3月4日㈬ たからづか8丁目35番地「川柳の時間」
宝塚は雨のたびに春が近づいています。
3月4日(水)の「川柳の時間」は、茉莉亜まりの鑑賞回。パーソナリティは山崎彫科さんでした。
ご投句・ご視聴くださった皆さま、ありがとうございました。
前半のYouTube同時配信ができていなかったこと、また番組終了後に届いたメール投句があったこと、重ねてお詫び申し上げます。
こちらに、前半でご紹介した作品と、番組内で紹介できなかった作品の一部を講評とともに掲載いたします。
✒️ 本日のご紹介句と講評
古女雛明かり揺らげば涙あと/みいちゃん
年月を重ねてそこにある女雛。灯りに照らされ、これまで流してきた涙の跡がふっと浮かび上がるようです。
ふりむけばあなたを染めるミモザの黄/さとすぃ
ミモザは光を放つように咲き、人を一気に染め上げる。春から未来へ向かう希望の色が広がります。
争いもなくウサギ餅つくお月さま/和音
満ち欠けを繰り返す静かな月。争いがないのは人がいないから…という切なさと、平和の中で餅を搗くウサギの姿が重なります。
嘘すこしまぜると弾む裏話/カッシュママ
話者はご満悦。聞き手もその“さじ加減”をわかって楽しんでいる、そんな裏話の空気が伝わります。
飲み込みが悪くて晴れて善人に/一橋悠実
悪事や陰口をのみ込めない不器用さが、かえって善人としての道を照らすこともある。そんな世俗の妙味。
春うらら二番煎じの嘘をつく/徳道かづみ
春光に透けてしまうような嘘なら、二番煎じくらいがちょうどいい。うららかな季節の軽やかさ。
ほどけゆく花のそれぞれに光/高良俊礼
花は朽ちるのではなく、ほどけてゆく。その過程にも、それぞれの光が宿っています。
🌙 茉莉亜まり・3月の川柳
まぼろしの人 眼裏のエクリプス
(エクリプス=皆既月食)
解怨のすーっと抜けて月清か
📚 展示のお知らせ
3月20日〜4月20日、姫路市忍町24「あまかわ文庫」さんにて、画家・造形作家の椿﨑和生まれるさんとの展示「絵の求めたことば ことばの求めた絵」に参加します。
4月11日(土)・12日(日)には、忍町の「羊雲」さんと「あまかわ文庫」1階「シェアキッチンあわあわ」にて、しのくぼブックストリートが開催されます。茉莉亜まりは繊月舎として出店し、羊雲さんの壁面を椿﨑さんとともに飾らせていただきます。
桜の季節の姫路。期間中は姫路城の南エリアで八重桜並木が見頃を迎える頃です。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。








