元宝塚歌劇団 星組 大輝真琴さん
樽井美帆です
宝塚歌劇の夢と情報をお届けする『レビュー・ステイション』
5月11日(土)は、スペシャルゲストデイをお届けしました!
『レビュー・ステイション』20周年記念スペシャルゲストとしてお迎えしたのは、
元宝塚歌劇団 星組 大輝 真琴さん
2005年、『エンター・ザ・レビュー』で初舞台を踏まれた91期生。
今年2024年4月6日、星組公演『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~』・『VIOLETOPIA』
東京宝塚劇場公演千秋楽をもって退団されました。
約1ヶ月前に退団されたばかりの大輝さん。
愛称パンダにちなんで、白と黒のパンダファッションでご登場🐼
退団後、公の場初登場ということで、この日を待っていらっしゃったファンのみなさんが
大勢スタジオの前に駆けつけてくださいました。
そして、本当にたくさんのメッセージも届きました!
6歳の男の子からのかわいいメッセージも😊
番組中にすべてのメッセージをご紹介することは叶いませんでしたが、
番組終了後、大輝さんにすべてお読みいただきました。
1通1通に感想と感謝の言葉を口にされていましたよ🤩
伊丹市ご出身で、約19年間宝塚歌劇団で活躍された大輝さん。
まずは地元を大切にしたいとの思いから、
『レビュー・ステイション』ご出演をご快諾くださいました💕
ほぼ同い年の大輝さんと『レビュー・ステイション』。
ともに時を振り返りました。
たくさんある退団公演の思い出の中からお話ししてくださったのは、
大輝さんが意外過ぎて胸が熱くなったこと。
退団公演『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~』で大輝さんが演じられたのは、
デリーで修理屋を営む親方オム。
オムがかぶっていた毛糸の帽子は、なんとお衣装部さんの手編みだったそうです。
その帽子をかぶった姿がとても愛らしいと楽屋でオムさんは大人気に😄
退団者は、みんなから手作りのプレゼントを受け取られるそうなのですが、
ある日、輝咲玲央さんからもプレゼントが届きました🎁
それは・・・
✨🐼パンダの顔の形の手編みの座布団🐼✨
とても可愛らしい顔で、赤いネッカチーフを巻いたパンダだったそうです!
編み物を全くしたことがなかった輝咲さんは、かぎ針を買うところからはじめ
お衣装部さんに教えてもらって作られたそうです。
楽屋の化粧前に座る時のために作られた座布団。
「これで守ってもらってね。」
と言って渡されたそうです。
座り心地はすごくよかったですと大輝さん。
これまでたくさんの退団者を見送ってこられた大輝さん。
ご自分が送られる立場になった時、なぜ退団者がキラキラしているのかが
分かったそうです。
それは、周りの方がそれだけの愛情をかけてもらっているから。
周りの方にキラキラさせてもらっているんだということを実感されたそうです。
大輝さんが初めて宝塚歌劇を観劇された公演『国境のない地図』で主演をされた
神様のような存在、麻路さきさん。
そして下級生時代にお手伝いをされていて、もともと大ファンだった大空ゆうひさんも
退団公演を見守ってくださったことをとても幸せそうにお話しされていました。
キラキラしていたファン時代から、今の自分に結び付けてくださったお二人は、
大輝さんにとって特別な存在なんですね✨
ちなみに、退団された翌日にされたことはずっと念願だった献血だそうです。
『桜華に舞え』で日本赤十字社の創設者の一人である大給恒(おぎゅう ゆずる)を
演じられた際、役作りと勉強のために赤十字本社に行かれた大輝さん。
その時から、自分も何か役に立ちたいという思いを持ち、
また身近に輸血でお世話になった方がいたことから恩返しがしたいという気持ちを
持ち続けていたそうです。
気合十分で行かれた大輝さんでしたが・・・
ヘモグロビン値が足りず残念ながらその日は献血の夢叶わず・・・
良い血を作って再チャレンジしますとおっしゃっていました。
星組トップスター礼真琴さんと「真琴」というお名前が同じ大輝さんは、
礼さんのことを優しく「こっちゃん」と呼ばれます。
お二人が名前について言葉を交わしたのは、礼さんが芸名でデビューされた時。
「同じマコトという名前を使わせていただきます。」と
初々しいピヨピヨの礼さんが、大輝さんにご挨拶に行かれたのが初対面だったそうです。
同じ漢字を使うことも分かったお二人なのですが、
人見知りの大輝さんと必死の礼さん。
そこで大輝さんから出た言葉は「双子みたいだね~、よろしくね~。」
あとからよくよく考えたら、双子だったら同じなのは下の名前ではなく
苗字だったなと気づかれた大輝さんでした😆
退団公演『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~』で演じられたオムのセリフも
披露してくださった大輝さん。
オムが礼真琴さん演じるビームにかける言葉でした。
大事なのはおまえが誰かなんてことじゃない。
人柄とそれから腕前さ。
まだまだ俺には及ばんがな。
これから自分の座右の銘にしたい、人生の教訓になる言葉を最後にいただいたなと
感じられたそうです。
最初に台本を手にされた時から、役作りの軸にこの言葉を置いて演じたいという思いで
演じられた大輝さん。
19年間男役を極め続けてこられた大輝さんだからこそ言える言葉だったのではないでしょうか。
優しくあたたかい表情で、強さの中に愛があふれる親方オムの言葉を話される大輝さん。
心に響く言葉、感動を再びありがとうございます。
『レビュー・ステイション』20周年にちなんで『20トーク』もさせていただきました✨
番組がスタートした20年前、大輝さんは宝塚音楽学校本科生。
宝塚国際室内合唱コンクールに向けて、同期で合唱の練習に励んでいらっしゃったそうです。
20歳の成人式は、公演中だったので欠席。
正直、いまだに成人式が何かがよく分かっていないんですとおっしゃっていました。
開演20分前は・・・
開演してからどのくらいで舞台に出るかによるけれども、
大輝さんは舞台化粧に時間がかかるタイプで、必ず35分はかかるため、
リーゼントを作っていたころが開演20分くらい前だったそうです。
ちなみに初舞台の時は、開演3時間前に楽屋に入り3時間みっちりお化粧をされていたそうですが、
それでも出来上がらなかったそうです😲
20時は、夜空を眺めることが多かったそうです。
バウホール公演『Hallelujah GO! GO!』で演じた
宇宙に行きたい少年リカルドを演じたことがきっかけで
空を見るのが好きになられた大輝さん。
宇宙について自分も興味を持つために図鑑を買って勉強をされたそうです⭐
宝塚人生を一言で表すとしたら『ありがとう』。
出会った方々が色んな影響を与えてくださって、自分を形成してくれた場所ですので、
瞬間瞬間にありがとうと言いたいです。
色んな言葉で表したいことがあるけれども、すべてをまとめての『ありがとう』だそうです。
これからの活動について大輝さんは、
みなさまの夢と自分自身の夢が重なる機会がたくさんあるといいなと思っています。
自分で自分が未知な部分が多いので、これから自分自身を開拓していくつもりで
色んなことに幅広く挑戦していきたいと思っていますので、
見守って応援していただけるとうれしいですとおっしゃっていました。
今後の活動については、大輝真琴さんのインスタグラムをご覧くださいね👀
ご自分の考えや気持ちを的確に言葉にされる大輝さん。
すべてのみなさんにあたたかい気配りをされる愛にあふれた方でした💙💗💙
退団されたばかりのお忙しい中ご出演くださり、
『レビュー・ステイション』20周年を一緒にお祝いしてくださった大輝真琴さん。
ご出演くださいまして本当にありがとうございます!
YouTubeライブのアーカイブはこちらです!
✨2024年5月11日『 レビュー・ステイション』(大輝真琴さん)✨
なお、大輝真琴さんがご出演くださるにあたり、
株式会社 いづみや本舗様より
「ベルサイユのばら炭酸せんべい」をご提供いただきました。
ありがとうございます。