谷泰三、黒井千次著『老いのゆくえ』を読む
2月20日(日)午後5時30分からの「サンデー・トワイライト」は、谷泰三さんが最近読まれて感銘を受けた本、『老いのゆくえ』(黒井千次著・中公新書)についてお話します。
昭和7年(1932)生まれの小説家である著者。五木寛之氏、先ごろ亡くなられた石原慎太郎氏と同世代で、今年で傘寿=90歳を迎えられます。
81歳から新聞紙上に連載してきたこの随筆集、いたるところに「老いへの違和感」が語られます。だれしも「老いは初心者」(立川談志の言葉)なのですから、「老い」に対して戸惑いながら、やがて諦めに似た気持ちとともに、受け入れざるを得ない心境になっていきます。
75歳の谷泰三さんが今思う「老い」への思いを、この本をベースに語ります。音楽は、京都の3ピースバンド・ウォーラスの「架空の中へ」をお届けします。いい曲ですよ~♪
真雁秀一さんの「グリーンカフェ・タイム」もお楽しみに。