元宝塚歌劇団 月組 まのあ 澪さん

 

宮村裕美です

 

宝塚歌劇の夢と情報をお届けする『レビュー・ステイション』

 

9月14日(土)は、スペシャルゲストデイをお届けしました!

 

お迎えしたのは、

元宝塚歌劇団 月組 まのあ澪さん

 

 

まのあ澪①

 

まのあ澪③

 

2017年、『Dramatic“S”!』で初舞台を踏まれた103期生。

今年2024年7月7日、

月組公演『Eternal Voice 消え残る想い』・『Grande TAKARAZUKA 110!』

東京宝塚劇場公演千秋楽をもって退団されました。

 

この日は、少しでも涼しくということで、暑さを吹き飛ばすような、まっ白のワンピースでお越しくださったまのあさん。

 

太陽のように明るく輝くキュートな笑顔に癒され、本当にスタジオ中が涼しさを感じるような爽やかさでいっぱいでした。

 

まのあ澪②

 

まのあさんは、宝塚市のご出身✨

幼い頃から宝塚歌劇が身近にあり、初めて観劇されたのは幼稚園の頃だそう。

その公演は、2004年の雪組公演

『スサノオ』-創国の魁(さきがけ)-

『タカラヅカ・グローリー!』

 

初めて宝塚歌劇を観たまのあさんは、キラキラとした世界に憧れをもたれました。

そして、バレエを習い始めたそうですが、バレエ教室を移られると、そのバレエ教室には、宝塚音楽学校への受験コースがあり、お姉さん方が受験されていくのを近くで見ていたまのあさんも、宝塚音楽学校を受験されたいと思います。

 

学校の成績も落さないよう、勉強と受験対策の両立はなかなかにハードな生活で、睡眠時間もしっかりは取れず…と大変だったそうですが、努力の甲斐あって2度目の受験で宝塚音楽学校に合格されました。

 

合格発表の日には、同期となる皆さんを目にして「こんなにも綺麗な人たちがいるなんて!」と驚かれました。

宝塚音楽学校で同期の皆さんと過ごした日々は、とても楽しい毎日だったそうです。

 

これまで、宝塚音楽学校といえば!というイメージで知っていたことなどに、いざ出くわすと「これがウワサに聞いていた!」と、宝塚音楽学校ならではのことに出会えることも楽しく、新たな発見の日々でした。

 

まのあ澪⑤

 

まのあさんをはじめとする、103期生の初舞台公演である、『Dramatic“S”!』。

103期生の初舞台ロケットといえば、アクロバティックで難しい振りやフォーメーションの連続でした。

 

お稽古中に練習を重ねられたのはもちろん、実際に初舞台公演が始まってからも、今日の良かったところ、もっと修正を加えられるところと、ぶつかりあい、よりお客様に素敵なラインダンスを届けられるよう切磋琢磨されました。

 

2021年の『Dream Chaser』は、まのあさんが上級生の男役さんと初めてしっかりと組んで踊られた公演です。

 

100期生の蘭尚樹さんとまのあさんが組まれたのは、ミロンガの場面。

足さばきの難しいタンゴの振り付けですが、蘭さんはどうすれば、まのあさんのポーズや動き等、より美しく見えるかというのをとても大切にしてくださったとのこと。

そして、まのあさんはこの時に男役さんと一緒に組んで踊ることについて学ばれたそうです。

 

自分が!と、自我を強く出すのではなく、どのように踊り、立ち振る舞えばその場面で皆さんと共に、同じ空気感で踊れるのかというのを意識されたそうで、お芝居の中での踊りだけではなく、ショーの中でのダンスも演じながら踊ることを大切にされてきたと、教えてくださいました。

 

月組の皆さんは、ショーの中でも、一個人として強い個性を出すというよりも、その場面がどう踊れば素敵になるのかということを考え、周りとのバランスを見つつ踊られるそうです

 

まのあさんが一緒に踊った男役さんにとって、初めて組む相手となった公演は、

2024年の『G.O.A.T』~Greatest Of All Time~

まのあさんと組んで踊られたのは、雅耀さん。

 

お稽古の時には、踊りはじめるまでは少し照れた様子を見せていた雅さんだったそうですが、いざ踊る時になれば男役らしくかっこよくキザり、エスコートしつつ踊られたとのこと。

また、振りの中で何か新たなことをしてみようと思われた時には、都度まのあさんに事前に確認をしてくださり、色んなことをしてみようとトライする姿が初々しく、素敵だったと教えてくださいました。

 

退団公演の『Eternal Voice 消え残る想い』でまのあさんが演じられたのは、キルスティン。

月城かなとさん演じる、ユリウスに「ティーをお持ちしましょうか?」と声を掛けるセリフがあり、この場面について、その公演ごとにその日の空気感でアドリブで、セリフのやり取りをおこなっていたそう。

 

毎回、公演前に月城さんと話し合って作っていった場面ではなく、その時々のお芝居を大切にセリフを仰っていました。

まのあさんがセリフを噛んでしまった時には、自然な流れでもう一度セリフを言う流れを作ってもらったなど、放送中には何度も月城さんへの感謝と愛を述べられたまのあさん。

 

トップスターと共にお芝居をするなんて、とても緊張してしまう毎日かと思いますが、退団することを決めてからは何も背負うものがない!と、自由にお芝居をすることができたそうです。

 

月組の全国ツアー公演を観に行かれたお話をとても幸せそうにしてくださったりと、まのあさんからは月組の皆さんが本当に大好きだという、月組のみなさんへ対する愛がたくさん伝わってきました。

 

まのあ澪④

 

YouTubeライブのアーカイブはこちらです!

2024年9月14日『 レビュー・ステイション』(まのあ澪さん)

 

まのあ澪さん、ご出演くださいまして本当にありがとうございます!

 

まのあ澪⑥