ポリファーマシーって・・・?
皆さん、こんにちは〜 中山澄恵です。
長かったGWも終わり、頭も体も“いつも”モードに切り替えていかなくては!!ですね
さて、今週の『市立病院の得した気分』では・・
薬剤部主幹 吉岡睦展(よしおか むつのぶ)さんにお越し頂きました。
テーマは『ポリファーマシーについて』
薬学博士でもある吉岡さん
患者さんのことを考え、日々奮闘されていらっしゃることが
すごく伝わってきました。
皆さん、ポリファーマシーという言葉、ご存知でしたか?
ポリとは・・沢山の
ファーマシーとは・・薬 という意味
つまり沢山のお薬(目安としては6剤以上)を服用することなんだそうです。
お薬って飲み合わせがよくなかったり、同じような効用なものを服用すると、薬同士の相互作用によって逆に症状が悪くなることもあるそう。
市立病院でも入院される方の半数以上が、すでに6剤以上のお薬を飲まれていてポリファーマシーの傾向に!
今は高齢化社会。
高齢な方になるほど複数のお薬を長期にわたって服用するケースが多くなりがちですよね。
確かに私の祖母もそうだったような・・
しかも若い頃に比べると内臓機能も落ちているため、副作用が起きる可能性が高いということです。
ポリファーマシーって実は身近で、大きな問題とあらためて実感。
吉岡さんはじめ、市立病院薬剤師の皆さんは退院後の患者さんの生活も考慮して、本当に必要な薬を見極め、正しく安全に服用してもらえるよう、地域の医療機関とも連携をとっていらっしゃいます。
そして今、こういった取り組みは他府県からも注目されているそうです。
素晴らしい
ぜひ「宝塚モデル」として、全国に広がっていってもらいたいですね。