「市立病院の得した気分!」-たからづかタウンガイド-

皆さんお元気ですか?

玉井順子です!

 

今回は「市立病院の得した気分!」

『知っていますか?虚血性心疾患』をテーマに、

循環器内科主任医長  長澤智(ながさわ あきら)先生にお話しをお伺いしました。

 

循環器内科の疾患は、心臓とそのまわりの病気や症状で、心筋梗塞や不整脈から高血圧、さらに足の動脈(末梢動脈)など様々だそうですが、お話しを聞いていて今日のテーマ「虚血性心疾患」はそれらの原因だったり結果だったり、総称だったりと、とても大切なテーマではないかなぁ?と思いました。

そんな「虚血性心疾患」あまり良くわからない?という方もいらっしゃるかも知れません。私も聞いたことはあるwordだけれど、内容に関してはあまり知りませんでした。

 

·虚血性心疾患とは?

心臓の筋肉に酸素や栄養を送り込む働きをしている冠動脈が狭くなったり、詰まったりすることで、心臓の筋肉に血流障害を起こす病気で、総称なので安定しているものから、急性心筋梗塞や不安定狭心症など、命に関わる病気まで様々あるそうです。

 

·原因と思われるものは?

高血圧·糖尿病·脂質異常症や喫煙·肥満など。

 

·症状は···?

胸が苦しい·息が切れる·階段や急いで歩いたり、重い荷物を持って歩くと息が切れるなど。

 

·気をつけることは?

急に胸が苦しくなる、締め付けられる様に痛い、胸が重いや息が切れるなどの症状が暫く休んでもおさまらない。数分間以上続く場合は心筋梗塞などの可能性があるので、すぐに受診して欲しいそうです。

また、短時間で改善する安定狭心症の場合も急性心筋梗塞ほど緊急性は高くないですが出来るだけ早期に診察を受けた方が良いそうです。

 

·治療法は···?

血液検査や冠動脈造影検査などを行い冠動脈の詰まったり狭い場所へのカテーテル治療。また循環器内科ではないそうですが、カテーテル治療以外に冠動脈バイパス手術もあるとのこと。

 

·リスクは···?

何歳以上というのは特に無いですが、加齢はリスクの要因になるそうです。また女性に関しては月経が終るくらいの年齢から増える傾向があるそうです。

また、血圧が上がったり急激な気温の変化でも発症しやすいので、冬は気をつけたい季節です。

 

·予防法は···?

適度な運動とバランスの摂れた食事。

食事は塩分やカロリーの異常摂取に気をつける。

また運動は、30分程度、週5日程度以上を目安にして欲しいとのことです。

 

急を要する状況以外、基本的にはかかりつけ医からの受診となります。

まずは、気になることがあればかかりつけ医に相談、検査などでの早期発見が大事だとのこと。

先生の言葉で印象に残ったのが「、あまり我慢をしないで欲しい」という言葉です。

しんどくても何となく我慢して過ごしてしまうことも多いと思いますが、早期発見早期治療がとても大切なので、いつもとちょっと違うなぁ?と感じたらまずは、相談することが大切だと思いました。