日が沈む前に
冬真っ盛り。ずっと真夜中でいいと思っている人や夜に駆ける人、ヨルシカ活動しない人もいますが、本来暗くなるその前にこそ人は動きたくなるものです。
今日私まっつんこと松坂滉が訪れたのは清荒神3丁目にあります『Before Dark』さん。清荒神参道沿いに上がっていき、一つ目の鳥居を左に曲がったすぐのところです。
もう外観から雰囲気が出てますね。
Before Darkさんはオリジナルのハンドメイド革製品とセレクトした雑貨のお店。
お店に入ると右側には木の箱が重ねてあります。
まるで美術館に来たかと勘違いしてしまうほどのアーティスティック感。
箱の一つ一つの形が違うのも特徴で、雑貨が並んでいます。
代表の笠井さんはこの道8~9年の革職人。
元々は大阪で靴の修理や鞄・小物の製造を手掛ける工房で働いていました。
しかし皆と同じものを作り続けるということに疑問を感じ、独立を決意したのです。
周りの人はやめておけと止めたそう。何の後ろ盾もなく一職人が独立するのはあまりにも無謀だと。
しかし自分にしか出来ない事を求めて笠井さんは旅立ちました。
感情が理論を凌駕して動くこともあります。
彼はただ何かを作る人ではなくアーティストだったのです。
独立し工房を探していた折、たまたま立ち寄った清荒神。その雰囲気や静けさからピンとくるものがあったようでオープンしたのが2018年10月。
少しずつ働き方を変えながらも「自分が面白いと思った物を作る」という今のスタイルが一番合っていると笠井さんは語ります。
定期入れやティッシュケース、鞄にTシャツなど様々なものが並びます。
革製品に関しては全て笠井さん一人で手掛けているというから驚き。
そんな笠井さんのこだわり。
それは革の良さを全面に出したいということ。
折り畳みの財布と長財布。
イタリアンの高級革を使ったリッチ感溢れる逸品。
その特徴としては笠井さんが縫い目の必要が無いと感じた形には表に糸が出ないようにしている点。
間近で見ると革財布とは思えない程柔らかな仕上がり。
折り畳みの方はまるでお稲荷さんかと錯覚するほど優しく可愛らしいフォルムです。
こちらはちょっと女性に人気のありそうな色味。
黄色い方はまるでクレープ。
また革製品の一つの魅力として経年変化が楽しめる点が挙げられます。
そんな色の変化もお店で聞けば笠井さんが丁寧に教えてくれますよ。
相棒の工業用ミシンと笠井さん。
こいつがないと一切仕事ができないとハニカミます。
工房のメカニック感や使い込んでる工具は何だか男心をくすぐります。
日が沈む前にぜひ一度お越しください。
さてここまでブログをご覧になった皆さん、いかがお考えですか?
今までの松坂のなんの脈絡の無い例えボケや唐突な漫画ネタはどこにいったんだと、そう思ってはいませんか?
いやはやそんな幼稚なことはしませんよ。
なぜなら私は今日、デキる男として覚醒してしまったからねえぇえええ!!
さあ両の眼をかっぴらき、括目せよ!!!
だらぁあああ!!!買った!!!買ったぞおぉおい!!
高級革の財布を!!!取材とか一切関係なく欲しかったから!!
実は少し前に財布を失くしてしまった松坂、とりあえずあまり考えることなく緊急で新しい財布を買っていたのですが…正直あまりこだわり無くかっていたのでしっくりと来ていませんでした。
今回の出会いでいきなりピンときちゃったんだから仕方がねえよなぁ!!!
感情が理論を凌駕して動く。
そんな瞬間を感じた暗くなる前でした。
これからよろしくな相棒。
『Before Dark』
住所:
営業時間:10:00-18:00(日曜営業の日は14:00-18:00/最新の情報はHPまたはInstagramにて)
定休日:水曜
HP:Before Dark (before-dark.shop)
Instagram:Kaz Kasai(@beforedark_leather) • Instagram写真と動画