「市立病院の得した気分!」-たからづかタウンガイド-

皆さんお元気ですか?

花粉症来てますね?大丈夫ですか?

玉井順子です!

 

今月の「市立病院の得した気分!」は「市内の医療機関と連携を図り薬の適正使用に取り組んでいます」をテーマに、薬剤部長 吉岡睦展(むつのぶ)先生に、オンラインでお話しをお聞きしました。

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·共有·連携の大切さ!

例えば、かかりつけ医などで問題なく使用していた薬が、入院時には腎臓機能の低下などで減量したり肝臓で代謝する薬に変更するなど薬が変わることなどがあるそうです。

そのため、退院後の療養生活を安心して過ごせる様、入院中に変更した薬についてお薬手帳にも掲載されていない経緯や理由などの内容も書かれた「退院時薬剤情報提供書」を作成して他の医療機関や薬局等と情報を共有しているそうです。

 

そうすることで、退院後はかかりつけ医にかかる場合にも、転院する場合にも患者さんにとって安心出来るのでは無いかなぁ?と思います!

 

また入院時にも、急で無ければ退院時と同様に、入院前に使用していた薬など複数の薬局の情報をまとめた情報提供書を作成、薬の内容を共有しているとのことです。

 

色々な病院で治療を受けていて、例えばお薬手帳を1つにまとめ忘れていると薬が重複したり、飲み合わせの良くないお薬があるかも知れないなど心配なことが考えられるので、病院や薬局、薬剤師同士が患者さんのお薬の情報を共有することは、大切なことではないかなぁ?と思います。

 

·地域医療でも···!

お薬の共有は、病院·薬局同士だけでなく、例えば要介護の方などはケアマネージャーや訪問看護師とも共有出来る様にしているとのことで、薬剤師が患者さんの薬についてちゃんと把握しておくことが大切だと仰っていました。

 

·宝塚モデル?

数年前から、地域が連携して情報を共有し合える様な形を各地域で進めて欲しいとの国からの依頼があったそうですが、新型コロナウィルスの影響で上手く進んでいなかった他の地域に比べて、宝塚市立病院では手順書を作成するなど、国の目指す地域完結形治療を以前から目指していたため、宝塚市立病院が中心となって進めているそうです。

 

·情報共有システムはがん患者さんにも···?

今はがん患者さんも、比較的短い入院期間や外来での治療も多く点滴+飲み薬の組み合わせになることが多いので、点滴は病院で、飲み薬は薬局で処方されたりするので、病院と連携して薬剤師もどちらの情報も共有出来る様にしているそうです。

また、抗がん剤の副作用が出やすい時期に薬剤師から患者さんに連絡をして状態を確認するそうで、状態によっては入院した方が良いかも知れない、など主治医と相談して患者さんにとって最適な方法を速やかに判断出来るとのことです。

 

もしかしたらしんどくても我慢しないといけないのかなぁ?なんて思って自分から言い出せない人もいるかも知れません。

患者さんにとっても副作用が出そうな時に聞いて貰えるのは安心ですね?

 

また先生には「ちょっと忙しいかも知れないし、こんなこと聞いても良いかなぁ?」なんて遠慮したりして相談するには少しハードルが高いって思うことがあるかも知れないですよね?

でも大丈夫です!

治療内容や抗がん剤についても薬剤師にも情報提供されているので、ぜひ薬剤師にも相談して欲しい!とのことでした。

 

·宝塚市立病院でいっしょに学んで···!

宝塚市立病院の薬剤部はがんの専門知識を学ぶ「がん診療病院連携研修病院」地域医療のための「地域薬学ケア専門薬剤師研修施設」など、がんの専門医や地域の先生方と一緒に学ぶための研修施設があり各病院の医師と共に研修会を実施しているそうです。

 

·宝塚市立病院は先駆け···?

がん治療の他にも、病院薬剤師、保険薬局薬剤師、各医療機関の医師も一緒に薬の情報を共有出来るシステムがあり、常時薬の適正使用が出来るように取り組んでいるとのこと。

そして、この取り組みは全国に先駆けたもので国のモデル事業となっていて宝塚市立病院が中心となって進めているそうです。

 

まさに宝塚モデルですね!

 

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·患者さんにお願いしたいことをお聞きしました!

お薬手帳を1つにして欲しい、とのとです。

お薬手帳をかかりつけ医で貰って幾つか持っている人がいるそうで、そうすると出されている薬が重複したり飲み合わせの良くない薬があっても分からない、など無駄だけでなく様々な危険もあります。

 

市販薬も含め自分が今服用している薬はひと目で分かる様にしていた方が良いかも知れませんね!

 

薬に関しては、患者さんの中には自分で把握が出来ない方や、私自身もなんですが、長い間処方されていると何となくで把握している人も居るかも知れません。

がん治療後の患者さんの状態や、患者さんが服用している薬をそれぞれの病院や薬剤師、地域の介護関係の方々など、皆で共有することで患者さんに何か変化があった時などにも的確に対処出来るのではないかなぁ?と思いました。

 

実は薬などを共有することはとても大切では?とお話しを聞いていて改めて感じました。

そして、何より患者側にとっては、とても安心できますよね?

それらのシステムが宝塚市、宝塚市立病院が先駆けとなって進められているというのは、心強いですね!