5月13日放送 星屑トレジャー
⭐️5月13日(111回)のテーマ⭐️
うみへび座について
88星座の中で最も大きな星座なのですが、2等星のα星以外は3等星が5つで、残りは暗い星で構成されているので、少し見つけるのが難しい星座です。
α星アルファルドは「心臓」という意味で、橙色に輝いています。
巨星化が進んでいるので、いつかは死を迎える星でもあります。
うみへび座の全体像はこんな感じ。
絵ではなかなか大きさは伝わりにくいと思うので、一度プラネタリウムで大きさを確認してから本物の夜空の中で探す方が見つけやすいかもしれませんね。
⭐️うみへび座の神話⭐️
英雄ヘルクレスは、9つの頭を持つ化け蛇ヒドラの退治を命じられます。ヒドラは家畜を殺したり土地を荒らしたりするので人々は困り果てていたのです。
まずヘルクレスは戦車で乗り込み、火矢を放ってヒドラをすみから追い出しました。棍棒で頭を打ちますが、ヒドラは9つの頭を持っているので一個ずつ叩いていても意味がありませんでした。そこで火をつけた木を持ってきて、ヒドラの頭の付け根を焼いていきました。8つの頭は焼き落とすことができましたが、真ん中の1つは不死身だったので、火でも倒せません。ヘルクレスは近くにあった岩を頭の上に倒して、ヒドラから出た猛毒を持つ血を矢につけてヒドラにめがけて放ちました。するとようやくヒドラはもがき苦しみ、無事退治し切ることができました。
この時倒したヒドラの姿がうみへび座だと言われます。
来週5月20日は、ケンタウルス座、おおかみ座についてお話しする予定です。
次回もお楽しみに〜💫