「市立病院の得した気分!」-たからづかタウンガイド-

台風が近づいています。 皆さん気を付けてくださいね! 玉井順子です! 

 

今週は「市立病院の得した気分!」

糖尿病内科 主任部長  総長 難波光義(なんば みつよし)先生に

「糖尿病」の予防・改善や治療についてお話しを伺いました。

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総長としても、患者さんのために市や病院、医師会や介護の現場などとの

連携を図っていらっしゃる難波先生。

 

そして糖尿病内科主任部長、糖尿病のスペシャリストとして

糖尿病について色んなお話しをとっても分かりやすくして頂きました。

日本に1000万人もいると言われている糖尿病患者。

糖尿病には、原因不明の1型と食事や運動不足など様々な要因で

発症する2型があります。

2型が圧倒的に多く40歳以上の方に発症しやすいそうですが、

最近は30代でもかかる人が増えているとか・・。

主な原因としては、食事5・運動4・ストレス1の割合だそうです。

 

まず何と言っても食事を考えることが大事ですね?

腹八分目、野菜や海草、きのこ類から食べる、お酒はほどほどに・・など

良く聞いてみると生活習慣病予防の食事とも重なる様ですね?

そして適度な運動とストレスを溜めないこと、だそうです。

 

難波先生が食事方法としてストレスを溜めないために、勧めていたのがメリハリ食事!

糖尿病患者さんで2週に1度、それ以外の方では週に1度ご褒美で好きな食事、

後は気を付けて食事を摂る、という方法です。 

とはいえ、自覚症状がほとんど無い糖尿病 は、知らない間についつい進行してしまう

とても恐ろしい病気です。

 

喉が渇きやすい、疲れやすい、こむら返りが起きやすいなどの症状が出たら気を付けて頂きたい

のですが、夏だからかな?とか忙しいからなどと思いがちで重篤な状態になってからや、

他の病気で病院にかかって気が付くというパターンが多いそうです。

そして、数年から10年くらいかけてゆっくり進行する病気で

何より怖いのは合併症です!

眼底出血や網膜症、腎臓疾患や神経障害などの可能性もあるとか・・・?

血液は全身を巡っているので色んな所に影響が出るようですね?

 

粉もの(糖質)を2種類一度に摂らない、野菜から食べるなど、

そして適度な運動、ストレスを溜めない(結構これが難しいかも・・?)に

気を付けて行きましょう~!

 

そして大切なことは、年に1度検診を受けること!

 

 またもし糖尿病と診断されても、宝塚市立病院では医師だけでなく

栄養士など沢山の人が患者さんのためにチームを組んで治療にあたっているそうです。

 

治療を続けるうちにインシュリンが必要なくなる方もいるし、

飲み薬に変更できることもあるそうです。

 

心当たりのある方は、まずかかりつけの病院で見てもらうこと!

そして2度目ですが、気付きにくい病気なので、

年1度は検診を受けることが大切ですね!

 

今日お話し頂いた難波先生も講師としてお話しして頂く

糖尿病についての講座が9月14日に開催されます。

時間のある方は是非ご参加ください!

 

第31回市民講座

そこが知りたい、糖尿病のおはなし

プログラム:「これならできそう生活改革」

講師:総長・糖尿病内科主任部長 難波光義先生

糖尿病のお薬-最近の進歩-」

糖尿病内科主任医長 越智史浩先生

日時:9月14日(土) 14:00~15:30

場所:ソリオホール(ソリオ1の3階)

申込不要・参加費無料

問合せ:宝塚市立病院 経営統括部 ℡:0797-87-1161