1月14日たからづか8丁目35番地(水)川柳の時間
🌿 水曜日の川柳の時間
カレンダーに予定の丸を書いている 川端日出夫
カレンダーに丸を入れる──そんなささやかな日常があることに、ふと感謝したくなる。普通の生活を続けられる幸せをしみじみ思わせてくれる一句。
はみだしたハートが迷う五分間 カッシュママ
ハートがはみ出すのはどんな時だろう。楽しい時、嬉しい時、辛い時。心はウロウロするけれど、それも五分だけ。すぐに戻ってきてくれる。伊達に長生きしてませんわ。
宿題と一緒にゆるり過ごす日々 和音
外は北風。お茶とおみかんを用意して、さて対峙。山積みの宿題に向き合いながら「ゆるり」と過ごせるゆとりが羨ましい。
願っても願わなくてもご破算で 徳道かづみ
そろばんを入れ始める合図に、こんな言葉を聞いたような気がする。何も疑わず受け止めていたことが、今になって少し怖い。
新年です。頑張っていくしかないか。
既読スルー 煮りんご甘くなるばかり 一橋悠実
熱を加えて酸味が飛び、甘くなっていくりんごの優しい香り。返事を待つ時間も、甘さを増す時間なのかもしれない。
雪の名を異名で溶いてまだ霙 高良俊礼
降る時期や形状で雪はその名を変える。雪になりきれないのは「異名で溶く」からだという発想の深さに打たれた。
肌寒いメランコリーを炊く弱火 薮蔵
メランコリーを抜けるには、土鍋でコトコト温めるのが一番。柔らかい湯気が立つころには、きっと元気になっている。「メランコリーを炊く弱火」という表現の素敵な発見。
すき焼きだご近所に向け換気扇 彫科
荒馬に乗って地の涯宙の涯 凪子
今年もどうぞよろしくお願いいたします。








