宝塚大劇場宙組公演 片寄涼太さん・桜木みなとさん囲み取材

樽井美帆です

 

9月13日(土)、宝塚大劇場宙組公演の初日公演を、

『PRINCE OF LEGEND』のドラマや映画で朱雀奏役を演じられた、

LDH JAPAN所属、GENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバー、

片寄涼太さんが観劇されました。

終演後、片寄涼太さんと宙組トップスター桜木みなとさんの囲み取材が行われました。

 

片寄涼太・桜木みなと囲み取材1

 

お二人は笑顔で会話を交わしながら登場されました。

 

まず、初日公演を終えての感想を尋ねられ、桜木さんが

「ドキッドキッの」と言われたところで、

片寄さんが驚いたように「ええ~!素晴らしかったです!」と

おっしゃいました。

「ありがとうございます。」と笑顔の桜木さん。

 

「初日ということで、お客様のグッと集中されている雰囲気が伝わってきて、

震えるものがありましたが、笑い声が・・・笑」

とお話しされると、片寄さんが

「すごかったですよ!あそこまで笑いが起きる作品も、そんなに多くないんじゃないですか?

とっても面白かったです。」

 

「お客様が楽しんでくださっている雰囲気が伝わってきて、

徐々に緊張がほぐれていくような感じでした。

本役の片寄さんに見守っていただいて・・・。」

と、片寄さんのことを本役さんと呼ばれ、桜木さんは感謝されていました。

 

片寄さんは目尻を指差し、

「この辺まで涙出るくらい笑ってました。すっごい面白かったです!」

と、まだまだ興奮が続いているかのような笑顔でした。

 

「嬉しい、ありがとうございます。」と桜木さん。

 

片寄涼太・桜木みなと囲み取材4

 

言葉を交わされながらのとても明るく楽しい雰囲気の中での取材で、

お二人は、何度も大笑いされていました。

 

【初日公演を観劇しての片寄さんのご感想】

自分自身が出演した作品が、このような形で宝塚の皆様に舞台化していただけるということを

本当に光栄に思い、とても楽しみに今日は来ましたが、

予想以上に、もうずっとこの作品をされてたんじゃないかと思うぐらい

皆さんにぴったりの作品で、とっても楽しくて本当にずっと笑っていました。

いろんな嫌なことが吹き飛ぶようなとっても楽しい作品で、たくさんパワーいただきました。

 

片寄さんがこれまでにご覧になったことがある宝塚歌劇は、『1789』と『愛の不時着』。

『愛の不時着』をご覧になったきっかけは、瀬央ゆりあさんが出演されていたので

お誘いいただいてとおっしゃいました。

舞台『HiGH&LOW THE 戦国』で、片寄さんは水美舞斗さん・瀬央ゆりあさんと共演されましたね。

宝塚大劇場での観劇は、この日が初めてだったそうです。

 

「撮影に臨みながら、ここで笑ってもらえたらいいよねと思いながら撮影していたので、

そういった部分が実際舞台になって、リアルタイムでリアクションが返ってくるのを感じ、

すごくうれしく感じたと同時に、ちょっとだけドラマでは感じられない羨ましさもありました。」

ともおっしゃっていました。

 

桜木さんが感じる片寄さん演じる奏の魅力は、生まれながらのプリンス感。

「いやいやいやいや(恐縮される片寄さん)」

良い方なんだろうなぁとにじみ出る品の良さが、とっても王子様だなと感じますと

おっしゃっていました。

 

他の方々のキャラが確立されている分、

どうやって正当派の王子様をそこで確立させるかというところが、

桜木さんはかなり難しいなと感じられたそうです。

片寄さん演じる奏の、何かをするでもなく、たたずまいから出てくるオーラみたいなものが

一番大切なんだろうなと感じ、参考にされたそうです。

 

王子様って難しいなということは、お二人共通の思いだったようです。

 

片寄さんが感じた桜木さん演じる奏の魅力は・・・

衣装の通り、奏という役は真っ白で、実は全然色がない役。

周りにいろんなキャラクターがいるからこそ引き立ってくる役で、すごく不思議な役どころ。

桜木さんが演じられた奏は、一つのステージを背負うスターとして、

そこに立ってらっしゃる桜木さんだからこそ出る奏のオーラがあり、

僕が演じたものとはまた違う、桜木さんならではの奏になっているのかなという魅力を

感じられたそうです。

また、片寄さん自身も、真っ白で無垢な可愛らしさや、ちょっと天然ぽさみたいなところは

意識していたそうで、そういったところも桜木さんがうまく取り入れられていることを感じ、

「奏っぽい!奏っぽい!」と思う瞬間がたくさんあって、とっても楽しかったそうです。

 

「楽しんで演じられていますか?大丈夫ですか?

こんなスターデビュー?ってなってませんか?

僕それがすごぐ心配で。この役?みたいになってないですか?」

と桜木さんを気遣う片寄さんに、大爆笑の桜木さん。

 

片寄涼太・桜木みなと囲み取材3

 

「なってないです!すごい楽しませていただいています。」

と答えられた桜木さん。

安心された片寄さんは

「思い出深い役になってもらえたらなと思っています。」

と、あたたかい言葉をかけていらっしゃいました。

 

王子選手権のミュージカル対決については、桜木さんは楽しまれているそうで、

『ロミオとジュリエット』の扮装もとても光栄だと感じていらっしゃるそうです。

片寄さんは、

「自分たちが演じてきた役がこんな形で、

また違った魅力を発揮してくれているようでうれしいです。

とってもとっても楽しかったです。」

と感想をお話しされました。

 

原作では3代目伝説の王子が選ばれる設定ですが、今回の宝塚歌劇バージョンでは10代目。

宙組10代目トップスターに就任された桜木さんにちなんでですね✨

 

「みんなが迎えてくれる最後の戴冠式の場面が、

野口先生の愛情をひしひしと感じる場面の一つです。

みんなの表情を見ていると、奏なんですけど、ちょっと桜木みなとが出てしまい、

グッとくるものがあります。」

とおっしゃっていました。

 

片寄さんが気になったキャラクターは・・・

理事長!

愛すみれさん演じる理事長・実相寺光彦。

 

「それぞれのキャラクターが原作に忠実な中で、

オリジナリティのある宝塚ならではのキャラクターに仕上げていただいていて、

クセになる楽しい理事長を見にもう一回かい来たいなって思いました。

素晴らしかったですね!

原作で理事長を演じられた加藤諒さんと一緒に観たいです!」

とおっしゃっていました。

 

理事長を演じていらっしゃる愛すみれさんについて、

片寄さんに尋ねられた桜木さんは

「クセ強が上手です😆」

と答えていらっしゃいました。

 

片寄涼太・桜木みなと囲み取材5

 

『この一言で絶対果音ちゃんを落とせるという一言をお願いします!』という質問については、

「ええ!どうしましょう!明日まで一日考えたいですね。」と楽しい片寄さん。

 

桜木さんは、シンプルが勝つんだなと思っていらっしゃるそうで、

すっごいお好きだというセリフを

教えてくださいました。

それは・・・

 

「僕には君しか考えられない。」

 

だそうです!

 

片寄さんは、「おおー!美しいセリフです!」と拍手👏

 

そして、片寄さんが選んでくださったセリフは、

 

「もう一度、果音と運命を信じてみていいですか?」

 

果音という人と運命というものにぶつかって、一度弾けてしまうという関係なので、

こういう言葉を伝えたいなと思いますとのことでした。

 

最後に、羽根を背負って大階段を下りた感想をお話しくださった桜木さん。

 

「あの場に出ると重さは分からなくなりますが、出るまでの間が本当に重くて、

こんなに重いものを先輩トップさんの方々は背負われて、

最後締めくくってくださっていたんだなと、本当に尊敬の念が絶えません。

私もその責任をちゃんと背負って舞台に立たなければいけないなと、

あらためて気持ちが引き締まりました。」

 

そんなお気持ちを胸に、現在宝塚大劇場でお披露目公演の舞台に立たれています。

 

同じ役を演じていらっしゃるということで、

通じ合うこともたくさんおありだったと思いますし、

片寄さんからは、感動冷めやらぬという熱い想いと、

桜木さんと宙組のみなさんへのエールを感じました。

 

片寄涼太・桜木みなと囲み取材2

 

拍手に送られて、二人の奏は、取材会場をあとにされました。