「市立病院の得した気分!」-たからづかタウンガイド-

連日の大雨、皆さん大丈夫でしょうか?

お気をつけください!

玉井順子です!

 

今週は「市立病院の得した気分!」

今月は薬剤部 部長

吉岡睦展(よしおか むつのぶ)さんに

ズームでお話しをお伺いしました。

 

 

前回お越し頂いた時に、

すぐに病院に来られたのではなくて、

製薬会社の営業をされているときに

「自分達が販売している薬がどのように

患者さんに使われてどのような効果が

あったり、服用した患者さんが

どう感じているのか知りたい」と

いう思いから、提供する側から使用する側

へと紆余曲折を経て来られたお話しが

とても印象に残っていました。

 

患者さんに寄り添う気持ちと色んな経験を

されたことは、もしかしたら真っ直ぐに

病院に来られるより、

知識や経験も積み重なって、

大きな力になっているのではないかなぁ?

思いました!

 

その吉岡先生は、

日本の病院の薬剤師の手引き書を作成し

全国に発信するなど、

現在、全国の地域医療連携の

手引きとなっているそうです。

宝塚から全国へ!

何だか凄いですね?

 

さて、今回のテーマの一つ

ポリファーマシーについてですが

まず、ポリファーマシーとは、

害のある多罪服用、つまり

必要以上に薬を服用することだそうです。

例えば幾つかの医療機関でそれぞれ薬を

処方してもらった場合などに見られます。

必要なのに服用していないことも

ポリファーマシーに繋がるそうで、

大切なのは必要な薬を適性に服用すること

そのため退院時などに

入院していた病院からかかりつけの病院や

保険薬局に薬などの情報を提供し

患者さんの情報を共有することが

大切だと言うことです。

これは入院時も同じだそうで、

いつもの薬や注意することなど、

患者さんの情報を共有することは

病院側もですが患者さん本人も安心ですね!

 

続いてのテーマは電話診療。

現在新型コロナウィルスの患者さんは

兵庫県では少し落ち着いているようですが

今後また多くなってくるかも知れません。

そうすると、病院に行くことが不安になる

人もいると思います。

 

そこで、市内の医療機関と連携して

電話診療が出来るように

なっているそうです。

 

電話診療は再診の方が対象です!

例えば宝塚市立病院の場合、

電話連絡すると担当部署につながり

電話診療と薬局への

薬の要求が可能になるそうです。

薬の受け取り方は、それぞれ要相談で

発送や配達、直接手渡しや受け取りに

行くなど色々な方法が可能。

また、支払いも同様に色々な方法が

あります。

また、届いたあと薬剤師より電話などで

「どうですか?飲めていますか?」など

電話で服薬指導なども!!

ちょっと安心出来ますね!

 

ただ、病気の内容など色々な事情で

電話診療が出来ないこともあります。

まずは病院やかかりつけのクリニックに

ご相談下さい。

 

適性な薬を適量服用しなければリスクも

あるかも知れない。

吉岡先生が教えてくれた

「くすりの反対はリスク」はとても

分かりやすかったです。

 

私たちが出来ること、

まずは服用している薬の全体が分かる様に

「お薬手帳」を一冊にすることは、

大事ですね!

 

また、これから新型コロナウィルスも

どうなっていくのか予想もつきませんが

電話診療、という方法がある!と

思うだけで少し安心出来るかも・・・ですね!