「市立病院の得した気分!」-たからづかタウンガイド-
皆さんお元気ですか?
玉井順子です!
今年初めての「市立病院の得した気分!」
病院事業管理者 難波光義(なんば みつよし)先生より
「年頭のごあいさつ」と言うことで色々お話しをお聞きしました。
·新型コロナウイルスの状況について!
市立病院に入院されている新型コロナウイルス感染症の14の病床は満床で、院内におられる方は20名ほどだそうです。(1月9日現在)
また、発熱外来での新型コロナウイルス感染症の陽性率が80%ほどになり、第6派や7派に比べて高くなっているとのこと。
感染は···子どもさんから感染した方などもいらっしゃるそうですが、やはり後期高齢者の方が多いそうで、高齢者施設でのクラスターや1人暮しの方 など。
一人暮らしの方は、感染した時にかかりつけ医まで行くことが難しかったりで、重篤化してしまうことも···。
対策としては···スマートフォンなどを枕元などに置いて置く、親族と頻繁に連絡をとり、いざと言うときは親族から病院に連絡して貰うなど、決めておくことが大切だとのこと。
重篤化しやすい人は···?
糖尿病やがんの治療中の方、呼吸器が弱い方や体質などでワクチンを打つことが出来ない方などだそうです。
新型コロナウイルス感染症とインフルエンザが同時流行しているとの報道もありますが今のところ、インフルエンザの患者数などを考えると兵庫県や宝塚市では同時流行はしていないと思う、と仰っていました。(1月9日現在)
コロナは増えてしまっているので、インフルエンザは本当に流行って欲しくないですね?
·二足以上のわらじ···?
宝塚市立病院は地域医療支援病院でもあるので二次救急や一般診療の患者さんもおられます。
コロナ禍で大変なことは、他の病気等で来られた一般の患者さんに対してもコロナを疑わないといけなくなっていていること。
他の患者さんや職員に感染する可能性を考え、コロナのスクリーニングを行ったり、スタッフは十分な防御体制や家族などプライベートでの感染も考慮し常に緊張感を保ちながら生活しなければならないそうです。
難波先生が「医療はライフライン、宝塚市のエッセンシャルワーカーとしてライフラインを守って行かなければ!」と仰っていました。
何時まで続くのか分からないしんどさは本当に大変だと思います。
ただ、病院はライフライン、命の最後の砦ではないかなぁ?と思いますので医療従事者の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです!
·VOCA···?
(変動性·不確実性·複雑性·曖昧性)
先行き不透明で将来の予測が困難な状態を表すそうですが、世界情勢や感染症の蔓延、気候変動など要素が色々あります。
世界情勢の影響で医薬品を始めとした医療に必要なものが入りにくくなり、また薬が取り合いとなったりで薬品などの不足も出ているそうです。
また、病院へのサイバーテロなども現実に起きています。
地球温暖化などで凍土が溶けることでコロナ以外の感染症などのウイルスが表に出てくるかも知れない?などの予測報道があったり、不安もあります。
それらに対応すべく「あってはならないことが起こるかも?」と考え様々な準備が必要だとのこと。
患者さんのことだけでなく、薬の在庫やサイバーテロまで考えなくてはいけないんだなぁ?と本当に‘2足のわらじ‘どころではないですね?
今年は、新型コロナウイルス感染症も落ち着いて、医療従事者の皆さんや私たちにとっても少しは心休まる年になって欲しいですね!