たからづか8丁目35番地(水)「川柳の時間」ブログ版
皆さんこんにちは!
たからづか8丁目35番地・水曜日
パーソナリティーの山崎彫科です。
初回放送いかがでしたでしょうか?
3月まで『たからづかブリーズサンデー』でオンエアされていた
人気コーナーが水曜日にお引越し!…ということで、
責任持って山崎えるかが引き継がせて頂きます!
皆様どうぞ宜しくお願い致します。
では、番組内でご紹介できなかった投句の抜粋を
こちらのブログでご紹介させて頂きますね。
茉莉亜まりさんの講評も併せてお楽しみくださいませ。
キンコンカン天使湧き出で坂の上 -さとすぃ
鐘が鳴って天使が湧き出る。
坂を登りきれば光に包まれ、天使に囲まれるのでしょう。
坂を登り続けていればときに天使が舞い降りてきて、
手を引いてくれるかもしれませんね。
グラグラと揺れて言葉が出てこない -和音
あまりに揺れる心は言葉を拒みますね。
沈黙で心を守り、心を心のままにししおく。
そのうちに必要な言葉がこぼれてきますように。
春月夜極まり果てて沫となり -高良俊礼
すべてがおぼろとなってゆく春の月夜。
極まり果てればすべては泡沫、幻となるのでしょうか。
そんな幽玄に迷いこむことも許されるのが春月夜。
*沫(あわ)
春日傘過ぎにし日々と木もれ日と -西尾幸恵
まばゆくなった春の陽射し。
春日傘で歩けば過ぎた日々が心を走馬灯のように巡ってゆきますね。
こぼれる木もれ日は過ぎてきたやさしい時間のようでもあります。
よき春の時間の中を歩いてください。
今週は以上です!
たくさんのご投句ありがとうございました!
文芸コーナー『川柳の時間』
毎月第1週は茉莉亜まりさん、
第2週は夕凪子さんをお迎えしてお届けします。
これからも皆さんからのたくさんのご投句、お待ちしています。
メールアドレス:fm@835.jpに
「 水曜日の川柳コーナー」宛でお送りください。
番組当日朝8:30まで募集しています♪