六月の歌

6月30日(日)17:30からの「サンデー・トワイライト」は、

「六月の唄」ということで、4曲お届けします。

 

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(1)「六月の壁」by:古井戸

1972年にリリースされたアルバム『オレンジ色のすけっち』に収録され、

「6月になると聴きたくなる~」という人がいらっしゃる人気曲。

「いつも陽の当らない6月に向かって僕は今、

一人で暮らしています。外は雨ばかりで仕方がない。

僕は六月に向かって顔を貼り付けている。

いつも陽の当らない壁に向かって、 僕は一人で笑っているみたい」

という歌詞は、 1970年代の若者の心情を切なく語っているようです。

 

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(2)「六月の子守歌」by:みにくいあひるの子

この歌は、1974年6月に、

姉妹デュオ“ウィッシュ”のシングル曲としてリリースされましたが、

元々は1973年の第5回ポピュラーソングコンテスト会に

大阪から出場した「みにくいあひるの子」が歌った曲です。

そして、この歌を作曲したのが野田幸嗣さん。

やしきたかじんさんのマネージャーを長年務められ、

現在もP.I.S音楽出版、cozee records代表として、

音楽の仕事をされています。

「六月の子守歌」はとても美しいメロディの歌で、

多くの歌手がカヴァーしていることもあって、

今も思い出して歌う人がいるようです。

 

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(3)「女友(ゐなぐどぅし)」by:うないぐみ

うないぐみという沖縄の女性民謡グループで、

古謝美佐子さん、宮里奈美子さん、

比屋根幸乃さん、島袋恵美子さんの四人。

2015年にリリースされたアルバムを、

ギタリストの石田雄一さんから頂戴し、

以降、くりかえし何度も聴いてきたのですが、

今回、六月という時季にふさわしいかと思い、

流そうと思います。

グループ名の「うない」とは「姉妹」という意味だそうです。

 

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(4)「夏日星」by:中川イサト

2022年4月に天へコンサートツアーに出かけられ、

僕たちは彼が残した音楽をくりかえし聴くのだけど、

何度も聴いているはずなのに新たな発見があり、

そのフィンガーからつま弾き出された音色の深さに驚くばかり。

「夏日星」とは、和名の「火星」のことだそうで、

野尻抱影さんの本に書かれているとか。

この楽曲を戦国時代の物語を語るとき、

BGMとして使うととても効果的だと思っていて、

これまで二度ほど使わせていただいたことがあります。

暑い夏に合う楽曲だと思います。

 

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