千差万別十人十色、見れば見るたび色変わる
3月に入り少しずつ暖かい日が増えてきた今日、なんだかアーティスティックなかほりがしたので宝塚南口まで羽根を伸ばした私まっつんこと松坂滉。
本日訪れたの南口1丁目にあります『K-LEWiS』さん。宝塚南口駅の西側、徒歩5分程度でイカリスーパーの道をまっすぐ行けば見えてきます。
かっこいいバイクと窓に見えるは…?
なんでしょうか気になりますね。早速中にお邪魔してオーナーの松上清さんと店長の松上美紀さんご夫妻にお話を伺いました。
2017年にオープンするまで美紀さんは自ら飲食に携わったことはほとんど無かったそうですが、新たな挑戦として一歩踏み出したわけです。
日替わり定食はお店の看板メニュー!
女心とK-LEWiSの定食という諺があるように気がつけばすぐに変わってしまいます。
中でも餃子と唐揚げは人気が高くお持ち帰りも出来ますよ。
さてこの店内で一際目を引くのは
このステンドグラスの数々でしょう。
実は清さんは元々作家さんの助手をしていてそこで学んだ「ダルガラス」というステンドグラスを手掛けているのです。
このダルガラス、なにが特徴かと言いますとその厚さ。
通常のステンドグラスが3mm程度が一般的なのに対し、ダルガラスは2cm!
ええい、聞くより見るが早し!刮目せよ!
あっっっっつ!!!!
ちょうど親の七光りのバカ息子の面の皮くらい厚いです(この例え自体は悪くないんじゃが「の」が多すぎるから残念ながら減点じゃ)。
このガラスをハンマーで砕いていって形成していくのです。ストレス発散にもなるんだとか。
厚みがあるからこその割れ方の違い、光りの通り具合の変化、全てが一期一会で同じ作品は二度と生まれない。それこそがダルガラスなのです。
さあ初めの外観写真からもチラッと映っていたこの作品。実は松上ご夫妻すらも気が付かなかった楽しみ方をお客さんが見つけてくれたんだそう。
日光が外のバイクのミラーに反射しステンドグラスを通じて店内に入れば角度のマジック。
カラフルな光りが天井に映し出されて何ともロマンチックな光景に。まるで電気を使わないプラネタリウム。
もちろん意図してバイクをその位置に置いたわけでは無く、偶然生まれた芸術。
自分では気付かないような観点や発想、人によって違う捉え方があるのも現代アートの良さの一つです。
毎回違う作品が違う人と出会い紡がれることで無限大に発想は広がっていくというわけです。
よく言われることですがDRAGON BALLにおいて、フュージョンは足し算、ポタラは掛け算。
これらの作品は完全にポタラということです(どういうこと?)
オススメメニュー、「シフォンケーキ」をドリンクのセットでいただきました。
バニラアイスとチョコソースが罪なやつ。
いざフォークを入れるとフォークの重みだけでケーキが真っ二つ。お皿にフォークが突き刺さってしまいました(無論突き刺さったのは嘘です)。
この柔らかさは人間が出せるものなのか…?
ふわっふわさの秘訣を聞いたところ、
なんとダルガラス製作途中の樹脂とかき混ざる工程の時と、ケーキの材料を混ぜる時の動きが酷似していたとのこと!
こんなところが繋がるんだと気付けたのもまた偶然の芸術と言えるかもしれません。
お話を伺った松上夫妻。
実はオンエア中は「妻に緊張せず喋れるようになって欲しい」という清さんの意向で奥様の美紀さんだけ喋っていただきました。
なんだかその雰囲気もバランスが取れていて素敵ですね。
是非『K-LEWiS』で新たな出会いを。
『K-LEWiS』
住所:宝塚市南口1-16-5
Tel:0797-20-4760
営業時間:当面の間 11:00〜16:00(月曜定休)