宝塚大劇場星組公演『恋する天動説』・『DYNAMIC NOVA』
樽井美帆です![]()
星組公演
ビート・シアター『恋する天動説』-The Wand’rin’ Stars-
ギャラクシーレヴュー『DYNAMIC NOVA』
が、宝塚大劇場にて1月1日(木)から2月8日(日)まで上演されています。
この公演は、2026年幕開けの宝塚大劇場公演。
そして、星組新トップコンビ暁千星さんと詩ちづるさんの大劇場お披露目公演です。
蒼舞咲歩さんが、4月12日東京宝塚劇場公演千秋楽付で退団されます。
新しい年になって、宝塚大劇場にも色々な変化があるようです。
座席料金の一部改定と座席区分の変更。
昨年まで1階席は、SS席・S席・A席の三区分でしたが、
SS席、S+(エスプラス)席、S席の三区分に。
立見エリアがなくなり、そこに新設のS席が作られています。
オーケストラボックスの上部にはネットがかけられています。
また、2階席のお手洗いも改装されていますね。
みなさんは、どんな新たな変化を見つけられましたか?
ビート・シアター『恋する天動説』-The Wand’rin’ Stars-
作・演出/大野 拓史
ミラーボールがオレンジ色に輝き、ホーンパイプとスネアドラムの音が聞こえてきます。
指揮者の西野淳さんがごあいさつをされ、軽やかな音楽にのせて、
星組新トップスター暁千星さんの開演アナウンス。
お正月は「あけましておめでとうございます。」というアナウンスでした。
1960年代、イングランド南東部の海浜リゾート地ブライトン。
労働者階級の若者たちは、三つボタンのスーツでダンスミュージックに興じる“モッズ”と、
リーゼントに革ジャン、ロックンロールを愛する“ロッカーズ”に二分され、
勢力争いを繰り広げていました。
ある夜、モッズのリーダー格であるアレックス(暁千星さん)は仲間とともに、
幼馴染のレスリー(瑠風輝さん)率いるロッカーズと乱闘騒ぎを起こします。
騒ぎを聞きつけた警官隊に阻まれ、アレックスは、スクーターで走り去りますが、
途中、高級ホテルの一角へ突っ込み、気を失ってしまいます。
そのホテルでは、一族の実権を握る祖母から、家同士の結婚を強いられた
花嫁のシンシア(詩ちづるさん)が、まだ見ぬ花婿の到着を待ちわびていました。
気を失いかけながらアレックスが口にした自分の名前―
なんの偶然か、それはシンシアの婚約者と同じ名前だったのです。
突然現れたアレックスを花婿だと思い込んだシンシア。
カーレーサーを目指すシンシアは、目覚めたアレックスにレースの魅力を熱く語りはじめます。
車のメカニックに詳しいアレックスのまっすぐな言葉や励ましは、
これまで夢を否定されてきたシンシアの胸を高鳴らせました。
自分が婚約者に間違われていることに気づいてアレックスは、
別れも告げずにホテルを後にしますが、
シンシアの兄から本物の婚約者が現れるまでの間、婚約者のふりを続けるよう頼まれます。
ロッカーズのリーダー格レスリー、祖母の財産を手に入れようと画策するシンシアの叔父、
本物の婚約者など、様々な人物の思惑も渦巻きます。
違う階級に生まれ、別々の軌道を進んでいたアレックスとシンシア。
関わるはずのなかった彼女との出会いが、夢を諦めていたアレックスの心を次第に動かしていきます。
カーレースのようなスピードで急展開する二人の物語の結末は―。
というミュージカル・コメディ。
暁千星さんは、労働者階級の若者グループ「モッズのリーダー格」アレックス。
青と黒のストライプスーツにカーキ色のモッズコートを羽織った姿、
ふわふわのヘアスタイルが、かっこよくて可愛くて、暁千星さんのイメージにピッタリ。
ベスパ乗っての登場です。
ダンス場面が多いので、暁さんの伸びやかで美しいダンスがたくさん堪能できます。
明るい歌声は、心を晴れやかにしてくれます。
立ち姿やポージングが美しい暁さんのスーツ姿の背中は、最高にステキ😍
若々しく溌剌としたアレックス。
さりげない動きがとてもステキですね✨
アドリブ場面も楽しめますよ😊
詩ちづるさんは、ホテルグループ社長の孫娘でカーレーサー志望のシンシア。
ふんわりと広がったワンピース、ゆるくウェーブした金髪に赤いリボンと、
お人形のような可愛らしさ。
とっても可愛いけど、強気で芯の通ったシンシア。
「やるとなったら負ける選択肢はない」という名言もありましたね。
詩さん演じるシンシア、シンシアの妹キアラ(乙華菜乃さん)、
キアラの友だちケイト(碧羽陽さん)、エリカ(茉莉那ふみさん)の4人が、
恋の予感を歌い踊る場面が最高にかわいいです。
センターの詩さんのヒロインとしての輝きにうっとり🥰
振付も可愛らしく、4人の美しい歌声にも聞き入ってしまいます。
暁さんは、白いタキシードで胸元に青い花。
詩さんはブルーを基調としたドレス。
星組カラーで可愛いお二人。
シンシアが車を運転し、アレックスが助手席に乗って遊園地へ向かう場面では、
自然に会話して自然に笑う暁さんと詩さんがステキ。
暁さんの身長173cm、詩さん160cm、その差13㎝。
暁さんが首を傾けたり、少しかがんで詩さんと目線を合わせることが多く、
その優しい眼差しに胸がキュンキュンします😍
瑠風輝さんは、労働者階級の若者グループ・ロッカーズのリーダー格レスリー。
宙組からの組替えで、星組生として宝塚大劇場の舞台に立たれるのは、
今回が初めてです。
黒髪リーゼントがとてもステキ🤩
リーゼントからレスリーの心意気や信念を感じます。
ダイナミックで色気漂うレスリー。
一筋垂らした前髪を活かした目線がカッコいいですね。
熱い血潮が流れている、武士みたいなレスリーだなと私は感じました。
いつの間にに見てたの?と驚くほど、いつも細やかに仲間を見守り気遣い助ける。
そして、決して恩を忘れない、リーダーとしての素質が素晴らしい、
みんなから慕われているステキなレスリーです。
シンシアの亡き父とは幼馴染で車仲間、王立天文台所長ピート・ダグラスの朝水りょうさん。
公演ごとに渋い色気が増される朝水さん。
空港で、アレックスとシンシアの甘酸っぱい恋を、少し離れたところで見守り、
絶妙な表情で見つめる姿がとてもステキなのに、客席からのクスクスという笑いを起こす朝水さん。
朝水さんの余裕の微笑みと大人の美学に、毎公演惹きつけられます。
とにかく明るく楽しく、そしてほのぼのしたお披露目公演。
元気でパワフルな星組のみなさんと客席の私たちが一緒になって、
星組新トップスター暁千星さんに「大好き-!」と声に出して、
愛とエールを送ることができる公演です。
ギャラクシーレヴュー『DYNAMIC NOVA』
作・演出/稲葉 太地
NOVAとは新しい星を意味する言葉。
新たな星の誕生に心躍らせる人々に見守られる中、ついにNOVA誕生の時がやって来きます。
力強く輝くNOVAに導かれながら、数多の星々を巡っていくレヴュー作品。
開演5分前。
青い星が舞台と客席の天井に輝きだします。
暁さんの吐息交じりの開演アナウンスがステキ🤩
夜会の男女が美しく優雅に歌い踊っていると、
舞台の上の星が金色に輝き、NOVA・暁千星さんが誕生。
眩しいほどの金色の衣装で、星の紳士・淑女とともに喜びを分かち合い歌い踊ります。
暁さんは、とにかく明るくて眩しいですね✨
紳士・淑女はベルベット調の青い衣装。
舞台のセットはゴールド。
最初から最後まで、色彩が美しいショー。
衣装とセット、照明が見事に一つになっていて、トータルの美しさに感動します。
NOVA・暁さんとプリンセス・詩さんは星巡りの旅に出ます。
暁さんと詩さんは、向かい合って、暁さんが両手を「さあ」と差し出して、
詩さんが上から手を重ねることが多いように感じましたが、
その手のつなぎ方がお二人にピッタリですね。
木星はアラビア風の音楽で表現されています。
木星の王は瑠風輝さん。
木星の女たちがうっとり取り巻く美しい王です。
火星はスパニッシュ。
暁さんがムレータを激しく振り回し、ぶれない体幹で美しく踊られます。
ひろ香祐さんの豊かで力強い歌声も感動的。
冥王星はカルナバル。
暁さんのキレキレの決めポーズが芸術的な美しさですね😍
客席降りもあり、熱く盛り上がります。
SUPERNOVA(超新星)では、未来の星々16名が白い衣装でエネルギッシュに踊ります。
曲は、かなりアップテンポにアレンジされた「Over the Rainbow」。
暁さんの初舞台ラインダンスの曲が「Over the Rainbow」でしたね。
力強い瞳の輝き、全身で喜びを表現する躍動感、溌剌とした笑顔。
暁さんの背中を追うかのように踊るみなさんの姿は、とても感動的です。
海王星はタンゴ。
暁さんといえばタンゴですよね!
お披露目公演で暁さんのタンゴが見れてとってもうれしいです。
相手役は稀惺かずとさん。
火花が飛ぶかのような情熱的なとても美しいお二人のダンス。
稀惺さんの女役としての歌声も魅力的です。
トップコンビが白い衣装、星組のみなさんはきれいな薄い水色の衣装で歌い踊る場面では、
この公演後、専科に異動されるひろ香祐さんが暁さんの肩に手をポンと置いたり、
退団する蒼舞咲歩さんが暁さんと肩を組んでニッコリしたり。
様々な愛を持ってみんなが暁さんの周りに集まり、一つになって輝きを放ちます。
綺羅星のダンスでは、碧羽陽さんのダイナミックなダンスと明るく弾ける笑顔が印象的。
暁さんを中心とした大劇場初の男役群舞はライダースーツ!
若々しくやんちゃな感じが、暁さん率いる男役のみなさんにピッタリですね。
暁さん・詩さんによる大劇場初のデュエットダンスは、
角度によっては薄い黄色にも見える優しいアイボリーの衣装。
豪華なパールの飾りがきらめいています。
青く輝く大階段で踊るお二人。
お互いの優しさや思いやりによって不安が解消され、
どんどん二人が一つになっていくようなダンス。
詩さんが暁さんの腕の下をくぐる微笑ましい振付もあります。
エトワールは、月組からの組替えで、この公演から星組生として出演されている天愛るりあさん。
力強い歌声と「スターティン!」という掛け声でパレードがスタートします。
幕が閉まる直前まで「スターティン!」という掛け声で盛り上がり、
エレキギターのカッコいい響きとともに終演。
新しい星組の始まりを強く感じる、まさにスターティンなショーです。
東京宝塚劇場では、2月28日(土)から4月12日(日)まで上演されます。












