幸せの黄色い果実(後編)

幸せの黄色い果実(前編) | エフエム宝塚 (835.jp)

【前回のあらすじ】

電波障害によってリポート時間が半分以下になってしまったまっつんは責任をとって坊主にし、頭を床に擦りつけながら中継をお送りしたのであった(安心して!坊主にはしてないし、人間としての尊厳から床に擦りつけてもいないわ!)。

 

 

ということで去年12/16に不完全燃焼で終わってしまったリポートの無念を果たすため再び舞い戻ったフェニックス松坂。

お届けするのはもちろん川面5丁目『patisserie JAUMECITRON(宝塚菓子処れもん)』さん。

ソリオ北ユニベール宝塚B1にあります。

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オーナーシェフの松尾浩志さんに再びお話を伺いました。

この道一筋40年、定年を迎えるまでがむしゃらにお菓子を作り続けてきた松尾さん。

元は大阪で2店舗ほどシェフを務めていましたが著名なシェフに弟子入りする為、ホテルのシェフとして門を叩きます。

環境の違いや収入の変化などもありましたが色々なこと挑戦していきたいという考えの松尾さん、そこから拠点が大阪→京都→神戸と移り変わっていきます。

およそ13年前、神戸に移った時に自宅も宝塚に引っ越してからこの地との縁も始まりました。

(奥さまが歌劇ファンというのも大いに関係しているかも!?)

お菓子作りには飽きが来ず、これからは地域貢献と人材育成のため去年10/26にオープンしたのがこのれもんさんということです。

 

 

と、引き続きお話を伺う中でなんとまたしても電波障害発生。

どうやらB1に位置するれもんさんと、いつも中継の時に使っている携帯の相性がすこぶる悪いようで突然電話が切れてしまいました。

2・3分で復旧できたものの、またしてもお聞き苦しい時間を作ってしまった反省に松坂の左半身の毛は当然すべて剃らしていただきました。

 

 

さあ気を取り直して伺った松尾さんのお菓子作りのこだわりは「心技美」。

まず「心」。お菓子作りの根源となるものはなんといってもお客さんに美味しいお菓子を食べてほしいという誠実な思いこそがすべての始まりです。

次に「技」。閃きと確かな技術こそが想いを体現する術。心をカタチにする技術力を磨くことの重要性を語って下さりました。

最後に「美」。洗練された技術によって美しいデザインが完成されます。

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店名にもなっている看板商品「れもんシトロン(れもんケーキ)」。

可愛らしいその形からも松尾さんのこだわりが反映されていることが分かります。

いつもは脇役で素材を引き立てて美味しくなる魔法の果物「れもん」。

そんなれもんがたまには主役になれるお店をという思いが込められているのです。

 

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そして今回もう一つ「モンブラン」もいただいてしまいました。

我々がモンブランと聞いて想像するあの形とは一線を画しています。モンブランとはフランス語で「白い山」の意。私が今まで見てきたモンブランの中で一番山に近い形です。

心技美を体現した1つの作品といえるでしょう。

その山を踏破すべくフォークを進めます。中には大きな栗が隠されていてなんだか少し得した気分に。

一度口に入れると濃厚な甘みであの松坂が猫のような唸り声をあげてしまいました。

目で見て感動・舌で味わいまた感動。

こんな山なら何度でも頂きたい。山の頂だけに。おあとがよろしいようで…(気を付けて!あなたが思っているよりうまいこと言ってないわ!オーディエンスは総冷めよ!)

 

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現在の期間限定メニュー青森産つがる紅玉を使った「タルトタタン」と「タルト・オ・ポウム」。

このりんごを使ったメニューはもうすぐ終了予定ですのでお早めに。

 

 

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れもんさんは松尾さん夫妻2人で営業しているお店。奥さまが毎日1つ1つ丁寧に包装したマドレーやヌパウンドといったお菓子が並んでいます。手作りの包装でくるまれた可愛らしいお菓子には冷えていても温かみを感じるのは私だけじゃないはず。

おまけに奥さまはオンエア中なぜかマイクを持つ旦那さんと松坂の様子を動画に撮り続けていました。

お茶目ですね。

いたるところにお二人の真摯にお菓子に向き合う姿勢が感じられ、なんだか背筋が伸びる気持ちになりました。

 

そんなれもんさん。またも太っ腹すぎるお言葉をくださりました。

去年にも言ってくれたあのキャンペーン。

「FM宝塚」を聞いたと言ってくれたお客さんは「バースデーケーキを10%オフ」して下さるそうです!

繰り返します。番組を聞いたと言ってくれたお客さんは「バースデーケーキを10%オフ」!!

365日誰かの誕生日、私は聞いてすぐに日記帳を開き友達の誕生日を探しましたよ!

 

 

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最後に松尾夫妻のツーショット(鏡越しに松坂もいるよ)。

なんとお二人、高校からの付き合いだそう!!!!

え、なんんにもそえふぇ。失礼、動揺しました。

あまりにも素敵すぎる二人の関係に拍手すらもおこがましい。

いつまでも仲睦まじく市民の憩いのお菓子屋さんを続けてくださいね。

 

 

 

『patisserie JAUMECITRON(宝塚菓子処れもん)』

住所:宝塚市川面5-10-25

tel:0797-84-6711

営業時間:10:00-20:00 (火曜・第二水曜定休)

instagram:ジョーヌシトロン(@jaumecitron) • Instagram写真と動画

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