元宝塚歌劇団 時凡子さん・美和久百合さん・笹波里花さん
樽井美帆です
6月10日(金)の『レビュー・ステイション』では、
「仲良しOG・女子会トーク」をお届けしました。
50年来アメリカロサンゼルス近郊にお住まいで
アメリカのOG会「宝米会」のお世話をされている
40期生 元月組・花組の娘役:時 凡子(とき・みなこ)さんが
日本に一時帰国され、思い出の詰まった宝塚市を訪問されたため、
44期生 元花組トップ娘役:美和 久百合(みわ・ひさゆり)さん、
48期生 元花組娘役:笹波 里花(さざなみ・りか)さんが
時さんに会うために集まられました。
写真左から、笹波さん・時さん・美和さん
そこで、エフエム宝塚のスタジオで「仲良しOG・女子会トーク」と題し、
貴重なお話を伺いました。
楽屋での楽しいおしゃべりがきっかけで仲良しになられた3人の交流は、
時さんがロサンゼルスに行かれても、ずっと途切れることなく続いているそうです。
宝塚は一度縁があるとずっと続くそうです。
在団した年代が違っても、会えば歳を忘れてお話がはずむとおっしゃっていました。
でも、スタジオでお座りになる席を決める際には、
『学年順』でサササッとスピーディーに行動されていましたよ!
みなさんがそろって目を輝かされたのは、初舞台のお話をされた時。
『あの興奮は忘れないわね~、きっと今の人たちもそうじゃないかしら』
みなさんが舞台に立たれていた時代は、戦後まもなくで華やかな時代では
なかったため、衣装やカツラなどは自分たちで工夫されていたそうです。
カツラはなかったので、つけ毛をいっぱいつけた。
スプレーもムースもなかったため、何度も手直しをしながら舞台に立った。
当時は、髪の染めがなかったので、色々な色の金粉を糊とブラシでつけた。
洋画を見て、女優さんの髪型を研究した。
外国製のアクセサリーを求めて、神戸まで通った。
タイツ・網タイツ・チュチュは自前だった。
などなど・・・
いつも宝塚の舞台で豪華な衣装を見ると、今の時代の人はうらやましいな、
あの時代はなかったなと思われるそうです。
100周年の時には、舞台に立たれた美和久百合さん。
メイク・コロンの匂いが混ざった舞台と楽屋の独特の匂いは、
今も昔も変わらないわねとおっしゃっていました。
宝塚歌劇への思いを次のようにお話くださいました。
時凡子さん
アメリカにも宝塚歌劇ファンは多く、とても褒めてくれます。
世界中にどんどん広がって素晴らしいものを観せてほしいです。
美和久百合さん
いつも華やかな舞台を楽しみにしています。
素晴らしい歌もダンスも、厳しいレッスンを耐え抜いてのことだと
いつも感心しています。
笹波里花さん
清く正しく美しくの伝統をつないでいってほしいです。
みなさん、とても詳細に現役時代のことを記憶されていました。
鮮明な思い出となるほど、毎日精進されたのでしょうね。
素晴らしい笑顔でお話してくださったみなさん、
貴重なお話を本当にありがとうございます。