ポリファーマシーって・・・?

皆さん、こんにちは〜 中山澄恵です。

長かったGWも終わり、頭も体も“いつも”モードに切り替えていかなくては!!ですね

 

さて、今週の『市立病院の得した気分』では・・

薬剤部主幹 吉岡睦展(よしおか むつのぶ)さんにお越し頂きました。

テーマは『ポリファーマシーについて』

 

 5月8日分

 薬学博士でもある吉岡さん

 患者さんのことを考え、日々奮闘されていらっしゃることが

 すごく伝わってきました。

 

 

 

 

 

皆さん、ポリファーマシーという言葉、ご存知でしたか?

ポリとは・・沢山の

ファーマシーとは・・薬  という意味

 

つまり沢山のお薬(目安としては6剤以上)を服用することなんだそうです。

 

お薬って飲み合わせがよくなかったり、同じような効用なものを服用すると、薬同士の相互作用によって逆に症状が悪くなることもあるそう。

市立病院でも入院される方の半数以上が、すでに6剤以上のお薬を飲まれていてポリファーマシーの傾向に!

 

今は高齢化社会。

高齢な方になるほど複数のお薬を長期にわたって服用するケースが多くなりがちですよね。

確かに私の祖母もそうだったような・・

しかも若い頃に比べると内臓機能も落ちているため、副作用が起きる可能性が高いということです。

 

ポリファーマシーって実は身近で、大きな問題とあらためて実感。

 

吉岡さんはじめ、市立病院薬剤師の皆さんは退院後の患者さんの生活も考慮して、本当に必要な薬を見極め、正しく安全に服用してもらえるよう、地域の医療機関とも連携をとっていらっしゃいます。

そして今、こういった取り組みは他府県からも注目されているそうです。

 

素晴らしい

 

ぜひ「宝塚モデル」として、全国に広がっていってもらいたいですね。