たからづかブリーズサンデー「川柳の時間」ブログ版

毎週第1・第2の日曜日の9時台にお送りしています・・・

「川柳の時間」

今週、ご紹介した投句とお時間の関係でご紹介できなかった句を紹介する

「川柳の時間」ブログ版です。

今週の選者は、茉莉亜まりさんです。

コメントが都合により、掲載ができずで今週となりました。

申し訳ございませんでした。

 

黒田俊さん

「おめでとう祝電を打つ春が来た」

「並ぶ女雛に亡母(はは)の横顔見たような」

・・・川柳は字数が限られているので、亡くなった母を表したいときに、

   このようなルビを振ります。

   お雛様にお母様の面影を見る。

   母と娘の歴史までも見ておられることでしょう。

「追伸の一行今朝の私打つ」

「帰り道話し相手はお月さま」

 

城水めぐみさん

「教室で折り畳まれていた翼」

 

城水めぐみさん

「教室で折り畳まれていた翼」

・・・教室という縛りの多い場所。

   翼を拡げれば傷を負うので、仕舞ってやり過したのですね。

   卒業。

   ここからは拡げて自分の空へ羽ばたいてください。

   卒業という区切りのない大人の方も気持ち一つで飛んでいいのです。

 

前田邦夫さん

「逢えるかもしれない予感春うらら」

・・・逢いたければ逢えない人を春が連れてくれる。

   春は希望の季節でもありますね。

 

伊藤正美さん

「抗体も運んでほしい杉花粉」

・・・ありがたくない風物詩となってしまった花粉の飛来。

   やって来るなら抗体も一緒に、という切なる願いですね。

   お大事に!!

 

パーソナリティー・岸田久美子

「春一番届いてほしいこの想い」

・・・烈しく吹く春一番に、どんな想いを届けて欲しい分かると

   さらにいいですね!

   「春一番きみに届けよ恋心」

   このようにされてはいかがでしょう。

 

みなさん、今週もたくさんの投句、ありがとうございました。

きょうは、初めての方お二人からも投句いただきました。

次回は夕凪子さんが担当します。

 

なお、来月は「4月」がテーマです。

4月の香りのする十七音字のドラマをお待ちしております。