「市立病院の得した気分!」-たからづかタウンガイド-

皆さんお元気ですか?

 長くお休みしてすみませんでした。

玉井順子です!

 

さて、毎回学びの多い「市立病院の得した気分!」今回も色々とお話しをお伺い出来ました。

オンラインでご出演頂いたのは、

リウマチ科 部長

  柏木聡(かしわぎ さとし)先生です。

 

タウンガイド 柏木先生

 

·身体の中で火事?

関節炎は身体の中で火事の様な炎症が起きる様に関節に痛みが出ることで、その痛みも突然大きな痛みが出る場合もあれば、ボヤの様に徐々に痛みが増していく場合もあるそうです。

それらを関節炎と呼び、関節炎の代表的なものが「関節リウマチ」だそうです。 因みにリウマチは関節リウマチを略した呼び方だそうです。

 

-様々な炎症を起こす病気で最も多い関節リウマチについて色々お聞きしました。

 

·原因などについて!

直接的な原因は分かりませんが、遺伝的素因はあるそうで、身内などに関節リウマチの方がいる場合は気をつけた方が良いかも知れないとのこと。

また持っている免疫のバランスが崩れて起こるので、歯周病やタバコなどは気をつけて欲しいとのことです。

 

·主な症状は?

手が痛む人が多いそうですが、手の他に足など小さな関節に出ることが多いとのこと。

その他にも膝など大きな関節や複数の関節に痛みが出る人も居るそうです。

 痛みも急に激しく出る人、ゆっくり痛みが進む人など個人差がありますが、急に激しい痛みに襲われるのは年齢の高い人が多いそうです。

症状としては痛みが多いですが、手足などの関節が固くなることで動きにくくなる「こわばり」などもあるそうです。

 

また、年齢についても昔は40代~50代の女性が多かったそうですが、今は60代がピークとのことです。

 

·治療方法について!

投薬·リハビリ·手術·基礎療法

関節リウマチは、完全治癒は全体の約10%位で、寛解が約60%寛解一歩手前が約20%で、完全に治る人は少ないかも知れませんが、薬やリハビリなどで発症前に近い状態まで回復し、普通の生活が可能な人も多いそうです。

 

また、薬やリハビリ、病気の知識をつけながら臨んでいく基礎療法の他に、薬では寛解せず炎症や変形で生活に支障のある方には手術という方法があります。

 

完治が難しいことで不安を感じるかも知れませんが、「例えば高血圧の薬などもずっと飲み続ける人は多いですよね?」と、そして前向きに過ごすことが大切だとの柏木先生のお話しに、

確かに、薬は生活の中の習慣の一部として組み込みながら前向きな気持ちをを持つことが大切なのかも知れないなぁ?と思いました。

 

市立病院 柏木先生

 

 

·治療は早い方が···!

治療を始めるのはなるべく早い方が良いそうで、目安は発病から半年くらいだそうです。

 

·病院への目安は···?

痛みを感じたり、朝こわばりが1時間以上続いた時など。

 

·まずはかかりつけ医や最寄りのクリニックなどに相談のうえ来院下さい、とのことです。

 

また、ストレスが溜まると症状が悪化することも多いそうなので、気持ちを楽にして生活して頂くことが大切だそうです。

 

 

 

「病は気から!」

歯周病やタバコなどを気にする、そして痛みやこわばりなど気になる時はまず近くの病院へ!

そしてストレスをためないこと!ですがこれが以外と難しいかも?

なので、疲れた時はゆっくり休めるだけ休んで、楽しい事を考えながらちょっとだけ前向きになれたら良いかも知れませんね?