「武庫川をもっと身近に!」-たからづかタウンガイド-

皆さんお元気ですか?

玉井順子です!

 

ゲストコーナー、今回は、

武庫川流域圏ネットワーク 代表の

山本義和(よしかず)さんに、私自身もですが身近すぎてあまり意識していなかった武庫川の大切さや、河川敷のお掃除会について色々お話しをお伺いしました。

230225タウンガイド

 

 

·武庫川流域圏ネットワークとは?

兵庫県は2010年に武庫川への治水ダムを見送り「総合的な治水対策」を進めることに決定。

同時期に、武庫川の治水、自然環境保全、街づくりなど地域の課題に取り組む団体や市民が協力してネットワーク機能を重視した市民環境団体「武庫川流域圏ネットワーク」を2011年に設立されたそうです。

2011年7月9日に行われた設立総会には、篠山、三田、宝塚、伊丹、西宮、尼崎、神戸の武庫川流域の7市の団体と市民が参加されたそうです。

 

·実は武庫川は···?

武庫川は、篠山市の源流から下流の西宮市の海岸線まで全長66kmで、一級河川含めた想定氾濫区域内の人口と資産では全国10位の川だそうです。

川は昔から流域に住む人びとに、飲料水や農業·工業用水、生活用水など様々な恩恵を与えてくれると同時に大雨などによる深刻な洪水被害も引き起こします。

 

宝塚市はありがたいことに、この半世紀ほど武庫川で大きな自然被害を受けていません。

そのことや武庫川が流れているのは、比較的 短い距離で、構造的にも人々が入ったり遊んだり出来る親水ゾーンが少なく、市民にあまり意識されていないかも?と山本さん。

そして、川は生活の上で恩恵を与えてくれるとともに、川の側で遊んだりスポーツをしたり、また風や川の流れ音を楽しんだり、心の安らぎへの恩恵も大きいと仰っていました。

 

本当にそうかもしれません。川の流れを見ていたり、風や音を感じるだけで本当に気持ちが落ち着く気がします。

 

山本さんたちは、川の安全、より魅力ある武庫川づくりのため、更には武庫川を知って欲しい、親しんで欲しい!との思いもあって様々な活動をされています。

 

それらの活動の1つ、年に3度ほど開催されているお掃除会が来月行われます。

 

·武庫川河川敷 お掃除会の目的は?

人が集まる親水ゾーン浅瀬などでは、ゴミも溜まりやすいので、皆で楽しくごみ拾いと、特定外来生物オオキンケイギクの駆除を行うとのことです。

 

☆オオキンケイギクとは?

アメリカから明治時代に入ってきた多年草で、根が張っているため新幹線や高速道路などの基礎部分をしっかりさせるためや、また可愛い黄色い花をつけるので園芸店などでも売られていたそうですが、非常に繁殖力が強く、他の植物や生態系に影響を及ぼすため駆除することになったそうです。

以前は民間では駆除で出来なかったのですが、規制が緩和されて様々な条件はありますが民間でも駆除出来ることになったとのことです。

 

☆また、お掃除会当日は、COOP神戸の皆さんなど団体さんも参加されたり、専門家の方による治水のお話しなども聞ける予定だそうです。

 

ちょうど仁川と武庫川の合流地点辺りの親水ゾーンで開催されるお掃除会、準備の関係で、お申し込みを受け付けていますが、当日直接参加も全然大丈夫だそうです。

分かりやすいのぼり旗で迎えてくれるとのことですので皆さん運動がてらに如何ですか?

 

 

「第34回 武庫川河川敷 お掃除会」

 

日時:

3月12日(日)   9:30~12:00

 

集合:

仁川国際霊園 南の河川敷

(阪急「仁川駅」川沿いを下流へ、徒歩20分)

(阪急バス「田近野」「仁川口橋」徒歩5分)

 

持ち物:

 マスク·軍手·小スコップ·水筒など

 

お申し込み: 

住所·氏名·電話番号·ご記入のうえメールにてご連絡ください。

「武庫川流域圏ネットワーク事務局」

mukogawaken.net@gmail.com

「件名:お掃除参加」

☆当日直接参加もOK!

お問い合わせ:

090-7878-4307(山本さん)まで

 

☆降水確率午前中50%以上中止

予備日3月19日(日)

 

 

·その他に···!

阪急逆瀬川駅すぐのアピア1 2Fふれあい広場にて、3月24日(金)~3月31日(金)までパネル展が開催されます。

武庫川流域圏ネットワークのパネルも展示されるそうですのでぜひご覧下さい!

 

展示バネルには、オオキンケイギク駆除や活動報告の他に津門川で起きた魚の大量死(2018年は工事の影響·2021年は原因不明)についてなどが展示されるそうです。

 

武庫川流域圏ネットワークでは会員も募集中!

個人·団体·学生会員など、どなたでも大歓迎だそうです。

良かったら如何ですか?

興味のある方はホームページも覗いてみてください、とのことです。

 

津門川のお魚大量死の件もですが、現在の武庫川下流での治水工事など、治水と生物への影響、私たちの生活の便利さや開発と動植物を守ることや自然環境の保護の両立を考えて行かないといけないかも知れませんね?

 

そして、もっと武庫川を意識して、自然の良さや風や水面の美しさなど川から受ける恩恵で、 心安らぐ素敵な時を過ごしてみたいですね!