頭のソロを担当されました。

アカペラでアフリカンの世界へ誘う大役。

娘役さんとは思えないほどの迫力、声量・表現力、

素晴らしい歌声を私は今でも覚えています。

 

演出の藤井大介さんからも、男役さんのように歌ってほしい

という指示があったそうです。

 

そこでアドバイスを求めたのが、凪七瑠海さん。

 

舞台人としても人間としても素晴らしい方で、

真愛さんは凪七さんのことを「師匠」と呼ばれているそうです。

 

ご出演の日に着ていらっしゃったグリーンのブラウスは

凪七さんからのプレゼントだそうですよ

 

退団後は、元月組トップスター龍真咲さんのディナーショーにご出演。

 

ずっと夢だったディナーショーへの出演が、退団後に叶いましたと

おっしゃっていました。

 

退団してからますます宝塚歌劇への愛が大きくなっているという真愛さん。

大劇場公演はもちろん、そのほかの劇場での公演や全国ツアーにも

足を運ばれているそうです。

 

真愛涼歌さん、ご出演くださりありがとうございます!