ムード歌謡男性コーラスグループ篇

10月6日(日曜日)午後5時30分からの「サンデー・トワイライト」は、
予告しておりましたヨーロッパ音楽特集を急遽変更して、
「昭和ムード歌謡・スナック篇~男性コーラスグループ」になりました。

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スナックという言葉はもう死語なのでしょうか。
「いやいや、まだまだスナックは健在だよ、
おれはいつも仕事帰りにスナックに寄って水割りを飲み、
カラオケのマイクを握って熱唱する。
そしたら仕事のストレスもすっきり解消されるんだ」
という方もいらっしゃるのかもしれません。
ぜひお会いしたい。

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私個人としては、スナックというところにもう何十年も足を踏み入れていません。
BARなら知っているけど、スナックという冠を打ち出した飲み屋を知らない。
みなさんは馴染みのスナックをお持ちでしょうか。教えてもらいたいものです。

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さて、そのスナックで思い浮かぶのが、ムード歌謡です。
短絡的、飛躍的な言い方かもしれませんが、先を急ぎましょう。

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そこで今回は男性コーラスグループを特集するのですが、
男性コーラスグループと聞いてどのグループが思い浮かびますか?
ヒゲダンやTravis Japanではありませんよね。
昭和の時代のグループ、ムード歌謡男性コーラスグループの原点ともいうべき
「和田弘とマヒナスターズ」から「黒沢明とロスプリモス」
「鶴岡正義と東京ロマンチカ」の歌を流します。
それぞれ「銀座ブルース」「ラブユー東京」「小樽のひとよ」の3曲で、
共通しているのが「地名」が入っているところです。

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昭和ムード歌謡の特色は、この「地名」が入った歌が多いということで、
東京の盛り場の地名が多いのは、
人が多く集まる地域のことを歌えばそれだけ歌がヒットする可能性が高いわけで、
東京、銀座、赤坂、六本木、新宿、池袋などが取り上げられます。
そうしたなかにあって、「小樽のひとよ」や、
内山田洋とクールファイブの「長崎は今日も雨だった」「そして、神戸」、
秋庭豊とアローナイツの「中の島ブルース」、
単独歌手では、美川憲一の「柳瀬ブルース」をはじめ、
実に多くの地名の歌、ご当地ソングが存在します。
これらの歌は、その地域にあるスナックでもっともよく聴かれたものと思われます。

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そんな話もしておりますので、ぜひお聴きくださいませ。