「市立病院の得した気分!」-たからづかタウンガイド-
皆さんお元気ですか?
玉井順子です!
今回の「市立病院の得した気分!」は
宝塚市立病院病院長
今中秀光(いまなか ひであき)先生に、
新型コロナウイルス感染症への対応や様々な診療体制の充実について、新しく増えたもの、強化されたものなど、病院長のメッセージとともにお話しをお伺いしました。
手塚治虫作品「火の鳥」の大ファンだと仰る今中先生は、今回も還暦のお祝いでスタッフの皆さんから頂いた燃えるような赤いユニフォームで、オンライン出演して頂きました。
☆新型コロナウイルス感染症について
·現在は、感染者数が減って来ているなか入院患者が0(11月11日現在)だそうです。ただ、次の第6波への警戒に向けてコロナ感染症病棟はそのまま維持しているそうです。
·宝塚市立病院のこれまでの取り組み!
昨年2月以降、行政PCR検査を行う「帰国者接触者外来」発熱者を専門に診察する「発熱外来」「コロナ感染症専用病棟」を開設。感染者数の増加に伴い病床数も倍以上増やしたそうです。
コロナ病床を増やすことでスタッフの皆さんの負担も増えたと思いますし、「病棟や緊急医療の受け入れ体制の制限が心苦しかった」と仰ってた今中先生の言葉が皆さんの気持ちを表しているように思いました。
·検査と治療以外にも···!
今年7月からは「コロナワクチン集団接種」に毎日10名程を派遣。更に病院内で基礎疾患などハイリスクの方々へのワクチン接種と副反応に対応出来る体制を整備されているそうです。
新型コロナウイルス感染症が広まってから病院や医療従事者の皆さんは、本当に大変だったと思いますし、まだこの後どのくらい続くか分からない不安もあります。第6波も来ると思うと、今中先生も仰ってました。まだ暫くは気を引き締めないと···ですね!
☆診療体制の充実に向けて!
「がん診療」「救急医療」「一般診療」の3本立てで進められています。
がんセンターを2018年に開設し、外科治療·化学療法·放射線治療が全て確実に可能となりました。
呼吸に合わせて照射出来る「定位放射線治療」を昨年導入。ピンポイントで病巣に照射出来るため他の組織に負担がかからない。肺がんや肝臓がんなどに使用出来るそうです。
また乳がん治療についても専門医やチーム体制など、とても充実してきているとのこと。
尿路結石センターを今年新設。開腹や内視鏡を挿入しての手術の他に体の上から衝撃波を当てて石を砕く方法などもあり、もちろん石の大きさなど状況にもよると思いますが、患者さんの負担が大きく減るんじゃないかなぁ?と思いますね!
宝塚市立病院は設立してから今年で37年だそうで、人間の年齢でいくと倍の74歳になるとか···? 人間でいう神経組織に当たる電気系統なども古くなってきました、と今中先生。 とはいえ新しい機器の導入やスタッフの充実などますます進化している様にも思います。
コロナウイルスも収束はまだ先の様です。これからも厳しい状態が暫くは続くかも知れませんが、これからも身体に気をつけて頂きたいです!