備えあれば憂いなし!!
とれたて!街角リポート♪、火曜日担当の高倉大輝です☆
今週のリポートは、いざという時に頼りになります、宝塚市西消防署のみなさんが参加した、「水防訓練」の模様をお届けしました!
いろいろと教えてくれたのは、宝塚市西消防署警防第1係 消防士長 曲田朋紘(まがりだ ともひろ)さんです。
真ん中のネイビーの服を着た方です。
これからの季節、とても多くの雨が降ります。
すると川が氾濫したり、住宅の床下に浸水したり、といった被害が出るかもしれません。
そうなった時にどうやって水を防ぐのか、というのが、今回の訓練の目的。
ではどのようにせき止めるのか。
それは土のうを使うんです。
↑このように土のうを3段重ねて作る方法を、三段積み工法を言います。
土のうを一段積み上げたら、その上から土をうすく被せ、重りで踏み固めます。
それが終わると次は2段目。そして3段目と繰り返していき、後方にも土のうを積み上げます。
すると完成!
工法自体は非常に簡単。
やり方さえ知っていれば、誰でも作ることができますね~。
そしてもう一つの工法が「改良型積み土のう工法」
これは先ほどの三段積み工法を進化させ、強固かつ素早い方法です。
ご覧の通り、三段積み上げた土のうにブルーシートを被せたもの。
まず広げたブルーシートの上に、土のうを積みます。
そうしたら、余っているブルーシートをバサッと被せて
上から土のうを載せておき、最後に杭を打ち込んで固定し完了!
これで押し寄せる水から、街を守ることができます。
こういった作業には、↑の道具を使います。
そして、もしも土のうが足りなかったりした場合には、次のようなものでも水を食い止めることが出来ます。
脚立にブルーシートを巻いて土のうで固定したり
お庭や道端にあるプランターを並べ、そこにブルーシートを巻くことでも代わりになりますし
お宅にあるポリタンクに水を入れて重石にし、それをブルーシートで巻いて固定することでも、土のうの代わりになります。
そして、今回はトライやるウィーク中の宝塚第一中学校と安倉中学校の生徒さんも、訓練に参加。
一つ8kgある土のうを、一生懸命運んだり
土のう袋に土をつめて、土のうを作ったりもしていました。
またこの日は、自主防災組織の方々も見学にきており、各工法や注意点などを熱心に聞いてらっしゃいました。
こういった備えをしておくことで、いざ河川の水が堤防から溢れても安心ですね。
最後に曲田さんから
「家庭でも防災マップを確認しておいたり、非常持ち出し袋を用意しておいたり、最新情報をTVやラジオ、インターネットなどで確実に集めておくことが大事です。
我々ももちろん頑張りますが、皆さんそれぞれでも災害への備えを忘れないようにしておいてください。」
とメッセージを頂きました。
これからの季節、本当に雨が多くなります。
災害はいつどんな形で起こるかわかりません。
しっかりと備えておきましょう!!
そして最後に・・・
会場脇にズラッと並んだ消防車たち!!
威風堂々とした佇まいでした。