ガーデニング相談室 ~2月9日
ガーデニング相談室 松村佳代です。
アドバイザーは 斎藤茜さんです。
今日の質問
観葉植物の葉が「すす病」になってしまいました。どうしたらいいでしょうか?
見た目が「すす」のような黒いものがつく病気。カビなんです。
風通しが悪く湿度が高く日当たりが悪いと「すす病」が発生しやすくなります。
今のこの時期は部屋を閉め切っているうえ、日差しも弱く、暖房をつけて加湿器をつけるなど病気発生しやすい環境になります。
「すす病」は、アブラムシやカイガラムシが葉や枝の液を吸ったあとの排泄物が原因。
不衛生にしていると、発生してしまう病気です。
「すす病」になってしまったら使う薬は「殺虫剤」です。
まずは虫をやっつけるところからです。
といっても、薬をかけてもすすは取れないので、まず濡れたタオルやブラシで拭き取ってください。
葉の裏表を確認して殺虫剤をかけてください。
部屋の中で薬をかけるとニオイが充満してしまうこともあります。
天気のいい昼間に外に出して薬をかけて、においがなくなったらお部屋にもどしてあげてくださいね。
今後気をつけることとしては、
部屋をときどき換気をして風を通すこと。
水やりのタイミングで虫のチェックすること。
アブラムシは1匹いればたくさん増えてしまいます。見つけたら必ず捕殺してください。
季節の植物や花のおはなし
ハーブの種まき
2月は外で種をまくには早いですが、部屋で発芽させることができます。
発芽するための温度は、種の種類によって違います。
だいたい15度以上の温度があると発芽する種が多いです。
斎藤さんのおすすめは、タマゴパックを使う方法。
パックに穴をあけて種まき用の土を入れて、ふたをすると簡易的な温室になります。
ふたをし続けると蒸れてしまうのでときどきふたを開けて換気もしてください。
発芽には日当たりも必要です。
窓辺など部屋の中でも明るい場所で管理することをおすすめします。
中には光を嫌がる種もあります。
種を買ったときの袋の裏書きをしっかり確認してくださいね。
おすすめのハーブはミント、カモミール、オレガノ、フェンネルなど。
「去年植えそびれた種をまいても大丈夫でしょうか?」
種は見た目にはわかりませんが、生きています。
古くなると芽がでないこともあります。
買ったその年にまくのが一番発芽率がいいですよ。
2月、寄せ植え講座の見本です↓