花は咲き、命の息吹を祝いけり
爽やかな気候、通り過ぎる風に春を感じて訪れたのは中山寺。
大きな鳥居をくぐり、私まっつんこと松坂滉が訪れたのは『梵天』さん。
ちょうどエスカレーター乗り場のすぐ横にある喫茶です。
オーナーの潘朝宗さんにお話を伺いました。
店内に入ると目に飛び込んでくるのはリッチな雰囲気のあるインテリアの数々。
これらは全て潘さんがかつて貿易会社で働いていた経験とノウハウを活かし、中国まで買い付けにいったもの。
天井や壁はコンクリートでかっちり決まっているのに対して、家具類は温かみのあるものを目指したそうで、コンテナ丸々一台載せて遥々日本までやってきたこれらの豪華な家具たちは海を越えて一層その輝きを増しています。
ハリウッド映画で描かれるような「NIHON」とは中国や韓国などアジア圏をミックスしたイメージだそうで、梵天の店内もまさに日本らしくもあり中国らしくもある、独特だけれどどこか心の琴線に触れる雰囲気が出来上がっています。
天井の高さは7~8mと、チェ・ホンマンが3人肩車することも可能です。
なるほどここで韓国要素が出てくるわけですね(違います)。
一目瞭然とにかく広い店内。
コロナの影響で今は少し席を減らしていますが、席数は108!!
そう煩悩の数と一緒なんです。
大学の時「煩悩の数と一緒やんけ」というツッコミで一時代を築いた私からすると、反応せざるを得ない数字です。
これだけ店内が広ければコロナ禍でも十分に距離を取ってゆっくり過ごすことが出来ますね。
ここにもしルンバを解き放とうものなら縦横無尽に走り回り、その走りは東洋の稲妻(オリエンタル・ライトニング)として名を馳せることでしょう。
そして頂きました。店頭にも貼ってありました名物『蓮筍(はすたけ)ごはん』。
今回は特別におうどんもつけて下さりました。
蓮筍ごはんとはその名の通り、蓮の葉っぱで包まれた筍ごはんなんです。
もうこの封印を解かないという選択は私には出来ません。
オープン!!
封印されし筍ごはんが姿を表した段階で勝利確定、エクストラウィンです。
このあまりに芳しい香り、なんと例えるのがいいのでしょうか。あえて言うならば春の香り。
おこわのもちもち食感と筍の食感が心地よく、鼻には常に春の爆弾がダイレクトアタックを仕掛けてきます。
松任谷由実さん、春、来ましたよ。
そしてあやぴーさんも興味津々だった中山寺お花事情。
今は梅が7分咲きと言われていて、今週の土日にはピークを迎えるかもしれません。
戌の日の今日、安産を祈願する参拝客の方も多くいらっしゃってました。
すくすく育てー。
今日はお土産で梅ケーキを頂いてきました。
目で見て舌でも感じる梅体験。さ、満を持して言いましょうか。
「うめぇ」と。
素敵なスタッフ2名とFM宝塚ステッカーを持っていただいての1枚パシャリ。
どうやらこちらの華は百花繚乱。咲きに咲きほこってらっしゃいますね。
『梵天』にて素敵な春を。
『梵天』
住所:宝塚市中山寺2-11-1
電話番号:0797-83-0711
営業時間:週末・祝日 9:00-16:30(L.O)/平日 10:00-16:00(L.O)
定休日:平日の仏滅