1月22日はJAZZの日
2023年1月22日(日)17:30~「サンデー・トワイライト」
1月22日が「JAZZの日」だってことをご存知でしたか?東京都内の老舗ジャズクラブのオーナーの会「JAZZ DAY実行委員会」が2001年に制定したのが、この「JAZZの日」で、JAZZのJAは、1月=JANUARYで、ZZが22という数字に似ていることから、1月22日をJAZZの日にしたそうです。
そこで番組ではできるだけ多くの楽曲を流したいと思っていますが、悲しいかな、30分番組ではフルに流すことが出来ないので、2曲は途中でF.O.してしまいますが、2曲はフルで流します。
1曲目は、上野が初めて聴いて痺れ倒した名曲、Gerry Mulliganの“Prelude In E Minor”です。年配の方ならご存知かもしれませんが、FM東京で1973年から79年まで放送していた「アスペクト・イン・ジャズ」のオープニングテーマ曲として使われたもので、当時高校生だった上野はこの曲を聴いて、「ハードロックやフォークソングとえらい違うぞ……なんだこの渋さは」と感じたものでした。それ以前に、デューク・エリントン楽団などのビッグバンド、オスカー・ピーターソンのゴージャスなピアノJAZZは聴いていましたが、この「プレリュードホ短調」には驚きました。ショパンのピアノ曲が見事にJAZZになっていたのですから。しかも、バリトンサックス……あまり聴き馴染みのないこの音に、ボブ・ブルックマイヤーのバルブ・トロンボーン、そして、アート・ファーマーのフリューゲルホルンが入って来る。ギターはジム・ホールですね!高校生の私は、一気にここで成長したわけです(笑)また、「アスペクト・イン・ジャズ」の名司会者油井正一さんのことも語らねば。当初、落語家が講談師かと思ってしまうほど古典芸能系の匂い漂う語り口調で、しかし、書店で著書を見つけ、ジャズ評論家という存在を知ったわけです。高校で図書部員だった私は、購入図書に油井さんの『モダン・ジャズ入門』や『ジャズの歴史』などを付け加えた憶えがあります。
2曲目は、Dexter Gordonの“Tune Up”。ダイナミックかつリラックスした雰囲気のテナーサックス奏者で、ビバップ時代から長いことキャリアを積み上げて、俳優として映画にも出演した人物。デクスター・ゴードンには名盤といわれるものがたくさんありますが、今回はゴキゲンなこの曲を。
3曲目はChris Connorの大ヒット曲で、今も歌い継がれている”Lullaby Of Birdland:バードランドの子守唄”そして4曲目は、つい昨年暮れに来日して西宮でLiveをしたTonu Naissoo Trioの“Don’t Say Goodbye”をお届けし、ジャズの名曲で埋まる番組となっております。