1月27日 星屑トレジャー@彗星について

水星と音が同じなのでわかりにくかったかもしれませんね。
彗星はほうき星とも呼ばれる星で、こんな姿をしています。

 

縮-230127彗星

 

核は氷やちりの塊です。
それが太陽に近づくとその熱でどんどん蒸発して溶けていこうとします。
その時にイオンとダストを発生させて、星が尾を引いているかのように見えます。
核のことは泥だらけの雪だるまだとイメージしてもらうとわかりやすいかもしれませんね。
さあ、その雪だるまの氷の部分がどんどん溶けていくと、泥(つまりチリ)が残って散乱していきます。
彗星の通り道にはチリがたくさん残されることになります。
この時残ったチリが地球の大気に触れたときに流れ星となって私たちの目にも見えるようになります。
これが流星群の仕組みです。
毎年同じ時期に同じ流星群が見れるのは、地球が毎年同じタイミングで同じ彗星の通り道に突入するからなんですね。
彗星は流星群の親なんだな、と思ってください。

さあそんな彗星がどこからやってくるのか、はっきりと答えがまだ出ていません。
現在は以下2つの場所から飛んできているのではないか、という説が有力です。

「エッジワース・カイパーベルト」
海王星の外側にある軌道のこと

「オールトの雲」
太陽系の外側をぐるっと大きく取り囲んでいる氷微惑星のあつまりのこと

まだまだ宇宙には不思議なことがたくさんありますね。
私たちが生きている間にもいろんな説が覆されることがあるかもしれないとわくわくが止まりません。

ちょうどZTF彗星が大接近中なので、双眼鏡や望遠鏡、カメラでの撮影などでその姿をみつけてみてください!

来週2月3日はぎょしゃ座についてお話しする予定です。
次回もお楽しみに〜⭐️