12月2日 星屑トレジャー@冬の星座について

⭐️2022年12月2日のテーマ⭐️
冬の星座について

夜空が賑やかな冬の季節がやってきましたね!
空気が冷たく凛としているこの時期は、他の季節と比べても星がとても綺麗に輝いて見えます。
ただ、寒すぎると霧が出てきて見えないこともあるので、難しいんですけどね。
一等星の輝いている数が一番多いのも冬の星座の特徴です。
代表的な6つの星座はとても見つけやすいので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

 

1202冬の大三角

 

まず最初はなんと言ってもオリオン座を探すのがいいでしょう。私は昔からリボンの形だと思っているのですが、他の星で同じ並びのものは存在しないので、一際目立つ存在です。
オリオン座の一等星は、ベテルギウスとリゲルです。
ベテルギウスは右肩、リゲルは左膝の部分の星です。
そう思うと、ぼんやりオリオンの姿を思い浮かべられるのではないでしょうか。

次はオリオン座の左下に注目してください。
ここには全天で一番明るいおおいぬ座のシリウスが輝いています。
白くて力強い輝きは、何度見ても惚れ惚れするほど美しいです。シリウスはおおいぬ座の鼻の部分にあたる星なので、これを見つければ視界の中におおいぬ座は捉えられたことになります。

シリウスが見つかったら、左上に視線を移動させてみましょう。こいぬ座のプロキオンが見つけられると思います。こいぬ座はなんと星座線で描くと一直線、つまり2個しか星がないので、プロキオンともう一つの星も併せて覚えると星座博士だ!と言ってもらえるかもしれません。

こいぬ座が見つかったら、さらに左上に視線を移動させます。ここには青白く輝く一等星のポルックス、そしてオレンジ色に輝く二等星のカストルが仲良く並んでいます。この二つはふたご座の二人の頭に位置する星々で、そこから右側が彼らの胴体を表す星の並びとなっています。比較的二人並んでいるように見える星座なので見つけやすいと思います。

ふたご座の次は右上に注目すると、また明るい星を見つけることができると思います。これはぎょしゃ座のカペラです。ぎょしゃ座全体は五角形に見える星の並びなので、暗いところに出かけなくても、一度見つけることができれば何度も見つけられる簡単な星座です。

続いてカペラの右下を眺めてみましょう。赤く輝く特徴的な星、アルデバランと、すぐそばにはプレアデス星団も見つけることができると思います。アルデバランはおうし座の目にあたる位置に存在しています。残りの星は暗く星座線は描きにくいですが、力強い牛の姿を想像してみてくださいね。

さあこれで6個の星座を見つけることができましたね!
この星座たちの一等星を繋いで、冬のダイヤモンドと冬の大三角と呼んでいます。
これが見つけられれば冬の星座は網羅したと言っても過言ではありません。

ここまで見つけられた人にもう一つ、星座の紹介を。
それはうさぎ座です。暗めの星が多いですが、形がうさぎっぽいのでわかりやすいですよ。
オリオン座の足元を探してみてくださいね。

来週12月9日はふたご座についてお話しする予定です。
次回もお楽しみに〜💫