たからづかブリーズサンデー「川柳の時間」ブログ版

毎週第1・第2の日曜日の9時台にお送りしています・・・

「川柳の時間」

今週、ご紹介した投句とお時間の関係でご紹介できなかった句を紹介する

「川柳の時間」ブログ版です。

講評は、夕凪子さんです。

 

Sashaさん

「突風が吹いた 私はここにいる」

・・・「雨が降ろうが、槍が降ろうが、私はここにいる。」

   という強い意志を感じます。

   これからも前向きに進んでください。

 

さいとうみくさん

「やくそくの夕やけダイヤ見る時間」

・・・夕やけは大きなダイヤモンドだと、、、何とも雄大な句です。

   夕日が見えるような句です。

 

美津子さん

「八十年着た性格の脱ぎにくさ」

・・・もう、ここまでくれば、周りの方に合わせてもらうしかない。

   そんな”いなおり”が川柳らしい~

 

文子さん

「久しぶりチョコッと嬉し一人の夜」

・・・「チョコッと」とに「ちょっと淋しい」が出ました。

   本音でしょうね。

 

三枝さん

「シニアとか煮ても焼いても硬いまま」

・・・「私は私よー」と、こちらも良い意味での”いなおり”。

   私らしく生きるには必須事項です。

 

まりこさん

「義理欠いて浮世ほんのりピンク色」

・・・少しだけ自分を甘やかして生活すると、

   生きやすいこと間違いなし!

   こんな処世術も時には大事!!

 

きよみさん

「猫飼った家族にあった塀消えた」

・・・無心な生命に癒されています。

   暖かい日常が見えてくるようです。

 

司郎さん

「わが膝に乗るは今では猫ばかり」

・・・みんな去っていたけど、猫とは今も仲良しです。

   猫の暖かさを膝に感じながら。。。

 

幸乃さん

「桜貝を海に帰した大津波」

・・・大事な大事な桜貝。

   しかし、桜貝には海はふるさと。

 

広子さん

「講釈を連れて出てくるしじみ汁」

・・・体に良い成分が、二日酔いには・・・と、

   ただの「汁」ではないとうるさい。

 

としこさん

「参道にペルシャ絨毯敷き詰めて」

・・・紅葉の道をペルシャ絨毯という作者。

   踏んでいいかどうかと、少し迷う。

 

秀子さん

「欠けて欠けてやっとまあるくなるのです」

・・・流れる石も、シーグラスも。もちろん私も。

 

ひでこさん

「過ぎゆくを嘆くなかれと照る冬日」

・・・冬日のやわらかさに、頑張ったんだからと背を押してもらっています。

 

パーソナリティー・岸田久美子

「作り方やさしさまるめとかします」

 

 

みなさん、今週もたくさんの投句、

ありがとうございました。

次回は茉莉亜まりさんが担当します。

 

なお、来月は「1月」がテーマです。

1月の香りのする十七音字のドラマをお待ちしております。